めっちゃ美味しい!は世界を繋ぐ。
ラオスと行き来するようになって約3年。
海外で何かを始め、続けるのに大事なのは現地の人との信頼関係と実感しています。そして信頼関係を築くには、表面の会話でなく心と心の会話。
でも文化も違うし、感覚もおおいに違う。
日本人同士でも難しい心の会話。
海外では一層心を通わせるのは難しかったりします。
だけど、どこも共通していることがあります。
最も簡単で心が通う瞬間。
それがご飯を食べた時。
同じ釜の飯を食べた時。
そして一言。
めっちゃ美味しい!
ウォンさんが笑顔になる言葉
ラオスの農場も同じ。
農場のみんなは基本的にとっても優しくて、色々やってくれます。
それで私はコプチャイ(ありがとう〜)って言うんですが、ふふふって笑って終わるんです。
分かち合いの精神が残っているから、助け合うってのは普通のこと。
だからコプチャイって言われても、
「まぁ別に普通のことしただけだし」
って感じなのかもしれません。
だけど、農場のみんなが家から持ってきてくれた果実や、料理を食べて、
「セーブライ!!!(めっちゃ美味しい!)」
って言うと、
「セーブボ?(美味しいでしょ?)」
といってめっちゃ笑顔になるんです。
そして私は良くみんなが食べているところにお邪魔します。
「何食べてるの〜?」って。
そしたらだいたい「一緒に食べなよ」って誘ってくれるんです。
遠慮せずにその場に加わって、現地の人と同じものを同じところで、同じスタイルで食べるようにしています。
そして私はセーブライの連続。
そんなこともあって、みんな次々に色々と教えてくれます。
昨日もウォンさんの奥さんがカオトムって料理を作ってくれました。
いっぱいできたので、全部も食べないのですが、私は必ず少しでもその場でいただきます。そしてもちろんセーブライ!!
ウォンさんも奥さんも笑顔満点
あ、でもこのセーブライは計算して言っててはダメですよ。
本当に心から美味しい!って思った時にセーブライ!って言うと通じるんです。
で、思いました。
「めっちゃ美味しい」って言われて嫌な人はいない
笑顔で全力で、めっちゃ美味しい!っていえれば世界中友達になれるんじゃ無いか?
って。(もちろん美味しく無いのに無理に言う必要はないんですが)
笑顔で全力で
「めっちゃ美味しい!」
この一言で作ってくれた人と一気に距離が縮まります。
「これはどこどこの何々をどうしてるから美味しいですね。」
なんてグルメ気取って、言ってないで、まずは単純に「めっちゃうまい!」
これだけ。
レストラン行っても、食堂行っても、もちろんご家庭の夕食でも言ってみましょう「うわ〜めっちゃうまい!!」
想像してみてください
例えばとっても嫌いな上司がいるとします。
そんな上司にある日自分の手料理を振る舞う機会が。
で、その上司が料理を食べて笑顔で一言
「ナンジャコリャ!めちゃくちゃうまいじゃないか!」
その一瞬。あなたは上司のことが嫌いなの忘れちゃっていませんか?
もう全部今までのことは帳消し!なんては行かないかもしれませんが、少し許せたりしませんか?
タイでもインドネシアでもめっちゃうまい
それで思い出してみました。
各地で言った、めっちゃ美味しい!
やっぱりどこでもみんな例外なく笑顔になりますね!
そして大抵「もっと食べろ」っていっぱい出て来ます
インドネシアでも現地のバティック職人のお家でお昼ご飯。
エナックスカリー!!の連発。
いや、本当に美味しいんです!
もうこれだけで一気に打ち解けます。
タイで養蚕農家を訪ねてた時も、現地の人と食事
アローイ!!
一気に場が和みます。そしてやっぱりこれも食べろって。
で、応用。東南アジアはだいたい辛いのが多いので、「これは辛い!!」
なんて驚きながら、それでも汗かきながらパクパク食べると、もうそれで家族みたい。
みんな笑ってます。
そういえばイギリスの田舎のおっかさんとこ言った時も、「美味しい!」が合言葉だったな〜。発音が違うって直されましたがw
でも昔はそんなに美味しいって感情を全力で言ってこなかったから、もっとあちこちで全力の美味しいを言ってみればよかった。
今晩は是非ご家庭でも
と言うことで、これを読んだみなさま。
恥ずかしがってないで、今日からご家庭でも言いましょう。
「めっちゃうまい!」
そして「嬉しい」とか「ありがとう!」ってのも自分も相手もハッピーにするとっても簡単な言葉ですから是非付け加えてください。
そしてこれもまたいいですよ!満面の笑みでの、”おかわり!”
森永@ミルキクさんからのリクエストでおかわりがハッピーワードに加入しました
嬉しいこととか有難いことって、毎日あるんですけど、気づきにくいですよね。だから毎日ある食卓で言いましょう。笑顔で心から。
「美味しい!」って
文化の違うみんなともこれで心が打ち解けるんです。こんないい言葉使わない手はないですよ〜。
ついでに今日の朝ごはん
このところ腸内を草で掃除するために草粥を続けているのですが・・・今日も草粥のつもりがウォンさんの奥さんが昨日カオトムを作ってくれました。
なので急遽バナナの花とバジル・草の炒め物に変更。
バナナの花は、農場食材の中でも1・2を争う美味しさ!プロに調理してもらいた食材の一つです。炒めるとシーチキンのような味がするって勝手に思ってます。そしてかなり食物繊維豊富なので腸には絶対いいです。
で、朝から自分にも料理にも言ってみました
美味しい〜!って。
これでバナナがまた喜んで美味しい花をつけてくれるかな〜・・・
最後に
美味しい料理を追求する
素材を工夫して美味しくする。
美味しい食卓を作る
ってやっぱり素晴らしいことだな〜って
人間が人間らしくいる最も大事なことの一つなのかもしれないな〜
って大げさに考えてました。
今日も美味しい料理を工夫してくれている人たちへ、美味しい食材を作ってくれている人たちへ、そして自然へ、敬意と感謝の念を込めてありがとうを!
美味しいって言葉が増えて、みんなの周りで幸せな時間を築いてくれますように。
サポート頂いた場合は、食べれる森作りを中心に、南ラオスの自然を大切にする農場スタッフのための何かに還元させてもらいます。