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本当にさようならOrigami pay。優れたサービスも終了せざるを得ない時代。

知名度はイマイチながらも、個人的には愛用していたOrigami Pay。メルペイへの統合、実質的な消滅が発表されていました。そして2020年6月30日、ついにサービスが終了しました。

過酷なPay覇権争いの中で淘汰されてしまった「Origami Pay」ですが、こんな優れた点がありました。

1. 洗練され見やすいアプリ

オレンジを基調に統一されたデザインは見やすく、サカナクションが手掛けた決済音は都会感を感じる独特のものでした。

「ペイペイッ!」みたいな、いかにも!という感じではありません。

2. 「ポイント還元」ではなく「キャッシュバック」

例えば1%キャッシュバックで100円の買い物の場合、
・100円の買い物で1%のポイントが付与
ではなくて、
・100円の買い物で1%キャッシュバック(つまり99円で決済)
されます。

ポイントの「使い忘れ」や「期限切れ」を気にしなくてすむ、非常にありがたい還元の仕組みになっていました。

3. 各店のポイントは「キャッシュバック」前の金額に付与

ドラッグストアなど、独自のポイントシステムがある店、結構ありますよね。「毎週○曜日はポイント5倍!」なんて日もあったりして、うまく活用していきたいところです。

Origami Payの場合、100円の買い物をすると99円で決済され、キャッシュバック前の100円に対してポイントがつきました。ポイント○倍の日には、お得がさらに増したわけです。

Origami Payの敗因

そんな優れたOrigami Payですが、Paypay、LINE Pay、楽天Payといった「大きいバックのついたPay」に破れ去ってしまいます。親会社の豊富なキャッシュによる「キャッシュバック体力勝負」に負けてしまったんですね。

そして、使えるお店が広がらなかったことも敗因の一つですね。なんだかんだで「決済方法」なので、いろいろなお店で使えてナンボ、みんなが使って便利でナンボ、なんです。

それにしても、優れたサービスが破れ去っていくわけですから、生き残るのには実に厳しい時代になりました...。



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