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秋分の日・ラオス流おはぎカオトムの作り方

ちょっと前に夏至だって行ってたと思ったら、今日はもう秋分の日になるんですね!お墓参りいけないので、ご先祖様に感謝して、こちらから手を合わせておきます。
で、秋分の日のお供え物といえばおはぎ。

ちなみにおはぎとぼたもちの違いってわかりますか?
まぁ有名な話なので皆さんご存知かとも思いますが、一応。
牡丹餅とお萩餅って書くとわかりやすいかもしれませんね。
ということで、春分の日がボタモチ、秋分の日がオハギらしいです。
でもこれも諸説あったり、地域によっても色々だったりするので一概にはこれが正解ってわけでもないんですけどね。これが最も有力な説なんじゃないかな〜って思ってます。

そしてラオスにもおはぎじゃないですけど、お供えするときの定番品があります。
このnoteでも度々記載してるかもしれませんが、それがカオトム

カオトムってどんな料理?

カオトムとは、もち米(カオ)バナナの葉っぱで包んで(トム)蒸した(炊いた?)お供え物。ちなみに包む葉っぱや包みかたによっては違う呼び名があるそうです。
米の中にバナナを入れたり、炒めたココナッツを入れたり、砂糖入れたり、黒豆を入れたり(ささげの豆)、黒米で作ったりとご家庭やその時あるもので色々なバリエーションがあります。

家庭の味ってやつなのか同じ材料で作ってもなぜか家族によって違う味がするから不思議ですね。

カオトムの作り方

材料はご覧の通り。
洗米したもち米
ささげの豆
バナナ
バナナの葉っぱ

まずはバナナの葉っぱをだいたい25cmくらいに裂きます。
包丁やハサミなど使わなくても気持ちいいくらいスッと裂けます。

4分割したバナナを乗せて
(ココナッツがあればこの時に入れるそうです)

米をこれくらい。
これを上手にクルクルって巻いてためていきます

こんな感じ。
この巻き方動画撮影だったので写真がなくすみません。ちなみにこの段階ではまだ何も結んでいない状態。

なのでそれを解けないよう注意深くとって、いくつかを纏めさらにバナナの葉っぱで包みます。
バナナの葉っぱはほんと色々つかいますね

それをここアルミの道具にいれて、水をひたひたまで。
あとは蓋をして火にかけるだけですが

燃やした火をよく見ると青唐辛子が笑
カオトムとは関係ないのですが、火を起こしたついでに唐辛子を焼いてご飯のお供を作るそうです

でこの状態を維持して。。。。
なんと4時間位かかるんだそうです!!
火の守りも大変だ!!

で、待つ事4時間
出来上がったカオトムがこちら。

中はこんな感じで薄らバナナの葉っぱが写って緑色になります。

カオトムのお味は?

味はほんのり甘くほんのり香る餅米という感じで美味しいです。ウォンさんとこのは特に自然の味。
おはぎのような甘甘じゃないですが、優しく美味しいお供物です
個人的にはやっぱり落ちたココナッツが入ってるカオトムが今のところベストですね〜
これはめちゃくちゃ美味しいですよ!!!

これがマイベストカオトム。別の日のですが炒めたココナッツが入っていて甘くて香ばしいカオトムです

以上、今日は秋分の日に合わせてラオス流のお供物の記事をお届けしました。
時が経つのが早くて、日々のことに追われてる人も今日は少しの時間でもゆったりとして、先祖へ感謝の気持ちを向けてみるのもいいのではないでしょうか?

サポート頂いた場合は、食べれる森作りを中心に、南ラオスの自然を大切にする農場スタッフのための何かに還元させてもらいます。