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0スタート〜プライドを捨てた教師〜

8.12

今日は逗子海岸の「SUP体験」に行ってきました。

オンリーワンです笑

ほとんどが友人や家族連れでした。

どなたもとても楽しそうでした。

さて、昨日ある先生がMLにてこのように返信してくださいました。

>>>教室はまさに「多様性の宝箱・見本市」です。
ですから、教師自身に様々な体験・経験・成功・失敗などあった方が良いです。
ですから、教育技術を高めるだけでは、様々な子供たちに太刀打ちできません。

今日はその「教師自身の体験、成功、失敗」を意識して体験に臨みました。様々な気づきを得られました。有り難い限りです。感謝いたします。

忘れないうちに体験が終わった後、私が感じたことを箇条書きにしました。

8.12
サップ体験を通して何を感じたか
・一人取り残される寂しさ
・教えてくれる人が自分を気にかけ、声をかけ、近づ
 き、できるまで見てくれ、教え、褒めてくれたとき
 の嬉しさ・喜び
・教えた後も気にかけてくれた嬉しさ
・最後まで諦めない気持ちがどんなものか再確認
・できたと思ったらできなかった残念さ
・何度転覆してもやり直そうとする自分の心の強さ
・海の流れに身を任せ、脱力する気持ちよさ
・海に盛大に落ちる気持ちよさ
・試行錯誤を繰り返し、少しずつできるようになって 
 いく自分への嬉しさと楽しさ
・0からの体験を通して、できたときの気持ちと中々  
 できないときの気持ちを味わえた

今回は、「失敗と成功」について発信いたします。

私は人の目を気にする大人です。
勉強している分、変なプライドがあります。
もっと言えば“いらないプライド”です。
ただただ自分を守るためにあるものです。

だから、普段の自分よりもスマートにカッコよく見せようとしてしまいます。
そして、それは子どもたちの前に立つときほど如実に表れるのです。

そんな私は今日数10回転覆しました。
何度も何度もボードから落ちます。
落ちた後は、海中に沈みなんとも格好悪い姿でボードによじ登ろうとします。
他の方はというと、うまーくスイスイと前の方へ進んでいきます。
「悔しい!」そう思い何度も挑戦しますが、上手くいきません。
後ろには誰もいません。私だけです。ポツーンと置いてけぼりにされた…そう感じました。

何故かはわかりませんが、海に浮かびながら
ふと、子どもたちのことを思い出しました。
「あぁ、いつも色んなことで遅れてしまうあの子もこんな気持ちなのかな」そう思わずにいられませんでした。
私も教室にいる子どもたちと同じように「0スタート」でした。
何度やってもできない。悔しい!どうして!
はじめての体験を通して、そう思う子どもたちの心に少し近づけたのかなと思います。

一方、格好悪くボードによじ登ろうとする私をみたスタッフの方(指導者)は「みんなできてますよ〜」とか「何やってるの!早く早く!」とか一切言いませんでした。そんなこと言われたら誰だって「もうやりたくない!」という気持ちになりますよね。しかし、そんな言葉を私が子どもたちに浴びせてしまう場面は多々ありました。
では、なんと声をかけたか?
お兄さん、左手でオールをしっかり持って、そうそう!上手です。そのあと膝と全身を使って漕いでみましょう。そうです!うまいですよ〜。
笑顔で教えてくれました。丁寧にできるようになるまで。決して馬鹿にするような言葉はかけませんでした。
もし私が子どもだったら嬉しいでしょう。やる気になるでしょう。
そのスタッフの方は私ができるようになった後も後ろを振り向き、笑顔でグッドポーズをして励ましてくれました。
心からじんわりと嬉しい気持ちが湧いてきました。
褒められたり、勇気づけられたり、励まされたりするとこんな気持ちになるのか…。ハッと気づかされました。

上手く漕ぎながら立てるようになったときは、本当に嬉しかったです。
達成した!できた!そんな思いでした。
稚拙な言葉でしか表せられませんが、それはきっと大きな“成功体験”として私の脳と心に刻み付けられると思います。
大人でさえそうなのですから、子どもたちはより大きな達成感を得られるでしょう。

もしも、いらないプライドを持った私であれば塩梅で失敗しないように変に上手くやろうとしていたでしょう。失敗すると格好悪いと思っていたでしょう。
無防備に、私らしく、0スタートで始めたからこそ気づけた、近づけた「子どもの思い」。

勇気を出して、ポチらなければ得られなかった学びです。

また1つ成長できました。

私が体験した逗子のサップ体験のHPです^_^
ぜひ皆さまも体験してみてください!

https://www.asoview.com/item/activity/pln3000018403/

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