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新製品「クラウドサイン Sales Automation」のタグライン設計の舞台裏。タグラインを毎年入れ替えるメガSaaSから学ぶ、新規事業の作り方。

マーケティング分野での日進月歩とそれに付随するプライバシー問題が新たな局面に向かいそうです。本日もcookieによる広告追跡の問題が日経新聞に取り上げられ、Webサービス運営者がテクノロジーを用いた広告配信手段を持たないことはないと言っても良いほどの浸透度となっています。

ちょうど1年前のベルフェイスのカンファレンスイベントでそんな話をしました。Salesforceの尽力により、営業活動に顧客管理という概念が浸透し始めていますが、全体で言うとまだまだです。

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クラウドサインで最も活用されている類型の1つが営業活動における「申込書」の処理です。マーケティングから続く一連のセールスプロセスの最終活動が受注活動の証憑となる「申込書」です。だからこそ、営業プロセスの合理化を図るSalesforceやベルフェイスといった製品を生み出す企業群を尊敬し、共に営業活動の強化の方法を共有したいと考えていました。

そんな中、ある課題にぶつかりました。

クラウドサイン利用企業の弱点

上記の通り、一連のセールスプロセスの最終局面が申込書の取り交わしです。従来まで営業が月末になると顧客企業まで申込書を取りに行ったり、郵送してほしいと電話をかける営業活動が当然のようにされていました。これをクラウドサインにするだけで営業活動を助けることができ、新規商談に集中でき、結果として売上が向上するサービスとして活用されてきました。

しかしながら、そこに至る過程には多くのプロセスがあり、最終局面だけの解決では一部に過ぎないと考えるようにもなりました。

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顧客からの問い合わせから始まり、営業活動を通して申込み意向をもらっても、与信審査や申込書の作成、受注、受注後も販売管理部門との連携を行い、支払いが行われるまでを追うプロセスが待っています。ここでの顧客体験を可視化してみました。

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このようなプロセスがかかることがわかりました。問い合わせのための顧客情報をWebフォームに顧客が記入し、それがWeb to LeadとしてSalesforceに取り込まれ、申込み意向をもらったら、管理部に与信審査を依頼し、申込書を作成し、それをクラウドサインで締結。締結後、Salesforceで受注フェーズ移行をし、証憑となる申込書を添付いたします。

一連のプロセスを自動化したい、と思うようになりました。それが実現できるテクノロジーを見つけました。

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新製品ローンチ検討のきっかけ

実は、この一連のプロセスの自動化は9月段階で内部的なテストをしていました。そして1度、9月段階で記事にしたことがあります。「クラウドサインが行う最強のクラウドサイン活用術」だと名付けて、公開したことがあります。ドッグフーディングにより見つかった、最強のクラウドサイン活用術です。

これは自社内で閉じずに、クラウドサインユーザーにこそ知ってほしいと思い、最強のクラウドサイン活用術をシェアしたい。その思いからです。記事公開後、多少の反響もあり、これは新製品になり得る十分な課題が存在すると思うようになり、本格的に新製品としてのローンチを検討し始めました。

それから12月にローンチするまで、3ヶ月。

ローンチまでの3ヶ月間で行ったこと

ドッグフーディングにより、テクノロジーの活用により営業活動が効率的になることはわかっており、そして様々な登壇経験を経て、この原体験が他社にも共通する課題であることも理解していました。様々なインサイドセールスカンファレンスで登壇し、顧客に会い、課題を聞いていたことがここで功を奏しました。

そのため、ローンチするために、どうやって顧客に伝え、課題解決する力が生まれるかの「タグライン」設計と、それを一言で表す「製品名の力」が重要な製品であると内部で検討を始めたのです。以前sansanやfreeeのマーケティングの方から、タグラインの重要性を聞いていたからです。そしてタグラインは毎年見直しを行い、時代背景やメガトレンドを読みながら、導入しやすい必然性を言葉で言い表す必要があるからです。

ラクスルなら「1枚1.1円からのチラシ印刷」、ビズリーチは「即戦力採用なら」、わかりやすい必然性です。

当時タグライン検討を始めたときのサービス仮名は「クラウドサイン FORM」で、メンバーでも内部コードネームとして浸透してました。が、Webフォームから始まる営業プロセスはこの製品の一部しか現していない、と自分から強い反対意見を表明しました。その他にも数クリックするだけで営業活動が自動化するから「クラウドサイン Click」などの案も有力視されましたが、セールスが導入する必然性がなく、モヤモヤしていました。

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(当時の内部資料)

そこで製品は何のために生み出したかに立ち戻りました。原体験です。

そもそもこの製品を生み出したのは、マーケティング分野にはテクノロジーが浸透しているのに何故セールスでは一部しか活用されていないのか、という疑問からです。そして思い返せばマーケティング分野では、マーケティングオートメーション(MAツール)というカテゴリーが生まれており、同カテゴリーで複数の上場企業が生まれているほどの産業であることも知っていました。セールスもオートメーション化すべきだ、というベルフェイスのカンファレンスで話した原体験を思い出しました。

そこから先はコンセプトが決まり、早かったです。

決定したタグライン/製品名

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タグラインの完成品は「マーケティングオートメーションした先の「営業」にもテクノロジーを」で、製品名は営業支援クラウド「クラウドサイン  SALES AUTOMATION」としました。

決まればこれしかないような製品名となり、無事にローンチすることができ、ローンチ時にはマネーフォワード社、リノベる社の導入が決定し、メディア向けの製品説明会をローンチ前日に開催しました。そしてローンチと同時にテッククランチSalesZineに掲載していただき、新製品が世に生まれました。短いようで長い、新製品が誕生した瞬間です。

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セールス向けのイベント共催企業を大募集中

改めてセールス向けの製品を出したこともあり、これまで以上に本格的にセールス向けのイベントやセミナーを実施していきたいと思います。営業プロセスをよくしていく中で、「クラウドサイン  SALES AUTOMATION」を活用していただきたいと思っています。

是非皆様、お問い合わせいただけますと幸いです!
今年もどうぞよろしくお願い申し上げますm(_ _)m

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お読みいただきありがとうございます( ´ ▽ ` )ノ

(´ー`)ノ⌒θ
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SaaS、サブスクリプションビジネスの事業責任者をしており、趣味でスポーツビジネスについてよく調査しています。

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