衰退国はスポーツで国威発揚する

タイトルの通りです。なお旧ソ連のような準覇権国家も含むで、です。特に旧東欧諸国は貧困や計画経済が70年代で既に破綻していたのにスポーツで国威発揚してた貴重なお金がIOCにも流れて居たのです。彼ら東欧諸国の指導者に待っていたのはチャウセスクのような公開銃殺処刑です。

逆に高度成長国は国威発揚する必要がないのでスポーツに力を入れなかったり自国のマイナースポーツで満足します。
・インド
・インドネシア
・エチオピア
・ケニア
・ベトナム
・フィリピン
・パナマ
・ガイアナ
・中東産油国(サウジ・クウエート・カタール・UAE・バーレーン)

また高福祉国家もスポーツにあまり興味を持ちません。というかスポーツは健康維持のためであって国威発揚の道具じゃないって事を理解しているのです。
・アイルランド
・デンマーク
・アイスランド
・ノルウエー
・スウエーデン
・フィンランド
・スイス
・ルクセンブルク
・オーストリア
こういった国は「スポーツ健康福祉」という思想の国で真にスポーツというものを理解している国です。

なお戦後復興期や高度経済成長期の日本は相撲やプロ野球と言ったマイナ―スポーツで満足してました。東京オリンピック1964の時にちらっとバレーボールで国威発揚したことは確かにありますがあれは当時女子に至ってはたったの6か国(男子でも10か国)しか参加しておらず勝手に日本が盛り上がっていただけです。実はオリンピック競技って当時は参加が5か国以下だとスポーツ単位で参加できないのです。つまり当時のバレーボールという競技は所詮日本とアメリカのマイナースポーツに過ぎないのです。東洋の魔女とか言って一瞬盛り上がりましたがそんなスポーツで勝っても「空しいだけ」ということに当時の日本人はオリンピック開催後に気が付きました。やっぱ経済がうまく行っている時代はメジャースポーツに興味を示さないのです。

さてそんな日本も国威発揚するようになってきました。特にバブル崩壊直後のJリーグ発足以後からです。国内経済や国内政治がうまく行かないと国ってスポーツの方に国民の眼をそらさせようとするのです。

そんなことしている暇があったら次世代の産業育成に力を入れればいいのにw

なので経済が順調に成長している今の旧東欧諸国(現・中欧諸国)を見てください。スポーツで国威発揚などしていません。昔の反省をもとにスポーツで国威発揚することは「恥」と彼らは認識しているわけです。逆にフランス、イタリア、スペイン、南米の数か国、日本、ロシアなどの衰退国はスポーツで国威発揚します。

スポーツで国威発揚して経済も順調って国は超大国アメリカとイスラエルぐらいです。イスラエルはもう常時戦争している特殊な国なので除外します。中国の経済がいよいよ怪しいです。やっぱり経済がうまく行かない国はスポーツで国威発揚します。中国はもっとインドを見習った方がいいです。

「「衰退国日本!」」

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しかしさぁ柔道なんてマイナースポーツでよくここまでやるよな衰退国フランスは。「JUDO」なんてガチで知ってる奴日本国外でどのくらいいるのかね。

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