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長く続けているといいこともある。

ちょっと早起きしたので、ふと思いついたことをなんとなく書き始めてみます。

と、それっぽい人風に始めてみましたが、すみません。嘘です。
前回のnoteが思いの外、好評だったので、また褒めてほしい一心で書き始めました。

さて、今回は少し振り返りの話からしたいと思います。
僕はSNSを中心としたイラストカルチャーにフォーカスした事業を主に展開しています。
このキュレーションメディアとしてのInstagramもスタートしてもう6年目になります。

KEIVI-軽美術部-
https://www.instagram.com/keivi.jp/
※まだの人はフォローしましょう!

継続して運営してくれる編集長 我妻くんはじめ、支えてくれるスタッフやお付き合い頂いている作家のみなさんのお陰で続けられています。
ありがとうございます。

少し振り返ると、このジャンル(定義が少しややこしいのでその話はまた今度)は2010年前半くらいに趣味でSNSへイラスト投稿を始めた人たちが増え、
僕が注目し始めた2017年くらいは少しずつ仕事になり始めて来たくらいの時期でした。
そこからどんどん人気者が増え、イラストレーターではなく、アーティストとして活動する方が増えました。

そして、コロナが到来し、オンラインが中心になり、仕事以外の時間もできたことで、描く人も買う人も爆増して、ブームになりました。

そのころには、うちと同じようなキュレーションメディアが増え、専門のギャラリーもでき絵がバンバン売れました。
うちもその流れに乗って、ギャラリーを展開したりもしました。

そして、2022年後半あたり。
すっかりコロナも収まり、日常が戻ることでブームは去りはじめました。
乱立したキュレーションメディアは軒並み運用が止まり、目立っていたギャラリーも静かになり、うちもその雰囲気を感じ店舗ギャラリーは閉めて、オンラインのみにしました。

そのあたりでイラストレーターさんも岐路に立つ方が多かったように感じます。
本業の仕事が増え、絵を描かなくなった人、意を決してイラストレーターとして独立する人、アート市場へ参入すべくアーティストとして舵を切る人、まだ悩みながらもがいている人。
もちろん波に乗って売れ続ける人もいますが、未成熟な市場だからこそ、なかなか方向感を掴みづらいのではないかと想像します。

僕はというと、黎明期から見てきているので、伸びる時期、伸びない時期も知っており、Instagramのフォロワーが増えようが止まろうがあまり気にしないですし、
ブームに頼らず、仕事を作ることや状況に合わせて対応できる体制を作っているので、環境を見ながら、引き続き、無理なく粛々と継続していく所存です。
(卒なくやってる感出しちゃいましたが、現場ではめっちゃしんどいこともたくさんありましたけどね!!怒)

僕はこの事業を始める時から、"続けること"を第一目標に置いていました。

ビジネス業界ではいまでも、一気に広げて短期間にシェアを勝ち取るスタートアップがモデルケースとして主流です。
しかし、これまでいろいろなスタートアップとされる企業を見てきて、外から見るとかっこいいんですが、とにかく短期間での結果を求められ、株主に納得されるためにひたすらに働く経営者を見ていて、自分には合わないなと思ったし、なにより経営者が楽しくなさそうな人が多かったです。
(※もちろん成功しているところもあるので、僕が見てきた範囲での話です!)
なにより時代的にも合わなくなってきているので、スタートアップ信仰ってもうそろそろダサいなとすら感じています。
その昔のバブルから抜けられない人みたいに見えるというか。

なので、僕は自分が好きなことができる範囲で農耕民族らしく長い目で見た事業をまずはやりたいなと思いました。
事業としての基本の体制もそういった考え方をベースにしています。
もちろんチャンスが来たら、一気に攻める機会は虎視眈々と狙っています(ニヤリ)

そして、ようやく本題なんですが、ブームが去りはしたものの、最近いい傾向も見え始めて来たなと感じています。

まず一つは淘汰されたことで、本物志向の作家さんや企業さんが残ったこと。
今、本気で絵に向き合っている作家さんは本気で人生を懸けているし、気持ちの入り方も違うので、一緒に仕事をしていても気持ちがいいし、応援したい気持ちです。
それは本業の人も兼業の人も、企業さんもしかりです。
あと、これは自分だけかもですが、乗り越えてきた人たちの一体感もあるような気がしてます笑
(ちなみに、絵をやめてしまった人もそれは別に悪いことではなく、他にもやるべきことがあればそれに集中すればいいと思うので、結局、自分のやりたいことをやることが正解と思っています。)

もう一つはクライアントにイラスト好きな人が増えつつあるということ。
感度の高い人であればあるほど、アートやカルチャーへの関心が高く、そういった方が社会人になり、権限を持ち始め、自分の仕事で好きだったイラストレーターさんやそういった方と仕事がしたいと増えているように感じます。
うちのKEIVIにも名指しで依頼をくださることも増えてきて、ようやくじわじわと広まっている感を感じています。

正直、僕らアラフォー世代から見たらこういったイラストテイストの絵は子供向けのように感じがちなのですが、ここ数年、MVにも起用されたり、ブランドとのコラボも増えたりと、アニメカルチャーの発展と合わせて、20代以下ではすでにかっこいいカルチャーとして確立しています。
海外も同様です。
それに憧れを持ち、青春を過ごした世代が社会で活躍していくことで、この市場はもっと大きくなる可能性はあると思います。

人によっては今は耐える時期かもしれませんが、何事もブームが去ってからが本当の勝負なので、みんなで一緒に頑張りたいですし、なにかもっと自分にできることはないかなーと考えています。

そういう意味では仮想通貨やNFTも似たような状況と思います。
まだまだ一般認知されていなかったり、怪しいイメージがあるかもしれませんが、これからじわじわ伸びる可能性がある、というか底を打って伸び始めてきている雰囲気を感じますし、もう少し先にはイラストやAIなどとも統合していく可能性が高いと予想しています。
このあたりのお話はまたおいおい。

最後に少し広い話になりますが、よしもとやジャニーズが大きく体制を変え、いよいよ時代の変革が目に見える形になってきた昨今ですが、足元では新しい世代が次の時代を創ろうとしている勢いを感じています。
それを見ているのはとても面白いです。
昭和バブルを経験した親世代に抑圧され気味な僕たちですが、親たちを反面教師にして、傘となり、地面となり、そんな新しい時代を創る世代を支えていく役割なんじゃないかなーと勝手に妄想しているここ数年です。

長くなったので、今日はこんなところにします。
いいねと思ったら直接、コメントやDMください。
泣いて喜びます。
悪いねと思ったらスルーしてください。

最後までお付き合い頂いて、ありがとうございました。
ではまた。

PS
話は変わるのですが、イラストレーターさんを中心としてオフ会をなんとなくやりたいなーと考えてたりします。
いつもイベントでは集まったりするのですが、あくまで仕事なので、みなさんと普通に飲んでみたいなーと笑
そこで横のつながりを作ってもらったり、仕事の話を共有したりできる場にもなれればなおよし。
今、みんなで集まる意味がありそうな気がなんとなくしてるのと、うちだからこそできることかななんて思ったり。

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