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第4回 グループ活動が生み出す魅力

こんにちは。
推している某グループが本日新曲シングルのリリース発表&それが今をときめく若きカリスマアーティストからの楽曲提供ということで相当浮かれ気味の俊成です。\(^^)/

今回はジャニーズの魅力其の四、「グループ活動が生み出す魅力」について解説していきます。

ジャニーズは基本的にアイドル・タレントとしてのデビューを目指すことが大前提とされています。

ちなみにジャニーズのアイドルデビューの定義は「CDリリース」。

CDデビューしなくても、俳優やタレントとしての実績を積めば、デビュー組と見なされますが、やはりCDデビューを夢見てジャニーズに入る人が圧倒的に多いのではないでしょうか。

そういった志を持った若き少年たちがジャニーズ事務所に集まり、まずはジャニーズJr. (デビュー前のジャニーズ所属者の総称)の一人として、そこからある日を境にグループやユニットへの加入を言い渡され、いつデビュー出来るのか、期待と不安の入り交じった期間を過ごしながら、同じ気持ちの仲間と共にその日々を過ごすのです。

入所からトントン拍子にデビューまでこぎ着ける人もいれば、
入所から10年以上の時を経てやっとデビューする人、
10年以上経ってもデビューできない人もいます。

デビューすると公式サイトが開設され、CDデビューであれば基本はそこで初めて、MVが製作されます。
オリジナル曲は増え、有名アーティストからの楽曲提供、コンサートのセットは豪華になり、衣裳も新規製作に。(Jr.時代は基本先輩ジャニーズのお下がりを着回します)

要はあらゆるところでかけられる予算が増え、待遇が変わる。

本人たちからするとデビューすることによって、“本物のジャニーズになった”という感覚になるのではないかと思います。


しかしながら、そのデビューまでの道のりは決して容易いものではありません。

同期や後輩に先を越されたり、グループにも入れないままひたすら時間が過ぎて行ったり、デビューできると思って活動していたグループが突然解散や分断を言い渡される、なんてこともざらにあるのがジャニーズの現実です。

必死の想いでデビューを遂げても、デビューによるプレッシャーやメンバー間で起こる仕事格差、メンバーの脱退や不祥事など、避けられない問題が彼らの前に立ちはだかります。

それぞれに違う過去や日常、想いを抱えながら、それでも彼らがジャニーズを続けるのは、過去から現在を一緒に過ごしてきた仲間の存在が、その一因になっていると思います。

ジャニーズの大半のグループは、若いときからある程度関係のある人同士で組まれることが多いため、互いの過去も知り、毎日のように一緒に過ごし、苦楽を共にした同士だからこそ築き上げられる特別な関係性が必然的に生み出されます。

それこそがジャニーズの「グループ活動が作り出す魅力」というわけです。

グループ活動の歴史が長ければ長いほど、短くても密度が濃いほど、グループ愛は深まり、日々結束しながら変化を遂げていく。

日本国民の方であれば、すでに時を経てもはや今は無きSMAPやTOKIO、嵐らのグループを思い出していただくと、実際はどうであれ、長い時間を共にした結果、家族のようになった彼らの関係性から、なんとなくその魅力を分かっていただけるのではないかと思います。

そして、まだ多くの方に認知されていないデビューしたてのグループやデビュー直前のJr.グループもすでにその魅力を持っています。


わたしがこのコラムを始める前、血眼になってジャニーズを調べ上げていたとき、これこそが「グループ活動が生み出す魅力」だと感じた、あるグループを紹介します。

それは2014年4月23日にCDデビューしたジャニーズWEST

メンバーは中間淳太、桐山照史、重岡大毅、小瀧望、濵田崇裕、神山智洋、藤井流星の関西ジャニーズから構成される7人組グループです。
(※以下も敬称略)

デビューの1年前、2013年時点では、現在の7人でデビューすることが伝えられており、彼らは同年末のジャニーズカウントダウンライブで発表される段取りを想定していました。

しかし直前になり、「ライブ自体の出演がなくなった」と伝えられたのち、話は二転三転し、結局出演のため呼び出されたのは、重岡、桐山、中間、小瀧の4人だけでした。

「なぜ4人なのか?」
問い詰めたメンバーに返ってきた答えは「4人でデビューする」という衝撃的事実。

カウントダウンライブの数時間前、彼らは呼ばれなかった他の3人にその事実を伝え、生放送の年越しライブで「ジャニーズWEST4」という手書きの紙を掲げ、デビューを発表しました。

一旦はそれぞれに事実を受け入れたように思えた彼らでしたが、「やっぱり7人でいたい」という素直な気持ちが「7人でデビューする」という方向に彼らを動かしていきました。

それぞれがスタッフや事務所を説得する中で、「絶対に7人だったら成功する」と確信していったそうです。

そして2014年2月5日、日生劇場にて行われた主演舞台の初日、彼らは7人での再出発を発表しました。

メンバーの中で特に想いが強かったのが重岡。
彼はのちのインタビューでこう答えています。

「俺は個人としてじゃない、グループとして売れたかったんです。国民的グループになりたいんです。それは半端な想いじゃないんで。そのためには、絶対に3人が必要なんです。」

・・・涙が出そうになりました。

これこそがジャニーズの「グループ活動が生み出す魅力」。

Jr.時代から活動を共にしてきた仲間同士の想いを強く感じたエピソードでした。

関西ジャニーズは今まで管轄外でしたが、このエピソードを知って、やっぱり“ジャニーズ”って素晴らしいと思いました。

すみません、毎度飽き足らず、だいぶ長くなったところで、今回はここまでにします。

また次回、よろしくお願いします!


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