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恋愛において重要なのは、外見か中身か? | Love is blind

「互いの顔を知らずに恋に落ち婚約までしたカップルは、初対面を果たした後も変わらぬ愛を貫くことができるのか?」

そんな恋愛における社会実験に取り組んだリアリティ番組をNetflixで見つけた。

恋は盲目、と言われるが、本当にそうなのか?
人は見た目ではない、と言われるが、外見はどこまで恋愛において重要視される要素なのか?
・・というテーマに切り込んだ面白い番組。

壁で仕切られた部屋(ポッド)で男女がお互いの姿が見えないまま会話をし、婚約を決めたら初めて姿を見ることができる。そこから4週間後には挙式をする、という設計になっており、お互いの姿が見えないので、もちろん人種も容姿もわからないし、性的志向や宗教も知ることができない。頼りになるのは相手との会話だけ。婚約後に直接姿を見て話して、違うなと思ったら破局することもできる。

恋活や婚活の主流になりつつある、いわゆるマッチングアプリではプロフィール写真という見た目で相手をスクリーニングしていくが、見た目以外の情報だけで相手を選ばなければいけないのはとても新鮮だ。

この番組を見ていて「自分だったら相手の姿を見ずに、婚約を決められるだろうか?」と考えた。
わたしは、外見は内面の一番外側だと思っている。
それは容姿の端正さ云々の話ではなく、顔つきや仕草に現れるものだと思うのだ。顔立ちではなく、顔つきがいい人はやはり魅力的に映る。

一方で、会話を通してその人の内面を深く知ることで(外見という情報がないからこそ、その人の内面をより深く知ることができるような会話が生まれる)そこに対して「いいな」と思えるのであれば、逆の論理でそれは外見にもあらわれてくるものだと思うのだ。

なので、どうだろう。相手の姿を見ずに「この人は自分の運命の相手だ」と決めることは可能なのだろうか。考えてみたものの、決められる、とは自信を持って言えないなというのが率直な感想だった。やはり、視覚的な情報にも一定左右されているのだろうか?

少しネタバラシになってしまうが、今回の番組で興味深かったのは黒人女性と白人男性のカップルの成立。女性がこんなことを言っていたことが印象的だった。

わたしは黒人の苦難を主張するわ。頭の中では知り合いから"白人と結婚?"と言われるかな、なんて考えている。でも何があっても、黒人をずっとサポートしていくわ。黒人に成功してほしい。黒人がこの国で受けている差別を主張したって、彼を愛せるわ。異人種間の結婚は難しい。でも自信があるの。二人で力を合わせれば、この残酷な世界を切り抜けられるって。

彼女は今まで白人男性と付き合ったことはなかったそうで、このような形でなかったら白人男性と恋愛関係になることはなかった、でも彼は自分にとって運命の人だ、と言っていた。

恋愛は、外見か中身か。恋は本当に盲目なのか。
考えさせられるテーマだ。

バチェラーみたいに日本版も制作してくれないかな?


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