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素敵と出会う

トロントで素敵なお店に出会いました。

一軒は以前からグーグルマップで調べて気になっていた、女店主一人で切り盛りされているカフェ。

トロントで一人でお店をされているってほかに見かけなかったかも。
あるんだとは思いますが。

きっといいお店に違いないと思っていた通り、居心地のいい、店主さんの好きが詰まったお店でした。

3日間続けて通ったのですが、初日お店に向かう途中で店主さんじゃないかと思う人とすれ違い、お店に着くと閉まっていて「二分で戻る」みたいなことが貼り紙されてありました。

そして戻ってきた人はやはりそのすれ違った女性で、元気で弾むように歩く、親切な、美味しいものを作る明るい方でした。

二日間は娘たちは仕事なので一人で行って、トロント最終日の朝は娘と一緒に行きました。

娘も気に入って、また一人で来るわと言っていました。

常連さんたちが来ていて、地元の人たちに愛されているカフェ。

パンもバターも美味しい



もう一軒、娘がパートで働いているレストランがとても素敵なお店でした。

春夏はお店の裏庭に客席が作られて、外で食事をします。

お店に着くと娘の同僚の人たちがみんな、順にいい笑顔と共に娘に挨拶をしに来てくれていました。

娘から、みんなほんとにいい人たちだと聞いていましたが、お店に着いた瞬間それがすぐに伝わります。

この日はミシュランのトロントでの授賞式の日と重なり、スタッフ二名が出席して不在で、娘も休んで食事に来ていたのでかなり忙しそうでした。

去年に続き今年もレストランは星はもらえなかったけど、ミシュランガイドにお勧め店として載るんだそうです。

香りや食感を繊細に表現したお料理たちはどれも美味しくて、ハーブや花の香りも爽やかに使ってあります。

野菜のうまみを上手に引き立てていて、人参がすごく甘いしアーティチョークも美味しかったです。

トロントでは珍しく、前菜二皿はお箸で食べました。

自家製ハムやサラミも美味しい


初めて何日か時差ボケをしていました。
とても眠いまま食事をしていて、オーナーシェフや授賞式から戻ったマネージャーさんが忙しい中も挨拶をしに来てくださったのですが、ぼーっとして料理の感想などもお伝えできずでした。

忙しい中の、お二人の手短な挨拶のときもやはり温かなお人柄を感じました。

ほんとにこんないいお店で娘が働けていることが奇跡のよう。
娘には失礼だけど。
でも本人もそう言っていました。
採用くださったことに感謝しかありません。

いいところをたくさん吸収して、素敵な人たちからその態度や感覚、センスなどを学んでほしいです。

店内を流れる音楽も素敵でした。
聞いたことのない日本の曲が流れて、それもまたおしゃれです。

食事が済んで帰るとき、また皆さんがお別れの挨拶をしてくださいます。
ほんとに全員がそうなんです。

みんながするからそうするとか社交辞令でしているとかが一切なくて、自然にそうしている。
ただ温かな人たちだと分かります。

いい夜でした。

また行きたいお店、トロントに行くときはぜひどちらも足を運びたいです。





あと、娘たちの家の裏庭もお気に入りでした。

毎朝白湯とフルーツ、ヨーグルトなどをここでぼーっとしながら食べていました。

ミツバチが朝顔の蜜を運ぶ様子を見ながら。

古い物置きもなんかかわいい。


家の近くの服屋さんは、質のよい生地でシンプルなデザインのものが置いてありました。

三人それぞれ、カットソーを買いました。




18日の満月は月蝕でしたが、トロントからは月が少し欠けているのが見えました。

それが見られたこともよかったです。

娘が高校生のときにバンクーバーまで会いに行ったときは、ちょうど日蝕のタイミングでした。

晴れていたのにだんだんと暗くなっていった様子、今でも覚えています。

ちょうど一人でグラウスマウンテンを歩いているときでした。




*
今日の夢
美しいピンク色をした夕焼け空が一瞬だけ見えた。

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