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エビデンス十分でオススメの一冊「一度太るとなぜ痩せにくい? 食欲と肥満の科学」

健康系の書籍では、珍しく納得感のある一冊でした。というわけで、今回は「一度太るとなぜ痩せにくい? 食欲と肥満の科学」を読了しました。

健康系の書籍はたくさん出版されているものの、著者の思い込みであったり、論文の結果を拡大解釈しているものもちょいちょい見かけます。

先日感想を書いた「その病気、その疲労、「隠れ油」が原因です!」も、正しい情報の中にチョコチョコ怪しい情報があり、読んでいてなんだかなあ、と思ったものでした。

「一度太ると...」の方は、
・人が太るときに身体でどのような仕組みになっているのか
・太りにくくするはずのホルモンがどのように効きにくくなっていくのか
・糖や脂がなぜ太りやすくなるのか
などを、十分なエビデンスとともに詳しく解説してくれている良書でした。

突き詰めていくと、いつも結論は「バランスの取れた食習慣と運動」というところに行き着くわけですが、「なぜ太ってしまうのか」を知っておくとNGな行動の理由がわかって、習慣も変えやすくなるのかなと思います。


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