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容赦ない暑さが続きます。

そのような中、昨日「立秋」を迎えました。「初めて秋の気立つがゆえなればなり」(暦便覧)にあるように、暦の上ではすで秋です。

まだまだ厳しい暑さが続きますが、朝晩には涼やかな風が吹くようになります。

体感としての秋はまだ先ですが、秋の気配を感じていきたいですね。

こんにちは、大野です。

昨年、3年目研修を実施した企業で、人事の方から「明らかに今年はコミュニケーションの質が下がっている」とうかがいました。

今年も3年目研修のオーダーをいただき、それが本当だったことを実感しました。

ちょうどコロナが始まった年に入社した世代。

彼らには、入社してから出社ができない時期があり、研修も通常通り実施できず、オンラインでのコミュニケーションが当たり前の社会人生活しか送ってこなかったのです。

御社ではいかがでしょうか?

こうした状況だからこそ、やはり必要になってくるのは「管理職の指導力」そして「若手のコミュニケーション力」です。

今の世代に合わせた指導育成力に課題を感じている方、若手のコミュニケーション力を高めたい方、ぜひ遠慮なくご相談くださいませ。

https://lala-sunshine.com/contact/

若手は苦手?

部下「分かりました」

〜時間経過〜

上司「分かってないないじゃん!」

あるあるですが、ゲンナリしたことありますよね?

先日、ある企業の3年目研修のワークで、まさにこれにまつわる話題が出ました。

Aさん「上司が言っていることは、とりあえず『分かりました』って言っちゃうよね?」

Bさん「言う言う!」

Cさん「でも結果分からなくて、後で困って先輩に聞いて、また怒られるとかってしょっちゅうだよ」

A&Bさん「だよねー!」

さて、このやりとり、どのように感じますか?

最近の若手の「空気を読み過ぎる」傾向を顕著に表していると私は思います。

Z世代の発想の根底には「つながりと不安」があります。

自分の意思表示が苦手で、空気を読み過ぎ、とりあえずその場に合わせた対応をしてしまう。

この時の彼らの心理は、

「聞いたら、悪いかな」
「怒られるかな」
「評価が下がるかも」
「自分だけかな」
「どこが分からないか分からないから聞けない」

です。

呆れて物が言えないかもしれませんが、私たちはこうした傾向を理解したうえで、日々のコミュニケーションを取る必要があります。

知識・経験・情報が豊富な状態にある人の多くは、分からない人の立場や感覚が分からなくなってしまうものです。

さらに、もし分からないなら、

「自分から聞いてくるはずだ」
「自分から聞いてくるべきだ」

と思っているので、

「聞いてこないのが悪い」

と考える傾向が強いです。

しかし、今の若手の思考回路を「間違っている」と捉えるのは、誤りです。

あるのは世代間の「違い」であって「間違い」ではありません。

分からない人の目線に降りて相手の理解度を確認しないと、認識のギャップが生じます。

些細な食い違いを見逃すと、結果的には大きなミスやクレーム、はたまた部下のメンタル不調など思わぬ結果が返ってくる可能性がままあります。

正直に言ってしまえば、少々面倒くさいことかもしれませんが、早め早めの細やかな対処をしていきたいところです。

ちなみに、先述の3年目の受講者は、それで開き直って終わりというわけではありませんでした。

そうした傾向があることを認識したうえで、自分の後輩には必ず理解しているかを確認するようにしているそうです。

自分の経験をしっかり後輩指導に役立てていることは、とても頼もしいですね。

本日の問い

  • 「最近の若い連中は...」と思っていませんか?

  • 「違い」の理解に努めていますか?

終わりに

管理職が世代間ギャップに苦しんでおられるようでしたら、ぜひ一度ご相談くださいませ。

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本日のニュースレターはここまでです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

笑顔と感謝で溢れた毎日を!

大野加奈

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