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不労所得で月50万円の収入を得られることができますに騙される人

不労所得で月50万円の収入を得られることができますに騙される人

Twitterのタイムラインをスクロールするとなんだか最近よく目にするプロモーションがあるなぁと気になりました。
それが「不労所得で月50万円の収入を得られることができます」というもの
実際、こんなものに騙される人がいるのかと思うとどういう人がいるのだろうなと思いました。
そこでまずは計算をしてみてみようと試みました。

月50万円の不労所得を得るには実際どれくらいのお金が必要なのか

月に50万円の不労所得、年で600万円です。
これを例えば年利5%で達成をしようとすると1億2000万円の元手が必要になります。
実際、これに税金がかかりますから年20%くらいは税金で取られてしまいます。
(株式などでの取得と考えてNISAなどは考えないものとして……)
さて、こんな広告に騙されるような人がそんな元手を持っているとも思えません。
こういうものに騙される人はどのような考えで騙されるのでしょうか……

実際の被害に遭っている現状

こういったネットでのお金を簡単に儲けることができるという謳い文句で実際は高いお金で商材を買ったにも関わらずお金が得られなかったなどの相談件数は増えているようです。
特にこのコロナ禍では多いようです。
データの統計とては消費者庁に相談されるSNSでのトラブルは2020年で4万件、情報商材の相談軒数は2018年で8787件になります。
最近では軽いバイトでと詐欺まがいなものを掴ませて他人にまた売りつけたりなどのネズミ講のような仕組みのものまであります。
また、大学生などが簡単に収入を得たいということで買って騙されるというパターンがあるようです。

情報商材は利益を取ったあとの搾りカス

情報商材というものは言ってしまえば絞りカスのようなものです。
おそらく情報商材での方法を使ってお金を稼ぐことができたことは事実でしょう。
しかし、その旨味がまだ残っているのであれば、情報商材を売る人間は他人にそれを教えることはないでしょう。

なぜならば、お金が欲しいのだから情報商材を「売る」わけです。

しかし、お金を産むはずの情報商材を人に教えるということは本来ならば自分の取り分は減ってしまうわけですから行動の矛盾が生じているわけです。
この矛盾が存在していて気づいているのであれば、そもそもその内容を見なくてもわかるでしょう。

情報商材は「嘘」は書いていない

情報商材は嘘は書いていません。
自分の成功体験ですから、その再現性の確証はありません。

それが自分にあたかも当てはまるように書いてあったり、続ければ同じようにうまくいくというように言われます。
なんともグレーな商品です。
価格帯は10〜50万年のものが多いように思えます。

手を出してはいけないワンルームマンション投資

同じパターンで騙されるようなものがマンションのワンルーム投資です。
これはとても多いもので20〜30代の男性が手を出す傾向があるように思えます。
収入は550〜700万円くらいの人が多いようです。
「絶対にこのマンションは空き家にならない、なぜなら近くに社宅として扱っていたり、学校があるから大丈夫」

サブリース契約などで購入、住宅ローンでの貸付購入などなど
いざ、買ってみると手出しは(赤字が家賃の15〜20%)赤字として出ていくばかりなんてよくある話です。

また、家賃が収入、ローンだけのことを考えている人がいますがローンに加えて管理費、修繕積立金、固定資産税、都市開発……色々とお金がかかるのにそれを計算に入れない人が多いこと多いこと……
気をつけるようにしてください

では、どのような物件を買ったら良いのか
それは年利は少なとも6〜7%以上の物件を買うことをお勧めします。
しかし、そんな好物件は普通の人には出回りません。
ましてや、3000万やそこらで買える物件では……
例外としては600〜1200万円くらいの中古物件を自分でリノベーションをして売って利鞘を取るなどでしたら賛成です。

情報商材を買って簡単にお金儲けができるほど甘くはない

そもそもお金を稼ぐということは簡単ではありません。
楽に稼げるなどという謳い文句は絶対に信じてはいけません。
でも、同じ商材を買った違う人はちゃんとお金が入ってるんですという人もいます。
買ってやってみなくてはわからない!という人です。

それをいう人はいうならば宝くじを買わなくちゃ当たらないと言っているのと同じことなのです。

宝くじというギャンブルは夢を買うどころかゴミクズを半分以上の人に掴ませて胴元がお金を儲ける仕組みのものです。
宝くじの期待値は約48%なので、ざっくり半分と考えると一万円の宝くじを買って戻ってくるお金は期待値から5000円です。
そのお金をまた宝くじを買うものへ使うと戻ってくるお金は2500円です。
これを続けるとやがて0円になるわけです。
このことを知ってて宝くじを買う人はいないでしょうし、これが宝くじが貧乏人の税金と呼ばれる所以です。

結語

「怪しい」情報商材は自己投資ではありません。
そこを勘違いしないようにしましょう。
しかし、中にはnoteのコンテンツの有料のものなども言ってしまえば情報商材になります。
これは怪しいかという値段の設定も良心的なものも多いですから一概にはそのようには言えませんし、テーマ性を絞って個人の発信する情報はある意味貴重なため買ってみてもいいと思います。
少なくともTwitterのプロモーションよりは貴方の人生を豊かにしてくれるように思えます。

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