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【法務の方必見】契約書AIサービスの決定的瞬間。契約書エディター「LAWGUE」のアルゴリズムを徹底解剖(独自スクープ有)

契約書AIレビューサービスの乱立状況

日々乱立する契約書AIレビューサービス。LegalforceやAI-CONが数億円の資金調達したと思えば、四大法律事務所も参入し、どこ契約書AIレビューサービスが優れているのか、同じリーガルテック事業責任者の自分ですら評価が難しい状況だと感じていました。

そして事業責任者目線で言うと、契約書AIレビューサービスが最終的に勝つための市場を理解したいと感じていました。最終的に生き残るのはアルゴリズムが優れたところなのか。或いは、先行者有利の市場で少々アルゴリズムが優れていたとしても先行者が勝ち抜く市場なのか。もっと言えば、アルゴリズムの比較は難しく、法務に最も役立つブランドを確立したプレイヤーが勝つのかとも思えます。

しかしながら、自分自身としてはもっとアルゴリズム比較をして、テクノロジーがどこが優れているかの比較をもっとしていかなければと考えておりました。自社で契約書AIレビュー事業をしていないからこそ、客観的にAIレビューサイトを評価したいと考えていました。

LAWGUEのアルゴリズム公開

そこで、日本法務システム研究所が運営する契約書エディター✖️AIレビューサービス「LAWGUE」のアルゴリズムを独占入手し、本邦初公開致します。LegalforceやAI-CONが持たないと思われる特許申請済の独自のアルゴリズムが、決定打となり得るのか、評価してみました。

これが本邦初公開のモデルです。

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ユーザーが利用した契約書とシステム上の契約書を結合し、クラスタリングし、条項ごとのベクトル表現を得て、コサイン類似度が一定以下の類似条項を除外し、ユーザーが選択した条項を正解と判定し教師データとして残すモデルです。

このモデルを入手し、従来までのAIレビューの考え方と大きな違いが理解できました。これは決定的な契約書AIレビュー/契約書作成エディターになる可能性を秘めていると判断しました。

つまりどうなるかと言うと、法務の方が利用すれば利用するほど、法務の職人的な契約書作成術がその「職人性」を読み取り、その人に適したAIレビューシステムに変貌を研げるのです。A社が利用すればA社に最適なAIレビューシステムになり、B社が利用すればB社に最適なAIレビューシステムになります。C社もD社もE社も自社に最適に変貌を研げます。これは従来までになかった発想です。

従来までのAI契約レビューシステムの場合、一般論として最適な契約審査をレビューし、A社が利用してもB社が利用しても全く同じ審査結果が返ってくるものが多かった認識です。或いは、自社の雛形を予め設定しておき、その雛形の差異を審査結果として返す作りになっているかとも認識しています。

しかしながら「LAWGUE」の場合、ユーザーの選択結果の集積を法務の「職人性」として教師データに学習させていくため、利用すればするほど自社に最適なシステムになるアルゴリズムを有しているのです。この凄さ、伝わりますでしょうか?

WORDから脱却するかどうかの差異

これを可能にするかどうかは、法務の契約書作成のインフラとなっているMicrosoft Wordから脱却するかが大きな経営判断となります。hubbleや他のAIレビューサービスも基本的にはMicrosoft Wordを前提としたシステム設計となっています。

しかしながら、(常にインターネット環境で正解情報をクラウド側に返す作りになっていれば可能ですが、いずれにせよローカル環境では難しい)ローカル環境で生成された契約書はその作成過程が教師データとして学習されず、自社に最適なシステムになるアルゴリズムにはなりません。その威力を十分に活かすためにはクラウド環境で、Microsoft Wordから専用契約書エディターSaaSに移行する方が良いとの経営判断がなされました。これが他のサービスとの最たる差になります。

短期的にはMicrosoft Word準拠の方がよくとも、いずれ決定的なシステムの差になる。痺れる経営判断でした。

だからこそ、以下のようなことも可能です。これも本邦初公開です。例えば就業規則を「LAWGUE」にアップロードすると、法令改正が反映された影響範囲化を自動アラートが可能になります。

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他にも、条項別にクラウドで学習しているため、利用者自らの条項トレンドが可視化し、上司の利用頻度の高い条項、メンバーAの利用頻度が高い条項などを炙り出し、「職人性」を定量分析できます。

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LAWGUEエコシステム「LAWGUEマーケット」

最後に震えたスライドもGETしました。当然ながら本邦初公開。LAWGUEにプラグインマーケット(筆者がわかりやすいように名前をつけています)が開設され、参考契約書となる英文契約書300万本を追加したり、日英中の翻訳機能を実装することが可能です。

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Salesforceの「AppExchange」、Appleの「AppStore」のようにサードパーティーが提供するプラグインをLAWGUEにインストールすることが可能です。現在で予定するプラグインは上記スライドの通りですが、今後も追加予定となるでしょう。


上記が自分が入手した現時点の「LAWGUE」の情報です。既に官公庁などでも利用がスタートしており、まだステルスで潜っている時期ですが、爆発前夜のリーガルテックサービスと独自情報を元に世に出したいと思います(一応投資先企業で利害関係者ではありますので、その点だけフェアに開示いたします)。

まだまだ群雄割拠のリーガルテック市場。アルゴリズムレベルでの検証はまだまだ行われていないため、自分の役割として、世にわかりやすく翻訳して今後も情報開示していきたいと思います。

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(´ー`)ノ⌒θ
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SaaS、サブスクリプションビジネスの事業責任者をしており、趣味でスポーツビジネスについてよく調査しています。
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