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履歴書・職務経歴書に関するFAQ

こんにちは!ラクラス株式会社・採用チームです。

今回は、履歴書・職務経歴書に関して応募者の方からよくご質問いただく内容をまとめてみました。

なお、その他のFAQについては以下のマガジンをご参照ください。


履歴書について

フォーマット

履歴書のフォーマットに指定はありません。

Web上に無料公開されているようなWord/Excelなどのフォーマットをご使用くださってもかまいませんし、(欧米式の)履歴書・職務経歴書が一体化したスタイルのものでも構いません。ご提出の際はPDF化してください。

新卒採用に応募される学生様につきましては、OpenESなどの履歴書画面をPDF出力したものをご提出くださっても全く構いません。当社に対する志望動機等は記載不要です。

必須項目

以下の項目につきましては、緊急時の連絡や書類の郵送などに用いますので、必ずご記載ください。

・氏名
・現住所
・携帯電話番号
・メールアドレス ※Gmailなど、ファイルの送受信が可能なもの

任意項目

経歴に空白がある場合は、可能な範囲で構いませんので、履歴書または職務経歴書にその理由をご記載ください。

当社への志望動機は記載してもしなくても構いませんが、転職において特に重視していること(業務内容、キャリア、ワークライフバランスなど)がある場合には、それをご記載くださいますと幸いです。

ファイル名

多数の応募者様から履歴書をお預かりしますので、ファイル名は「山田花子_履歴書_20240401」など、応募者名や送付日が分かるようにしていただけますと大変助かります。

職務経歴書について

職務経歴書につきましても、履歴書と同様にフォーマットの指定はありません。

初めて転職活動をされる方などで、どのような形式で作成すればよいかわからない方は、以下のページを参考にしてください。

記載する内容につきましては、応募者様に対する理解をより深めるためにも、以下の点をご考慮くださいますと幸いです。

定量的な実績(成果)を示す

例えば、給与計算であれば扱った社員数を、営業職であれば担当した企業数と売上実績などをご記載いただくと、ご経験がイメージしやすくなります。

数字を示した記載例
例)小売業界において正社員100名、アルバイト300名、合計400名の給与計算を行っています。アルバイト社員が多いため、毎月の入社と退職がそれぞれ10名程度あり、それに伴う社会保険等の手続きも担当しています。直近1年間においては、私自身の入力ミス等に起因する計算間違いは発生しておらず、作業の正確性やチェック手順の徹底には自信があります。

例)事務処理の代行サービスを提供する会社で、既存顧客営業を扱うチームに所属しています。現在は30社ほどのお客様を担当しており、長期契約のお客様とは別にスポットのご依頼も毎月2件程度お請けしています。昨年度の売り上げ予算は約1億7千万円で、予算達成率は個人で102%、部門で97%です。

例)会計システムの導入コンサルタントとして、常時2~3社の導入プロジェクトを担当しています。平均的なプロジェクト期間は3ヶ月で、プロジェクトメンバーは各2~3名です。直近3年間においては当社起因のプロジェクト延伸(遅延)は発生していません。

担当範囲を明確にする

例えば、一口に「営業職」といっても契約獲得だけを担当している方もいれば、お客様がサービスの利用を開始するまでの一連の流れを全て担当する方もいますので、担当した業務の範囲を詳しくご記載いただけるとご経験がイメージしやすくなります。

担当範囲を明確にした事例
例)給与計算については、勤怠集計から銀行振り込みデータの作成まで一連の流れを経験しています。社会保険申請は別の社員が担当しており、私自身は申請書作成等の経験はありませんが、給与計算に関連する要素(標準報酬月額の決定方法など)については十分に理解しています。

例)基本契約の獲得までは新規営業担当が行いますので、私は契約締結以降の導入プロジェクトの推進を主に担当しています。頻度はさほど多くないですが、新規営業担当に同行してお客様に対する詳細説明を担当することもあります。

例)自社システムの開発においては、明確に上流工程の担当者と下流工程の担当者が分かれているわけではないため、プロジェクトごとにチームメンバー内で役割を分担して対応しています。最近は後輩社員が増えてきたので、上流側と担当することが増えています。

業務において意識したことを記載する

単に「何をしたか」だけではなく、「どうしてそうしようと思ったのか」をご記載いただくと、仕事上で大事にされていることをイメージしやすくなります。

業務における意識を記載した例
例)当社の提供するサービスが長期契約を前提としていることもあり、サービス品質の安定化を最重視していました。そのために、以下のような業務プロセス改善を実現しました。

例)自社の業務管理システムを構築するにあたっては、少しでも早く社員の負担を減らしたかったので、まずは一部の機能だけでも使える状態にすることを優先しました。スピードを優先するために、「まずは主要な事例が処理できればOK。イレギュラーケースについては当面システム外で処理することも許容する」という考え方でプロジェクトを推進しました。

例)新規事業のサービスメニューを決定するにあたっては、お客様ごとのご要望に柔軟に対応することではなく「当社がベストプラクティスだと考える内容をお客様に提供する」ことを重視し、あえてプランの選択肢を絞るという戦略を取りました。

記載内容の粒度について

履歴書・職務経歴書に記載する内容の粒度(=どこまで詳しく書くか)については、応募するポジションや役割ごとに適宜ご調整ください。

アルバイト・契約社員の場合

例えば、アルバイトや契約社員など、限られた範囲の作業を担当するポジションにご応募いただく場合には、具体的な業務経験を詳細にご説明いただけるとスキルが判断しやすくなり大変助かります。

アルバイト・契約社員の記載事例
例)Excelのvlookup関数やif関数を使って売り上げ管理表を一から作ったことがあります。集計した数字をもとにWordの差し込み印刷機能を用いて請求書を出力する作業を担当しました。

例)営業事務として、営業担当の代理でお客様と納期交渉や入金の催促などを担当しました。日常的にお客様との交渉や調整を行っていたため、お客様対応に抵抗はありません。

一般社員やリーダー候補の場合

一般社員やリーダー候補等のポジションにご応募いただく場合は、個別具体的な作業レベルのご経験を羅列するのではなく、「どのような課題や目標に対してどのような施策を実施し、どのような成果を得たか」という点に重点を置いていただけると、より理解が深まります。

一般社員やリーダー候補の記載事例
例)SLA(サービスレベル合意書)が整備されておらず、サービス内容が標準化れていないこともあってお客様ごとの利益率がまちまちであったため、サービス内容の標準化を推進し、現在は概ね実現しています。結果、対応品質と利益率が向上しただけでなく、業務のブラックボックス化を防ぐことにも繋がりました。

例)中途入社者のオンボーディングプロセスが未整備であり、入社者の戦力化のスピードがチームによってまちまちであったため、標準プロセスを整備することを提案し、これを実現しました。この取り組みは、入社者のスムーズな戦力化を実現しただけでなく、入社者の早期離職の防止にも繋がりました。直近3年間で離職率を13%から8%まで下げることに成功しています。

マネージャーなど役職者の場合

マネージャー候補などのポジションにご応募いただくのであれば、自身が扱っていた予算規模や部下の人数、権限の範囲についてもご記載ください。

マネージャー候補の記載事例
例)私が課長を務める横浜支店・営業3課は神奈川県全域の私立病院を管轄しており、課員は私を含め7名、今年度の売上予算は約19億円です。私が課長に就任してから平均して年率12%程度の売り上げ増を実現しており、課員も5名から7名に増員しています。

例)基幹システムの入れ替えにおいては、自身がプロジェクトマネージャーを務め、プロジェクトメンバーの人選や協力ベンダの選定も自身が責任を持って行いました。

なお、応募先のポジションに直結する業務経験については説明の粒度を細かくし、そうでないご経験については粒度を粗くするといった工夫をしていただけると大変助かります。

人材紹介エージェントをご利用の方への注意事項

人材紹介エージェントをご利用の方は、以下の点にご注意ください。

履歴書・職務経歴書は最新化されていますか?

長期間にわたり転職活動を継続している場合などにおいて、エージェントさんの手元にある履歴書・職務経歴書が最新化されておらず、古い履歴書・職務経歴書をそのままご提供いただくケースがあります。

中には、せっかく転職活動期間中に昇格があり役職に就いたにも関わらずそれが職務経歴書に反映されていないというようなもったいないケースもありましたので、エージェントさんに対する情報のアップデートは忘れずに行ってください。

他社向けの履歴書・職務経歴書を使用していませんか?

エージェントさん経由でご応募いただいた方において、他社に応募した際に記入したと思われる志望動機が記載されている履歴書・職務経歴書をお預かりすることがあります。

志望動機が他社向けのものであったからといって、それだけを理由に書類選考不合格とすることはありませんが、そのまま応募先部門の責任者や経営陣に共有することはできないので、志望動機の部分を修正または削除していただいたうえで再提出をお願いすることがあります。

本来はエージェントさんが提出前にチェックするべきことではありますが、ご自身でもご確認くださいますようお願いいたします。

説明は以上です

最後までお付き合いいただきありがとうございました。

ご不明な点がございましたら遠慮なく採用チームまでお問い合わせください。