Lifestyle|フィンランドのクリエーター図鑑 〈18.メルヴィ・パサネン〉
首都ヘルシンキから北へ100km。国内で2番目に大きなパイヤンネ湖の玄関口として知られるラハティは、フィンランドで最も南にある湖畔の町です。フィンランドの地形は、氷河期の影響を強く受けていますが、中でもラハティにはモレーン(氷堆積)やエスカー(氷堆丘)などの氷河地形が色濃く残っています。
例えば、町の中心から数十キロ北にあるプルッキランハルユは、今からおよそ1万1000年前、フィンランドを覆う大陸氷河が衰退を始めたときに、氷河の下を流れる流氷によって削り出された砂や岩などの