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象は何を食べますか。草です。草だけであんなに大きくなるんです。


「つまり、サラダを食べてダイエットはできないのです。」 

 これ、グラミー授賞式直前のVLIVEでBTSジンさんが言っていた言葉です。 

 そうか、そんなこともあるかもしれぬなあと思いながら、また同時に、いや、象と人間では体の構造が違うのだろうとか、さにあらず、サラダだけ食べてて調子が良い人もいれば、鮮度の高いお肉をいただくほうが命輝く方もいるのだろうよ、などと思いを巡らせます。 

 それにしてもなんだろうか、 食の世界が、ずいぶん変だなあ。 

 人体と食物の関係において唯一解はなく、各自の最適解を各々が探し求め、且つ、互いに尊重し合うということしかないのだろう、と考えるにつけ、その思いに反するように、食に関しての会話が妙に窮屈になってきたなあと感じています。

 食べ物とその人との親和性。
 結局ここに尽きるのだろう。

そしてそれは、命への向き合い方ということになるのだろう。

そこにはイデオロギーもセルフブランディングも介在の余地はなく、ただただ食す人の、“深き善き快”あるのみ、と思っていて、その快の種は星の数ほどあるのじゃないかしら。 自分と全く同じ惑星の配置で生まれてくる人は26000年に1人、と言われているそうで、ならば、食の適性も26000種あるのじゃないかしら。

みんな違って、みんな良い。
 仲良きことは美しきこと哉。 

 スーパーフードは、本当にあなたにとってのスーパーフードなのか。 
 発酵物は果たして万人に有効か。


 友人の中で数人、昔からお肉が食べられなかったという人がいて、それぞれとても健康そうで幸せそうです。何より髪の毛がとても健康。あと歯も。見ていて気持ちの良い人たちで、基本野菜や発酵物、たまに少しだけお魚、そして精神的に病んだ時、モスバーガーに救われた、という食に関しては基本全方位礼讃な人たちで、ああ、素敵だなあと清々しい思いで見つめています。 

 一方で、10年前くらいのことだったろうかな、旧友の家に遊びに行ったことがありました。彼女はずいぶん昔からアシュタンガヨガをやっていて、肉や魚を一切食べず、朝はナッツ、その他豆や野菜などベジタリアンと呼ばれる食事をしていたそうなのだけど、会うたびにどんどん肌が黄色くなっていって、何より歯が明らかに、なんというのか、健やかではなかった。大丈夫なのかな、と心配したけれど、彼女は情報の最先端を行っている自覚を持っていたのだし、私はといえば、最先端もなにも、美味しいと思うものを家族と食べる、というそれだけのことで暮らしていたのだから、何も言えなかった、言えない圧のようなものを感じていました。

 その後彼女は生理が止まってしまい、低体温になって、病院に通うようになり、食事を見直したそう。 そして件(くだん)の10年前の逢瀬では、照りの良い豚肉や、牛を野菜と煮込んだスープ、キッシュ、などなどの料理が並んでいて、彼女はといえば光り輝いていて、見ているこちらが幸せな気持ちになりました。

 「色々試したけど、結局食にタブーを作らないことが1番ヘルシーなのだと思う」 と言っていたその言葉が印象的でした。

食にタブーを作らない。
自分の体で感じてみる。

それが一番健やかなんじゃないだろうかな。

でも今は食のタブーだらけですね。情報量の増加を鑑みれば、それも致し方ないことかもしれません。 食の多様化が進んだことや、食物アレルギーの増加や、もっと言えばそれらを引き起こした、地産地消からはるか離れて食自体がグローバリゼーションのベルトコンベアに乗ってしまったこと、 便利の裏側の哀しみみたいなものに、食が巻き込まれて行ってることに起因するのだろうと思います。


どちらにしても、地球に生まれてきた私たち。
 ミクロコスモスである人体はまだまだ未知。

 光だけで生きてる方もいれば、光だけで生きている人に憧れて体を壊している方もいれば、肉愛が高じて自分で狩猟を始めるくらいの情熱の持ち主もいれば、ファッションでスーパーフードを取り入れている方もいます。

さてさて、そんな世界の中、私はどうなんだろうかといえば、 産後4年目くらいから一気に老化加速するという話は本当だったようで、代謝が極端に落ちていきます。高齢出産はなるべくしないほうがいいし、産後はほんと、寝てなくちゃダメだった、といたく痛感しながら、まずは基礎代謝の向上と筋力増強。

一定量の水摂取と小麦抜き、継続できる筋トレを大腿筋と大臀筋メインで行い、経過観察していこうと思っています。 

 運動とても苦手だけど、筋力の低下はいかん。いかんよ。加えて背中が硬いので、ストレッチも。

あぁ、、、正直な話、大変面倒である!寝ている間に、妖精かそれとも新種のトレジャーDNAか何かが、筋力増強、代謝向上しておいてくれないだろうか!




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