ラテアートはエンターテインメント

コーヒーを飲み比べるようになってから、たくさんの気付きがありました。

同じコーヒー豆でも抽出方法によって味がまた異なる事です。

ドリップコーヒーでも、ドリッパーが違えば味が異なりますし、エスプレッソでも味が異なります。その中でもカフェラテはまた違った表情を見せてくれて、甘味が強くなって、コーヒーが苦手な人でも飲みやすくなります。

初めてのラテアートに感動

初めて目の当たりにしたラテアート。

そもそもコーヒーの上に絵が描けるなんて想像もしてなかったですし、原理も全くわかりませんでした。

厳密にいうと、この写真はカフェラテではなくカプチーノで、注ぐミルクフォームの違いで異なる商品になります。

見た目も美しいカフェラテはもちろん味も最高で、これを飲んだ時にさらにコーヒーにハマることになりました。

どうやって描いてるの？

ラテアートって、どうやって完成するか知っていますか？

こんな感じで描きます。

エスプレッソに、スチームして空気を取り込んだフォームミルクを注ぎ込むことで完成します。フォームミルクを注ぎ込んでエスプレッソとミルクを混ぜて作っていくんですが、単純に注いでしまうと混ざってしまって綺麗に絵を描くことができません。

動画のようにまず、エスプレッソの下にミルクをくぐり込ませてから、ピッチャーを液面に近づけて描き始めます。これが本当に難しい。

そしてこれが僕の初めてのラテアート。

もはや丸でもないし、ヒゲみたいなのが生えてるし、真ん中じゃないし。

本当にひどいもんですが、これが2年経過するとこうなります。

めちゃくちゃ練習しました。笑

見た目も美しいラテアートですが、飲んでも美味しいんです。

これには理由があって、エスプレッソが適切にちゃんと抽出できている状態で、ミルクスチームが正しく行えていないと、ラテアートはできないんです。なので、見た目の美しいカフェラテは、味も間違いないということができます。

このように、ラテアートは美味しいカフェラテの一つの指標にもなり得ますし、見た目の美しさはお客さんの感動体験にもなります。ラテアートはおもてなしの一つだと思っています。

感動を届けるために

僕がカフェラテを提供するときにラテアートをするのは、僕自身の感動体験があって、みなさんにもその感動を体験してほしいからです。なので、僕自身も綺麗に描くことを追求していますし、そのためにラテアートの大会に出場したりもしています。世界にはまだまだうまい人がたくさんいます。

その中で、僕のカフェラテで誰かの心を動かせるように頑張りたいと思っています。