ドラッグストアの防犯訓練
テロ対策、と聞くと
一般の方はあまりドラッグストアや薬局と
結びつかないかもしれません。
でも実は、
爆発物の原料となるものは
ドラッグストアや薬局で販売されています。
身近なところにあるんですよね。
販売した商品が、危険なことに繋がらないためにも、
爆発物によるテロの発生を抑止するためにも、
レデイ薬局では、定期的に防犯訓練を実施していますので
その様子をお知らせします。
訓練なので
全身黒づくめの(サングラスにマスクまで)
明らかに不審な男性が、花火を大量にかごに入れています。
レジではさらに
事前に予約していた「尿素」を確認し、
在庫があるだけ欲しいこと、
追加で「過酸化水素」もあるだけ欲しいことを言ってきました。
レジスタッフは責任者に確認すると言って、
むらかみ店長にバトンタッチ。
店長は商品をお見せしつつ、
使用用途の確認や譲受書の記載を依頼します。
不審者は譲受書への記載を嫌がりつつも
劇物を販売する際は譲受書への記載が法律で定められている
と聞いて、しぶしぶ記入。
もちろんデタラメ&偽名ですよね。
情報としてもまだ不十分ですので、
店長は追加で身分証の提示を依頼します。
そうすると不審者はイライラした様子に。
「めんどくさい」とか、
「今書いたやん」とかいろいろと文句を言ってきますが、
法律により身分確認が必要な旨をお伝えし、
できない場合は販売をお断りすると告げます。
そうすると
不審者は「もうええわ!」と言いつつ
バンっとレジカウンターを叩き、
店舗を出ていきました。(迫真の演技👀)
これはもう完璧な不審者でしょう。
ということで対応はまだ続きます。
駐車場に出て行った不審者を追いかけ、
車両ナンバーをメモした店長は110番に通報。
不審者の入店から退店までの状況や、
人物の特徴、出て行った方向などを
電話で警察の方に伝えました。
その後駆け付けた警察官の方から
対応したスタッフに聞き取りがあるので
同じように状況を説明し、対応が完了します。
これが一連の流れでした。
むらかみ店長曰く、
訓練の流れを覚えるのが大変だったとのことですが、
普段から不審者情報や急病者対応で110番は慣れているので
スムーズに連絡できたそうです。
経験は大切ということですね。
また、警察の方からは
「テロを未然に防ぐには官民一体の対策が必要なので
普段から不審な点があればためらうことなく110番して欲しい」と
お話いただきました。
引き続きレデイ薬局では
地域の方に安心して店舗をご利用いただけるよう、
警察の方々とも連携し、防犯意識も高めていきます。