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#231 職場でコミュニケーションがとれないとどうなるか(前編)

仕事を円滑に進めるためには
コミュニケーションが何よりも大切です。

しかし、分かっていながらも実際は
適切な情報共有やコミュニケーションができず、

ディスコミュニケーション 
(コミュニケーションが機能していない状態)

に陥るチームがとても多いです。

プライベートでもこの状態を放置しておくと、
周りの人もあなたから離れていくことになりかねません。

ですので、業務やチームメンバーに悪影響を
もたらす前に、できるだけ早く改善や対策が必要です。

今回は、ディスコミュニケーションの及ぼす影響について
お伝えします。

少し長くなりますので、対応方法は後編でご紹介しますね。

1.コミュニケーションがとれない理由

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コミュニケーションはうまくとれているから大丈夫。

そう思われる方もたくさんいらっしゃることでしょう。

ですが、あなただけがコミュニケーションを
とれている、と思ってはいないですか。

コミュニケーションをとっている「つもり」の場合、
以下の2点が原因で、実は周りのメンバーと
コミュニケーションがとれていないという可能性があります。

あなたの職場環境をイメージしながら、
似たようなことがなかったか振り返ってみてください。

(1) 伝えたつもりになっている
メンバーに仕事を任せたにも関わらず、
予想と全く違う成果が出てきたことはありませんか。

心当たりがある方は、もしかしたら仕事内容を
正確に伝えた「つもり」になっているかもしれません。

自分が適切に説明したと思っても、相手が理解できない、
別の解釈をする、ということがあります。

あなたの中では当たり前のことも、
相手にとっては当たり前ではありません。

相手の理解不足、と済ませるのではなく、
相手が理解できる説明ができていたか、振り返ってみてください。

(2) 話の内容を省略しすぎている
話の背景をある程度理解していれば問題ありませんが、
特に経験のないことや情報量が少ないときに
話す内容を省略しすぎると、全く別の解釈をされる可能性があります。

とはいえ、別の解釈をされる程度であればまだいいんです。

特に相手が経験の浅い人だと、
何を言われているのか
どのような状態なのか
全く分からない状態になることもあります。

意味が分からない話を聞いていると、
相手の理解力はどんどん低下します。

こんなの知ってて当たり前!というのは
あなただけかもしれません。

配慮が不足している伝え方は今すぐやめましょう。
お互いにとっていいことはありません。


このような状態になっている場合、
これからお伝えする弊害が起こる可能性があります。

2.コミュニケーションがとれないと起こる弊害

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コミュニケーションがとれないと
会話がしにくい雰囲気の職場になります。

…それだけ?

そう思われるかもいらっしゃるかもしれません。

一見コミュニケーションがとりづらいだけの
問題に聞こえるかもしれませんが、
これは企業にとって大きな問題になります。

なぜなら、完全に個人でおこなう仕事以外では、
チームメンバーや上司とのコミュニケーションが
必要不可欠だからです。

それにも関わらず、仕事の悩みや、業務上の対応などの
相談をしにくい状態が続くと、大きなトラブルに
発展するリスクがあります。

例えば、

✓ スタッフ同士のつながりが減る
✓ 業務にトラブルが発生しやすくなる
✓ スタッフの意欲が減退する
✓ 企業の評判が悪くなる

このような弊害が起こります。

(1) スタッフ同士のつながりが減る
最初に、スタッフ同士のちょっとした会話がなくなります。

仕事に集中できそうに見えますが、横のつながりが減ると
その分相手の性格や仕事に対する考え方を理解しにくくなり、
お互いに見えない壁が生まれます。

コミュニケーションがとりづらい状態だと、
わざわざコミュニケーションをとろうとしなくなるので
お互いのことが分からず、関わろうと思えなくなっていきます。

(2) 業務にトラブルが発生しやすくなる
コミュニケーションがうまくとれない状態が続くと、
仕事内容に対する理解のズレが起こるようになります。

人と関わりたくなくなると、仕事もできる限り
一人で完結したくなるので、情報も共有されづらくなるのです。

このような状態にならないためにも、
ダメージが小さいうちに改善が必要です。

初期段階では、大きな被害になりにくいですが、
これが続くと業績や取引先からの信用を失くして
しまう可能性もあります。

(3) スタッフの意欲が減退する
コミュニケーションがとれず、様々な場面でズレが
大きくなると、職場自体に嫌気を感じるようになります。

相手の言っていることが理解できないし、
自分の言っていることも理解してもらえない。

そう強く思い込んでしまい、意欲が減退していきます。

コミュニケーションが満足におこなえないと、こうして
スタッフの気持ちまで変化していきます。

従業員満足度が低くなると、やがて
生産性の低下、離職率の増加などの影響が出ます。

(4) 企業の評判が悪くなる
スタッフの不満が大きくなると、企業自体の評判が悪くなります。

現代では簡単にインターネットで情報発信ができるので、
口コミサイトなどで自分の会社を批判することも
できてしまいます。

例えば、転職情報サイトに「職場の雰囲気が悪い」と
書かれると、求職者からの応募が減り、優秀な人材の獲得が
難しくなります。


このように、「たかがコミュニケーション」と
思って軽んじていると、気づいたときには取り返しが
つかなくなっていた、ということになりかねません。

3.まとめ

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いかがですか。

今回はコミュニケーションの重要性を、
「コミュニケーションがとれないなるとどうなるか」
を想定しながらお伝えしました。

コミュニケーションが取りづらくなると、
スタッフ同士の信頼関係が崩れる原因となります。

また、企業としての信用にも影響を与える
可能性もあることから、早めに改善する必要があります。

後編では、コミュニケーションを円滑にする方法について
お伝えする予定ですので、よければぜひご覧ください。

今回はこれで終わりにします。

ではまた。

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