事変001

色松クラスタに履修してほしいKing Gnu6選

※二次創作・腐に関する話題に言及しています。

はじめに

King Gnu。
BANANA FISHのタイアップ曲となった「Prayer X」が一部オタクの間で話題になり、「白日」でメガトンヒットを叩き出し、ついには2019年紅白歌合戦出場を成し遂げたバンドである。一見鬱屈とした無彩色な雰囲気をまとった楽曲は、力強さ・美しさをリスナーに届けている。

という感じで書き始めたが、この記事の趣旨は音楽論とかではない(その手の記事はすでに山ほど書かれていると思うので各自で探してください)。
タイトルの通り、(特にシリアスな作風やマフィアなど裏社会感のある派生を好む)某六つ子の次男と四男(以下:色松)クラスタの皆様に、ぜひ聴いてほしいKing Gnuの曲があるという話だ。

こんな記事を書こうとしたきっかけは、丸1年ほど前にさかのぼる。
当時リリースされたばかりの2ndアルバム「Sympa」を聴いていたところ、とある曲で「あれ、これ色松みたいだ」という感覚に襲われたのだ。
いやもうちょっと詳しく言語化してくれよ!と思われるかもしれない。それは重々承知しているのだが、上記の感覚に至った経緯を理論的に説明することは、残念ながらわたしの技量では困難を極める。
代わりにといっていいのかわからないが、色松みたいだと感じたときに思い浮かんだものをもう少し具体的に述べよう。

『日はすっかり暮れ、遠くには都心の煌めき。されど今ここに観客はいない、歓声もない、あるのは切れかけた街路灯のスポットライトだけ。明日の予定なんてないから、今宵はふたり、この灯りの下で踊るのも悪くないか。』

上記を読んで情景を思い浮かべてくださった読者は同志になれるだろう。
さらに今月リリースの最新アルバム「CEREMONY」に至っては、「色松のためのアルバムじゃん!!!!!!」という感想を抱いてしまったのだ。

ということで本題に入る。
これまでに発表された曲から、とくに強めの幻覚が見えた6曲をその内容と併せて紹介する。一部でカップリングを連想させる記述をしているが、その際左右どちらでも解釈できるように努めた。
なお1stアルバムからセレクトできなかったことについては申し訳なく思っている。

Sorrows

最初に聴いたときから、毎回「オレと二人なら、喜びは二倍、悲しみは半分になるさ!」みたいなことを語りかけてくる次男が頭をよぎってしまうのだ。痛々しい笑顔とともに。
あと英詞の割合がちょっと多いのも次男っぽいポイントになっているだろう。

It's a small world

こちらは四男目線。「君の世界に僕も生きられるなら」も「大人になんてなりそびれたままでいいの」も、四男の思いだと考えるとこみ上げてくるものがある。
全体的に落ち着いた曲調なのも四男っぽさを感じる一因かもしれない。

Bedtown

前述した情景を思い浮かべた曲がこれである。カップリングとして色松を見ている人間には深く刺さると思うのだ。
「僕らだけの言葉で話をする」だと、何ランゲージか言ってみなさいな(下世話)。

どろん

どこかの廃倉庫で目覚めた四男。目の前にはハサミと、次男に爆弾を渡しておいたという旨の手紙。それを見た四男はハサミを手に走り出す。いっぽう次男は見知らぬ人間から「大切な人に渡してあげて」と小さな箱(=爆弾)を手渡され、四男にそれをプレゼントしたいと思い歩き出す。そんな経緯でそれぞれ都会の雑踏のなかを疾走or闊歩するふたり。すれ違うもののなかなか出会えなかったのだが、最終的に家の前とかで合流、ニヤリと笑う四男…。
というところまで想像ができたので、あとはどなたかに映像化していただきたい。

小さな惑星

2月下旬~3月中旬あたりにちょっと遠出しようかということになって、家での食事ではまず出ないおいしいもの食べたり釣り堀行ったり路地裏の猫と戯れたりして、帰り道に「たまにはこうして過ごすのも悪くないな」「けど結局やってることあんまり変わらないよね」とか話しながら帰るところまでは思い描けた。

Teenager Forever

ノーマル色松(というか六つ子全般にもいえるが)との驚愕の親和性の高さを覚えたのがこれだ。
将来どうなるかなんて考えていないor考えたくないのだけれど、それよりもむしろ、今なんだかんだしているときのほうに価値を見出してるんじゃないかな…などと思いを馳せている。
あと単純にMVのパロディを見てみたい。

おわりに

以上、独断と偏見と想像力によって選曲したが、他の色松クラスタによる解釈もぜひ聞いてみたい。
我こそはという色松クラスタは、この記事にコメントするか、わたしのTwitterにリプやDMで送っていただきたい。
CEREMONYツアーの当落結果とともにお待ちしております。