安心をくれる人、会社、社会。
今日のnoteを書こうと新しいページを開くと、「読んだ本の感想をnoteに書いてみませんか?」という言葉が真っ白なキャンバスに薄く浮かび上がってきた。
「え、書きます!」
どうして?どうしてわかるの?前から聞いてきました?アルゴリズム?私が本のことばかり書いているから...?
あぁ、びっくりした。
びっくりして、もともと書こうと思っていたことを忘れてしまいました。(明日思い出して書きます)
このようにどんどん(みるみる)改善されるプラットフォームをリアルタイムで経験でき、しかも謎のアルゴリズムで度々人々を大混乱の海に放り込むあのSNSやあのSNS(同じアメリカの会社)と違って、「こういうふうに変えました」「これが出来るようになりました」と丁寧に報告してくださるnote。
透明感のない企業は生き残れない時代になったけれど、ここまでの透明感があるプラットフォームもそうないと思う。
インフルエンサーではなくても、プラットフォームのアルゴリズムで投稿が人に届かなくなった、ビジネスに支障が出たという話はよく聞く。がんばって地道にフォロワーを増やしていったとしても、突然、運営会社の都合で消えてしまうこともある。
でもnoteだけは、そういう不安を感じない。
昨日『3時のアッコちゃん』という本を紹介したからと言って、今日紅茶の広告が飛び出てこない。
自由に書ける。くだらないことも。素晴らしいことも。結婚報告も。
ありがたい。
どのプラットフォームにも「ネイティブ」の言葉みたいなのがあって、しばらくそのプラットフォームに住んでみないとその言葉が話せるようにならず、いつまでもちょっと浮いた感じになったりする。
前から思っていたのだが、noteにはその「ネイティブ感」があまり求められない。
文章が面白い人、人生が面白い人、漫画やイラストが抜群に上手な人、ストーリーテリングの天才な方々は、当然どんどん読まれるようになっていく。
でもnoteの良さというのは、そのような才能を持たなくても、使い続けていると少しずつわかってくるものがあるということ。
肌感覚で。
例えばお酒を一ヶ月抜いてみて初めて体がそれを実感する、みたいな。ちょっと違う?(本当に最強な気分です、大変お勧めします、でもビールはまだ好きです)
今のように世界中が大騒ぎになった時、noteがどのように動いているかはっきりと見える。どのような対策を取り(新型コロナウィルスの記事につくお知らせバナー)、どのようなお題を出し(「私の不思議体験」!今!いい!)、どのようなことを考えているか、運営の方々から伝わってくる。
誰もが不安な時に、頼れる存在。
今、毎日アメリカの様々な企業から「コロナウィルス対策」のメールが入る。航空会社、美術館、旅行代理店、ホテルチェーン、レストラン、Zoom、Loom、etc. その中で心が感じられるものとそうでないものを、私たちは普段のその企業のサービスや熱量から決める。
人と人とが、物理的な距離はおいても、心を通じ合わせる必要性が日に日に増しているのを感じる。
企業と心を通わせたい、というのはちょっと変だけれど、その企業の「人」を感じられた時、私たちは安心をもらうのだと思う。
そして今、私たちは何より「安心」を求めている。
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