飲み物で幸せになる話

飲み物にこだわりはないんです。朝はインスタントコーヒー飲むし。

けど、誰かが入れてくれた飲み物ってすごく美味しく感じる。

それに気付いたのは夫と同棲し始めてから。

ある日私は、午前中仕事をして帰ってきた。営業先で怒られ、落ち込み、泣いていた。
暑い夏の日。

その日朝から休みだった夫は、コップに氷を入れ、冷蔵庫からカルピスの原液を取り出して注ぎ、水道水をコップの上の方まで入れてくれた。
それをスプーンでぐーるぐる。

暑くて泣いて喉が渇いていて、それをぐぐっと飲むともう本当に本当に美味しくて！

もう10年前くらいの話だけれど、嬉しかったのでいまだに鮮明に覚えている。

飲み物って人に入れてもらうと、途端に美味しくなる気がする。

パックの安いドリップのコーヒーでも
誰かに入れてもらうと物凄く美味しく感じるし、

お友達の家でコップに入れてくれたお茶も、すごくすごく美味しいし、

美容院とかで出てくるちょっとした飲み物なんかも、すごーく美味しく感じる。

おもてなしの心がプラスされるからなのか…？

対してお金も掛からないし、手間もそんなに掛からない

ほっこり幸せになる簡単な方法。

私も色んな人に、飲み物を入れてあげようっと。