受け身な部下につける薬
あっという間に木々の葉を踏み締める季節になりました。
本日は「小雪」。
「冷ゆるがゆえに、雨も雪となりてくだるがゆえなり」(暦便覧)にあるように、朝夕冷え込み、日中の陽射しも日脚も弱まる頃。
本格的な冬ももう目前です。
こんばんは、大野です。
人材の流動化が進む昨今。皆様の企業では、人材の定着はうまくいっていますか?
最近、よく耳にするのが「オンボーディング」。
採用した人材がスムーズに活躍できるようにするためのフォローアップのことです。
これは、新入社員も中途採用者にも共通する考え方だと思っています。
今回、この「オンボーディング」について、無料のセミナーを実施いたします。
貴社の人材の定着の一助として、ぜひご参加いただけましたら幸いです。
開催概要
日時:2022 年12 月 1 日(木) 19:00〜20:00
会場:オンラインのみ
会費:初回につき無料
定員:10名
お申し込みはこちらから
受け身な部下につける薬
「なんだか、受け身なんだよね」
部下に対して、このような悩みはありませんか?
とりあえず、言ったことはとりあえずやってくれるけれども、それ以上でもそれ以下でもない。
もっとグイグイと積極的に取り組んでもらいたいけれど、本人からは動かない。
上司から見ていると、もどかしいですよね。
先日、これから主任を目指し、活躍していってほしい入社6年目へ向けての研修を実施いたしました。
人事担当者との事前打ち合わせでは、
「真面目なんだけれど、受け身でいることをどう改善したらよいか?」
とお悩みのご様子。
ところが、実際に研修を始めてみると、聞いていたお話と全く様子が違うのです。
同期同士で積極的に研修に取り組み、見事なリーダーシップとフォロワーシップを発揮している参加者の面々...。
「人が主体的に動かないのは、実は動けない環境に置かれているからではないか。」
私はそう思い直しました。
人が主体的になるには、今向き合っていることが自分ごとになっていて、自分で判断して、自分で行動できることが必要です。
ところが、仕事の現場では、
上司から「あれやって、これやって」と細かい指示が出たり、
部下に丸投げするのに責任は取らない上司だったり。
仕事の全体像もわからず、すべきことが降ってくるだけ。
これでは、部下が自分で考えて行動することを放棄してしまいます。
なぜでしょうか?
単にそれが一番楽だからです。
先般の研修の場では、本人たちが自分で考えて、行動しなければならない環境に身を置いてもらうので、誰もが自然と主体的になっていたのです。
そして、何より受講生は同期だけという状況で、安心してチャレンジすることもできたのだと思います。
部下の主体性は上司の責任
主体的になるかならないかは、本人の問題だと思われる方もいらっしゃるかもしれません。
もちろん、本人次第ということもあるでしょう。
ただ、上位者は、働く環境を自らつくることができるのです。
部下が主体的になるために必要なことは、「意見を聴く姿勢」。
そして、どんな意見を言っても大丈夫という「安心感」。
まず、こうした環境を整えることが、私たちにできることなのではないしょうか。
「この点について、私はこう思うんだけれど、どう思う?」
と一言聞いてみてください。
もしかしたら、最初はお互いに慣れずに、ぎこちないかもしれません。
それでも「相手にも意見は必ずある」と思って続けていると、いつの間にか物静かだった部下が意見を言うようになるものです。
本日の問い
部下の主体性のなさは何が原因でしょうか?
話を聴く姿勢を示していますか?
部下の振る舞いにまで責任を取れる管理職を育てるにはどうしたら良いのか。
ぜひお気軽にご相談ください。
https://lala-sunshine.com/contact/
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
笑顔と感謝で溢れた毎日を!
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