【薬剤師】六軒家店の新入社員を追え!#2
2024年入社の薬剤師を、1年間追うnote。
入社してからあっという間に半年が経過し、
それぞれどんなスキルアップをしているのか、
インタビューしてきました👀✨
薬剤師のえがわさん!
前回よりできるようになったこと
この半年、一通りの基本的な調剤業務はできるように頑張りました。
特に力を入れたのは、服薬指導です。
正直初めの頃は、
『どのような流れで説明しよう』とか、
『何についてどこまで説明したらいいんだろう』、
などいろいろ考えてしまって、
患者さんの表情とか雰囲気に意識を向けることができずに、
一方的な指導をしてしまっていました。
そういった戸惑いが患者さんに
伝わってしまったのかは分からないのですが、
服薬指導後の患者さんからの質問や返答などが、
微妙な反応で返ってくることが多く、
更にそれで戸惑い、迷走してしまったんです。
ただその時に、先輩から
「まずは、皮膚疾患なら皮膚疾患の薬、
血圧なら血圧の薬のように、
1種類でいいから、
患者さんへ説明する流れを自分の中で作ること。
その上で、その説明に関するどんな質問が来たとしても、
自信をもって答えられるようにしてみて。」
とアドバイスをいただきました。
そこから、
『まずは、皮膚科の処方に関わることが多いから、
皮膚科の薬に関して自信をもって説明できるようにしよう』と思い、
製薬会社が患者さん向けに提供している資料を読み込むことから始め、
自分なりの服薬指導の流れを組み立てていきました。
そのおかげか、
今では少しずつではありますが、
患者さんの表情や雰囲気に目を向けられるようになり、
その状況に応じた服薬指導ができるようになりました。
現在頑張っていること
これもやっぱり服薬指導ですかね。
「自分なりの服薬指導の流れを作る」ことを意識していますが
まだまだ多くの改善するべき点があると感じています。
というのも、実は最近、
自分が患者さん側の立場になる事があったのですが、
その時に薬剤師側で提供したい情報と、
患者さん側で知りたい情報とでは、
必ずしも一致しない、という事に気が付きました。
自分の服薬指導では不十分だという事を学んだため、
今は薬剤師としてしなくてはいけない指導と、
患者さんが必要としている指導の塩梅を考えながら、
日々模索しています。
嬉しかったこと
患者さんから感謝されたことです。
とある患者さんで、
風邪でのどの状態がひどく、なかなか改善に向かわず、
頻繁に受診されている方がいらっしゃいました。
改善が見られず、患者さんも辛そうにしていたため、
「のどのケアとか、何かしていますか」と質問してみたんです。
すると、「薬はしっかり飲んでいるが、その他は何もしていない」とのことでした。
そのため、
「実は私も最近同じ感染症になって喉がやられてしまったのですが、水を少しずつでいいので飲んで、喉を潤すのも一つの手段としてありますよ。」
と説明したところ、
「水は喉が痛くてほとんど飲んでいなかったので、やってみるよ。」
と言って、その日は帰宅されました。
後日、来局された時に、
「実際にやってみたら、のどの痛みが取れてきて、
ガラガラ声だったのがここまで回復したよ。」と、
元気な調子になった患者さんから感謝の言葉をいただきました。
服薬指導が終わった後、
少しおせっかいが過ぎたのではないかと
不安になりましたが、
自分の指導に意味があったんだなと思えた瞬間でしたね。
大変だったこと
大変だったというか、私が失敗したと思った話です・・・。
前回と同じ処方の患者さんに普段通りの服薬指導をおこない、
「何かご質問はありませんか。」と最後の確認をしたところ、
患者さんから、「そういえば気になったんだけど、どうしてイトラコナゾールカプセルって、食直後に服用なの?」と質問されました。
正直、この時の私は同じ薬を継続中の患者さんであったため、
少し油断していたと思います。
もちろん、処方された薬の用法用量と
継続服用にあたっての副作用などの注意点については
確認をしていたんですが、
薬の製剤学的特徴までは確認していなかったのです。
そのため、その質問に対して即座に返答することが出来ませんでした。
すると、患者さんから、
「あ、もういいよ。どうせネットで調べれば出てくるだろうから。自分で調べるから。」と言われてしまいました。
私は、すぐに返答が出来なかったことを謝罪し、
服薬指導を終えるほかありませんでした。
自分に対して情けなさと悔しさでいっぱいになりました。
それと同時に、少しずつできる業務の幅が広がってきていることで、
慢心していた自分に気付かされたんです。
自分の中では、
一つ一つ謙虚に取り組む事を心がけているつもりでしたが、
気付かないうちに自信が慢心に変わっており、
「ここまでやれば大丈夫だろう。」と
確認や復習を疎かにするようになっていたのではないか、と思いました。
この経験を通して、自分の中のそういった部分に対して、
改めて気を引き締めていこうと考えるいいきっかけになったと思います。
リフレッシュのひとこま
最近は映画を見に行きました。
「キングダム 大将軍の帰還」という
古代中国、春秋戦国時代を背景とした
人気漫画の実写映画シリーズの第4作目の作品です。
原作を知らない人はもちろんの事、
原作やアニメを通った私でも、
再現度がかなり高いため十分満足できる内容でした。
特に、原作でも人気の高いキャラクターである
王騎将軍を演じる大沢たかおさんの演技力と迫力には、
目を見張るものが!
特に好きなシーンは、
吉川晃司さん演じる、敵の総大将であり、
王騎将軍の因縁の相手である龐煖との戦いのシーンですね。
王騎将軍が、何故大将軍と呼ばれ、
尊敬と畏怖を集める存在なのかがわかる、
迫力のあるアクションは、
アクション映画が好きな方だけではなく、
そうではない方にも、是非見てもらいたい作品です!!
+αのアドバイスができるぐらい
ちょっとだけ余裕が出てきつつ、
向上心を忘れない
えがわさんでした👏
新入社員ガンバレ!
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