自分の中のやましさと向き合うこと

人は見たいように見て思いたいように思って信じたいように信じる。中には思い込みだけで生きてる人もいる。そうしないと壊れてしまうからでしょう。

そういう人にとって事実とは客観性には全く基づかず、主観が全てです。ある意味嘘で固めた人生かもしれません。

主観で生きる人にとって、自分が出来ないことをする人出来ない生き方をする人は妬みの対象です。根に持つのです。きっと心のどこかで自分が自分に嘘をついてると分かっているからでしょう。やましさを感じてるってことですね。劣等感があるのだと思います。それを認めたくないからこそ、あるいは自分のポジションを脅かす存在と感じるからこそ、嫉妬して排除するのではないかと思います。あるいは誰かに狙いをつけて攻撃して鬱憤を晴らすとか。

世の中にある他者への攻撃は多種多様です。いじめやハラスメントやマウンティングや集団から疎外するような行為、あるいは誰かを貶めるような行為をなくすことは、不可能とすら思えます。

本来ならされる側ではなくてする側がカウンセリングを受けて自分に向き合う必要があると思います。でも、そういう側は往々にして権力や多数を背景にしており、責任から逃れることが容易です。そしてさらに多くの人は見て見ぬ振りをするのです。

虐められる側にも問題がある。この歳になってすら周りからそんな声が聞こえてきます。幼稚で愚かで卑劣な考えにも程がありますが、こういう人は虐める側の心理を持っている人です。そして世の中には大の大人でもそういう人が大勢います。

状況を変えるにはまず自分のやましさに向き合うこと。といっても嘘で固めた人生を生きる人には難しいはず。そんな勇気もないでしょう。

兎角この世は難しいです。自分と向き合うと時に絶望感に捉われますが、どん底から這い上がって少しはましな人間になろうと足掻き続けている気がします。

難儀な人生も悪くない、この頃ようやくそう思えるようになりました。まだまだこれからです。

End





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