弁護士が中小企業診断士試験を1発で合格した話①~なぜ司法試験受験を目指したか~

予告のとおり、本日から、数回に分けて、「弁護士が中小企業診断士試験を1発で合格した話」を書いていこうと思います

今回は第1回目、ということで、「①そもそもなぜ司法試験を受けようと思ったのか」について、です
ちょっと長くなってしまったので、今回はそのうちのパート1として「なぜ司法試験受験を目指したか」です

この診断士を受けたことと関係あるの?
という声も聞こえてきそうですが、読み手としては弁護士になる前の方も想定していますし、診断士を取ることになる原点でもあるので、ま、読んでやってください

1 弁護士に関心を持つまで

私が弁護士に関心を持ったのは高校生の時でした

きっかけは、当時の世界史の先生の授業です
その授業は世界史を壮大なストーリー小説を聞かせてくれるようなもので、とっても好きな授業でした
その中で、各国の憲法制定の歴史をストーリ仕立てで学びました
それを聞いて、これは知らないと損をする、法律というルールを知って、その中でうまく生きていかないといけない、という思いに駆られ、弁護士を目指しました

2 司法試験の学習スタート

そして、大学に入って、早速司法試験の勉強を始めよう!と思ったのですが、ここで壁にぶち当たります

その壁とは、

・ダブルスクールをしないと受からないが、それにはかなりのお金がかかる
・司法試験を受けるためにはロースクールに行かないといけないが、そのためには大学でいい成績を取らないといけない


ということです
今思えばダブルスクールしないと受からない試験ではないですが、当時は司法試験を受ける人はみんなどこかしらの予備校に行ってました

これは少し中小企業診断士試験とは異なるところですね
現に私は診断士試験ではあんまり受験指導校を利用しませんでしたので
診断士的にいえば、弁護士業界は参入障壁がものすごく高い業界、なんですよね

それはさておき、

私の生まれ育った家庭は、両親や兄弟に恵まれましたが、お世辞にも裕福な家庭ではありませんでしたので、ダブルスクールのお金をどう捻出するか、が問題になりました
また、謙遜でもなんでもなく、私は学校の成績を取るのがすこぶる苦手(授業を聞いていられないし、学校の成績より受験勉強、という感じでした)なので、これは困ったぞ、という事態になりました

当時はまだロースクールの受験者もそれなりの数がいましたので、トップロースクールに入ろうと思うと、それなりの成績を取る必要があったのですよね
この点は現在は状況が違うかもしれませんね

とはいえ、初心忘るるべからず、ということで、ダブルスクールのお金は奨学金(これは今でも返済が続いています。。)で賄い、学校の成績は何とかしよう、という感じで勉強を開始したわけです

3 司法試験の勉強の内容

司法試験の勉強というのは、ざっくり下記のような感じで進みます

①試験科目の基礎講義を受講する
②論文対策講義を受講する
③演習を繰り返す

この流れは中小企業診断士でも大きくは変わらないですかね

私は伊藤塾という司法試験専門予備校のインターネット講義を受講していました
大学1年生から受講をスタートし、①の基礎講義の受講を大学1年生が終わることには受講を終えました

そして、論文対策になるのですが、ここでまた壁に当たります。。。

4 勉強ストップ

当時、色々あって、ほとんど司法試験の勉強ばかりしていたのですが、私の親しい人にはそこまで司法試験を目指している人もおらず、一人で勉強していました

すると、論文対策になり、司法試験の難しい問題にあたるようになると、モチベーションがガクッと下がってしまいました

あと、単純に勉強がそんなに面白くなかったのもあります

今思えば、最初から全部わかろうとする資格試験勉強にありがちな間違いを犯してしまっていました

この先で語ることになると思いますが、資格試験の勉強は過去問の反復、が唯一無二の近道です
最初からわかろうとするなんてことは無謀で、司法試験では学問的なところから技術的なところまで、幅広く聞かれるので、繰り返すしかないのですが、そのことには当時気づいていませんでした

というわけで、せっかく費用をかけて勉強を始めたのに、勉強が止まってしまいました

5 勉強再スタート

そんなこんなで、一度ストップした勉強を再スタートするのは1年以上経った大学3年の12月です

きっかけは、当時入っていた大学のゼミです

大学3年になると周りはインターンだったり、ロースクールの勉強を本格化させたりと、それぞれの進路に向けて歩みを始めだす頃です

そんなころ、私は、全く進路が決まっていませんでした

そして、試しに大手企業のインターンを申し込んでみると、もれなくお断り
私にはやりたいことも行きたい企業も大学生活での実績もなかったですし、これといった特技もなかったので当然ではありました

ところで、私の入っていたゼミはかなりえぐいゼミで、1週間の内かなりの時間をゼミの活動に費やされるところで、法曹を目指す人も一般企業を目指す人もいましたが、どの集まる人も意識の高い人ばかりでした

実際、同期それぞれの就職先は法曹、商社、金融機関など、大手ばかりです

そんななかで私は、当初全くゼミでの議論についていけませんでしたが、ももまれているうちに、議論に参加できるようになり、私も弁護士を目指せるかも、という意識が芽生えました
その反面、就活をしてもどうせいいところにはいけない、という思いもあり、弁護士になれば一発逆転もあるかも、という思いで大学3年12月に弁護士になろう、という決意を新たにしたのでした

6 まとめ

そんなこんなで、大学3年12月に勉強を再スタートするわけですが、思いのほか長くなってしまったので、今回はこの辺でしめます

意外と記事を書くのは難しいですね。。。

予定していた数の倍くらいにはなってしまうかもしれませんが、ご容赦下さい。。

そして、これに懲りずご覧いただければ嬉しいです

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