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これまでの事、② 上京~借金が始まるまで

簡単に借金をするまでの私の経歴をお話したいと思います。

俳優を目指し始めた所からです。

それではどうぞ。



高校卒業後、福島から東京に上京した。

俳優になりたくて俳優の専門学校に入学。

始めは劇団に入りたかったが、母親から「専門学校にして」と言われ、仕方なく専門学校にした。

学ぶ二年間の中で諦めると思ったのかもしれない。

けど、私はそんな事はなく、意気揚々と専門学校に通った。

学校生活はとても楽しかった。

同じ目標を持った仲間、好きな事に没頭できる毎日。

高校生活では考えられなかった生活だった。

そして卒業と同時に大きな劇団の研究生として入った。

ここは演劇をやる人間なら誰でも知っている所だと思う。

入るのには難関で、ここに受かれば年間の入所費用はタダだった。

そこに入れたのは自分史上とても大きな快挙で、両親はとても喜んでくれた。

研修期間は一年間。

ここでの一年間はとても有意義なものだったが、昇進試験みたいなものに落ちてしまい、劇団を去らばければいけなくなってしまった。

しかし落ち込んでばかりはいられないので、次の所を探さなければいけない。

そこで色々舞台を見に行った結果、そこそこ大きな劇団に入る事になった。

お金は少しかかったが、親が出してくれた。

私はそこで生き残るために必死に学び、演技の向上を図った。

「売れなきゃいけない。」

「有名になりたい。」

その一心で演技を学んだ。

そしてここでの昇進試験は合格し、晴れて準劇団員になる事が出来た。

何故、「準」なのかは大した事では無いので省きます。

ここから自分の俳優としてのキャリアが始まるんだ。

と思っていたが、準劇団員になっての現実は想像と少し違っていた。

端的に言えば、スタッフ、裏方の仕事がメインだった。

公演の小道具を作ったり、稽古に張り付いて、舞台進行のお手伝いをやった。

俺は役者だ。

こんな思いをしながらスタッフをやっていたが、私の要領の悪さからなのか私はスタッフ作業を他の人よりも上手くやる事が出来なかった。

出来ない君。

のような扱いを受けた。

悔しくて悔しくてしょうがなかった。

俺は役者だ。

悔しさがこみ上げてくる度に、私は心の中で叫んだ。

そして想像通りか分からないが、私は準劇団員を一年で辞めた。

「見返してやろうとか思わないのか」

と、お世話になりましたの挨拶をした先輩に言われたが、全くそうは思わなかった。

こんな世間から見たら小さい所でバカにされるくらいなら、芸能事務所に行って俳優だけの仕事をしていた方がましだ。

そう思った。

そして私は劇団を辞め、次のところが決まるまでフリーの役者として活動していく事になった。

と、ここまでがざっくりとした私が23くらいまでの経歴です。

ここから徐々に借金をし始めます。

今思うと一番後悔しているのはこの借金だったかもしれません。

では次の回で借金の始まりを書きます。


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エッセイ。40歳、元俳優、現在借金100万(総額500万)、未婚、パニック障害。 こうなってしまった経緯を綴って行きます。誤字脱字は勘弁してください。