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Recipe|10月のフィンランドレシピ 〈ビーツ入りハンバーグ&玉ねぎのソテー〉

フィンランド出身のフードコーディネーター・ヨハンナさんに聞く、季節のフィンランドレシピ。10月は、フィンランドでよく食されている栄養豊富な根野菜、ビーツを使ったお料理をご紹介します。

●Lindströminpihvit(ビーツ入りハンバーグ&玉ねぎのソテー)

『秋が深まり、肌寒くなってきている時には、体が温まる根菜料理を食べたくなりますよね。フィンランドでは、色鮮やかなビーツをピクルスにして保存するのが一般的ですが、収穫の季節には採れたてを様々な料理に使います。その中の一つがビーツ入りハンバーグ。かわいいピンク色は野菜が苦手な子供でも食べたくなり、給食の人気メニューにもなっています。(ヨハンナさん)』

【材料】(2人分)
*ビーツ入りハンバーグ*
合いびき肉 150g
ビーツの水煮 50g
玉ねぎ 25g

A 卵 1/2個
A パン粉 大さじ2
A 生クリーム 大さじ1

オリーブオイル 小さじ1/2
ケイパー 4個
タイム 小さじ1/2
塩 ひとつまみ
ナツメグ ひとつまみ
黒こしょう 少々

無塩バター(焼く用) 5g
オリーブオイル(焼く用) 小さじ1

*玉ねぎのソテー*
玉ねぎ 1/2個(100g)
水 50ml
無塩バター 5g
オリーブオイル 小さじ1
砂糖 小さじ1/2
塩 少々

【作り方】
1:ビーツをすりおろす。卵を溶き、パン粉と生クリームを合わせて吸収させる(A)。ハンバーグ用玉ねぎの皮をむき、みじん切りにする。タイムとケイパーをみじん切りにする。ソテー用玉ねぎは皮をむき、1cmの輪切りにする。

2:フライパンにオリーブオイルを入れ、中火にかけ、みじん切りにした玉ねぎを加えてしんなりするまでに炒め、バットに取り出して粗熱をとる。

3:ボウルにひき肉を入れ、塩、ナツメグと黒こしょうを加えて粘りが出るまで手で回すようにこねる。ビーツ、炒めた玉ねぎ、Aの溶き卵、タイムとケイパーを加えて均等になるまでに混ぜ、4等分に分けて小判型のハンバーグに成形する。

4:フライパンにバターとオリーブオイルを入れ、弱めの中火にかけ、ハンバーグを並べて焼き色がつくまで約2分焼き、ひっくり返して裏面にも焼き色がつくまで約2分焼き、蓋をして弱火でさらに約4分蒸らして火を通す。

5:玉ねぎのソテーを作る。フライパンにバターとオリーブオイルを入れ、弱めの中火にかけ、玉ねぎ、砂糖と塩を加えて軽く焼き色がつくまで両面を炒め、水を加えて蓋をして2分蒸す。

6:皿にハンバーグを乗せ、玉ねぎのソテーを添える。
マッシュポテトを添えたり、ハーブを散らすと、よりフィンランドらしい仕上がりに。

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おうちごはんが増えた今、こちらのブログでは月に1度、フィンランドの家庭で親しまれている手軽で美味しい季節のレシピをお届けしています。

次回は11月21日(土)の予定。ぜひ楽しみにしていてくださいね!

【レシピ考案者】
ヨハンナ・ノウシアイネン
フィンランド出身。2014年からは料理関連のサービスに携わり、2017年にフードコーディネーターの資格を取得。現在は幅広く北欧料理を広める活動を行っている。メディアやカフェ向けの北欧料理メニューの監修・プロデュースからスタイリングやトークイベントを実施。フィンランド料理教室の講師としても活躍中 。
Instagram: @hokuofood.meirami