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遠くオアシスの記憶

アクセサリーを作りはじめてから

薔薇のモチーフに惹かれることが多い!
ということに
(今更ながら)気がつきました。

いままで制作してきた
お花系のアクセサリーは

薔薇を主役にしたものが結構、多いんです。

この薔薇好きには
2つの理由がありまして、

1つは母が薔薇好きで
幼いころから身近だったこと、

そしてもう1つは

高校生の時に知った
「砂漠の薔薇」の話が関係しています。

砂漠に咲く薔薇、
お聞きになったことがある方は
いらっしゃいますでしょうか。

響きからして
ロマンにあふれる素敵な表現だと
思うのですが、

なにげなくネットを
いじっているときにこの言葉に出会って

自分の心の中に
宝物がまた1つ増えたような気がしました。

果てしなく広がる砂の世界に

そっとたたずむ一輪の薔薇の姿が
思い浮かびました。

興味がわいて
もっと詳しく調べてみたところ

実際には
植物の花ではなくて、

砂の中の成分が固まってできた
結晶や石のことを指すらしいです。

たしかに
細かく削られた石のヘリや模様が

重なった花びらのようにも見えます。

条件としては
オアシスなど水場があった跡地に
出ることが多いことも分かりました。

もちろん個体差はあるので
綺麗に花の形になったものばかりでは
ないのですが、

それでも
この砂色の石に薔薇の姿を重ねて

「砂漠の薔薇」と名付けた人の
甘く、情緒的な感性には感銘を受けます。

砂漠という厳しく、過酷な地で
生きていくためには

そうした
身近なものに夢をみる力も
知らずに育まれているのかもしれませんね。

少し話は逸れますが
私が好きな本で

長野まゆみさんの『カルトローレ』という
作品がありまして、

そこには「白の砂漠」というものが
でてきます。

文字通り
一面白い砂でできた真っ白な砂漠なのですが

そこに生きる旅の民たちの
なにげない暮らしの描写もとても美しくて
心惹かれました。

砂漠の中では
やはり「水」は大変貴重なようで

その一滴さえ無駄にせず、
大切に大切に使っている姿が
あちこちに描かれています。

現実世界でも、
彼らのような砂漠の民にとっては

オアシスの記憶を秘めた
「砂漠の薔薇」は

私たちが感じる以上に特別な意味を
持つものなのかもしれませんね。

最後に
今回の薔薇の話にあやかって

作品を一つだけ紹介させてください。

お花好きさんにも根強い人気の
ミニ薔薇&パールのネックレスです。

満開の大輪の姿ではなくて

あえて開きかけの、
若干うつむき加減の薔薇が

控えめで可憐な雰囲気です。

花びらの反り返った感じや
葉っぱの一枚、若干カーブした茎まで

細かいところまで
丁寧に作りこまれた綺麗なパーツです。

蕾に見立てた白いパールを
ぐるっと絡めるようにして
仕上げております。

パールは
微妙に大きさの異なるものを使用して

開き具合によって
成長がまちまちな蕾の感じを

表現できるよう努めました。

薔薇のエレガントな佇まいを
パールが引き立てていて

個人的にも好きなデザインです。

砂漠の片隅でひっそりと花開く、

そんな薔薇の姿を重ねて
楽しんでいただきたい一品です。

下記にリンクを貼らせていただきますので

ご興味をもたれた方はぜひ
詳細をチェックしてみてくださいね♪

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今回も最後までお読みいただき
ありがとうございます。

いくつか記事を書いていて

今までの自分の、
色んなジャンルの「好き」が

ちょくちょく
作品に繋がっているのだなーと
改めて実感しております。

これからも
素敵だと思うもの、風景、ヒトやコトを
忘れずに積み重ねていきたいです。

時々脱線してしまったりする時も
あるとは思いますが汗、

どうかゆるりと
お付き合いいただけたら嬉しいです**

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