シャドーイングが難しいと感じるなら4つに分けるとうまくいきます
英語の発音をよくするために、よくシャドーイングがよいと言われています。
僕もたしかにそう思います。
しかしシャドーイングって難しくないですか?
YouTubeとかで実際にやっている人を見て真似してみても、舌がまわらなかったり、音声についていけなかったり……。
僕が不器用なだけでしょうか(;^ω^)
でもそういうときにおすすめなのが、
シャドーイングを4つのタイプに分けて1つずつこなしていく
というものです。
その4つとは
1:プロソディシャドーイング
2:調音シャドーイング
3:発音シャドーイング
4:発音・コンテンツシャドーイング
です。
1:プロソディシャドーイング
プロソディシャドーイングではプロソディだけをシャドーイングします。
プロソディというのは、英語のメロディやリズム、音の長短などのことです。
英語のプロソディは英語らしさを形作っています。
プロソディシャドーイングのいいところは、thとかrとかの音の作り方を無視してできるところ。
ぶっちゃけ、ハミングででもできるし、『な』とか『ん』といった少ない音だけでも英語のプロソディを真似できます。
そのため、シャドーイングの負担が減らせる。
それでいて、英語らしさにひつような英語のプロソディを身につけられるのです。
具体的には、
1:英語の映画やドラマを英語音声+日本語字幕で見る
2:意味を一瞬で把握したら字幕から目を離す
3:英語のプロソディに耳を傾ける
4:プロソディだけをシャドーイングする
という流れです。
2:調音シャドーイング
調音シャドーイングでは調音だけをシャドーイングします。
調音とはどうやって音を作るのかということです。
英語だとたとえばthやrの音の作り方などです。
調音シャドーイングでは大切なことが1つあります。
それは、プロソディとちがい、どのように英語の音を作るのかがわからなければ調音シャドーイングができないということです。
そのため、先に英語のどの音をどのように作らなければならないのかを学んでおく必要があります。
なぜなら、日本語脳で育ってきた僕たちは、たとえばthの音を聞いてもsの音と区別ができず、どちらの同じように発音してしまうからです。
調音方法を勉強するなら、例えば英語の会などがおすすめです。
調音方法を覚えたら、調音シャドーイングをします。
調音シャドーイングのよいところは、調音だけに集中すればよいのでシャドーイングの負担が減るところです。
よく音声を聞いて意識的に口元を動かすようにしましょう。
具体的には、
1:英語の映画やドラマを英語音声+日本語字幕で見る
2:意味を一瞬で把握したら字幕から目を離す
3:英語の音に耳を傾ける
4:調音を意識してシャドーイングする
という流れです。
※プロソディシャドーイングのときと同じドラマや映画を使うと効果大です。
次から紹介する発音シャドーイングやコンテンツシャドーイングでも、やはり同じドラマや映画を使うのがよいです。
3:発音シャドーイング
発音シャドーイングは発音だけをシャドーイングします。
いわゆる一般的にシャドーイングと呼ばれているものです。
実はプロソディと調音を合わせたものが発音です。
この段階ではすでにプロソディシャドーイングと調音シャドーイングを行っているので、両方に慣れているかと思います。
そのため今回は、プロソディも調音も意識したシャドーイングを行います。
練習の成果を見せつけてやりましょう!
具体的には、
1:英語の映画やドラマを英語音声+日本語字幕(or※英語字幕)で見る
2:意味を一瞬で把握したら字幕から目を離す
3:英語の音声に耳を傾ける
4:プロソディと調音を意識してシャドーイングする
という流れです。
※英単語や英文法がわかる人は英語字幕に挑戦してみましょう。
4:発音・コンテンツシャドーイング
発音・コンテンツシャドーイングは意味と音声を意識したシャドーイングです。
シャドーイングは発音の練習によいとされます。
しかし英会話で必要なのは、
英語の音声から意味を理解する・させる
ということです。
そのため、英語の音声と意味を合体させる(英語を聞いて英語で理解)練習をしておくのもよいです。
この段階ではプロソディシャドーイング、調音シャドーイング、発音シャドーイングですでに3回同じドラマや映画を字幕で意味を確認しつつ見ている状態です。
そのため物語の流れやセリフの意味の大半が頭に入っています。
ですから、意味と発音の両方を意識してシャドーイングすると効果があります。
具体的には、
1:英語の映画やドラマを英語音声+字幕無しで見る
2:物語を思い出しながら、英語の音声に耳を傾ける
3:意味と発音の両方を意識してシャドーイングする
という流れです。
シャドーイングを4段階に分ける意味
ぶっちゃけ、発音シャドーイングが初めからできる人はプロソディシャドーイングや調音シャドーイングをする必要はありません。
僕はできませんでした。
調音に意識が行くとプロソディが疎かに。
逆も然りでした。
それで考え出したのが、発音を細分化してステップ化した4つのシャドーイングの練習方法です。
シャドーイングやってもできない~という方がいたら、ぜひプロソディシャドーイングから試してみてください。
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