見出し画像

<温泉×フレスコボール>新しいコミュニティ施設の誕生 | LACみなかみコミュニティマネージャー・橋詰友人さんインタビュー

2021年10月16日、群馬県みなかみ町にLivingAnywhere Commons(以下、LAC)の新拠点がグランドオープンしました。
みなかみ町は、ユネスコエコパークにも認定されるほど豊かな自然に囲まれた温泉街です。

なかでも、LACみなかみは上越新幹線の上毛高原駅から車で5分という好立地で、”みなかみ18湯”のひとつにして美人の湯として有名な「真沢温泉」を有した宿、『さなざわ㞢テラス(さなざわのテラス)』内にあります。

日帰り入浴施設としても営業している温泉は、LAC利用者であれば好きな時間に入浴が可能。施設の受付を兼ねたカフェスペースは、コワーキングスペースとしての利用だけでなく、地元の温泉客との交流の場としても活用されており、新たな出会いの可能性が感じられる空間です。

矢瀬遺跡をはじめ、縄文からの人々の営みの跡が数多く遺されるみなかみには、美しくどこか懐かしい棚田の風景が広がっています。

施設の周辺には登山、ラフティング、スキーなどさまざまなアクティビティが楽しめるスポットがあり、大自然のなかでリフレッシュして仕事への新たな活力が得られるワーケーションに最適なスポットです。

今回はそんなLACみなかみの魅力を、コミュニティマネージャーである橋詰友人(はしづめゆうと)さんに伺いました。

LivingAnywhere Commonsみなかみコミュニティマネージャー・橋詰友人さん

画像1

橋詰友人さんは、CM制作会社を経てスポーツツーリズムによる地域活性化事業を行う会社に勤務されたのち、2020年6月から1年間、“木と人を生かす宿泊・滞在施設” 箱根山テラスの施設マネージャーとして勤務。

その後「何もないけど何でもある」をモットーに辺境・遊休地を活用した非日常体験を提供するVILLAGE INC.に参画。今年2021年7月からは群馬県みなかみ町に拠点を移し、LACみなかみのコミュニティマネージャーとなりました。

本業の傍らフレスコボールの普及に取り組み、「三陸フレスコボールコミュニティ Boa sorte」を立ち上げ、現在は「Mar(マール)」というフレスコボールのラケットのブランドも運営されています。

自然と人が集まり、繋がれる場所に

画像2

ーー橋詰さんがコミュニティマネージャーになったきっかけを教えてください

みなかみに移住するまでは、岩手県陸前高田市の箱根山テラスというところで施設マネージャーをしていたんですよ。しかしそちらがコロナ禍で一時休業することになりまして……。

陸前高田に残って別の仕事をする選択肢もあったのですが、せっかくなら引き続き、人と繋がることのできるお仕事がしたいと考えてVILLAGE INC.に参画したことがきっかけで、LACみなかみのコミュニティマネージャーを任されたんです。

ーー箱根山テラスの施設マネージャーになる前は会社員をされてたんですよね?

はい。スポーツツーリズムによる地域活性化事業を行う会社に勤務していました。仕事自体は楽しかったのですが、立場が上になるにつれて現場に出る機会が減ってしまったんですよね。

それにずっと東京で暮らしてきて、東京しか知らないことに対して劣等感もありました。東京以外の暮らしがしてみたいとずっと思っていたんです。だから箱根山テラスの施設マネージャーの募集をみたとき、思いきって地方へ移住してみることにしました。

もともと旅行も人が集まる場所も好きだったので、人が集まって繋がることのできる場所を自分でつくりたいと思ったんです。とりあえず動いてみるタイプなので、移住に対しての不安はあまり感じませんでしたね。

ーーいま、前職の施設マネージャー時代の経験が活きていると感じる場面はありますか?

人脈形成の面では、前職の経験が活きていると思います。箱根山テラスに移住したばかりのときは、とにかく地元の人とはやく繋がらないといけないという焦りがありました。

でも人間関係って無理に築くものじゃないなと気付いたんです。だからみなかみに来たいまは、焦らずのんびりと構えています。LACみなかみも緩やかに人が集まり繋がる場所になっていくと思いますし、そういう場所になるよう運営していくつもりです。

温泉というパワーコンテンツ

画像3

ーーグランドオープンを迎えていかがでしょうか?

実は前日の夜中にサイトをオープンするくらい、準備がギリギリだったんです。だから最初はかなり不安でした。でも、さっそく駆けつけてくれた温泉ファンの方から「リニューアルオープンを心待ちにしてた」と言ってもらえて、ほっとしましたね。無事にオープンできて本当に良かったです。

ーーやはり”美人の湯”は人気なんですね

そうですね。このみなかみ町という場所への移住を決めたのも、とにかく魅力的だったからです。それに温泉というパワーコンテンツに対して可能性も感じました。

温泉ファンはもちろん地元の人やLAC会員、さまざまな人が自然とLACみなかみに集まって、面白い交流の場となることを期待しています。

ーー温泉とコワーキングスペース、どちらも利用することは可能ですか?

もちろんです。どちらも利用したい方には、温泉の入浴料と喫茶利用料がセットとなった「温泉ワークプラン」がおすすめですよ。温泉に入り放題+2ドリンク付きというとてもお得なプランです。

ちなみにコワーキングスペースは、コーヒーを一杯ご注文いただくだけで時間制限なく利用できます。時間単位の料金制ではないので、時間を気にせず作業できるのが特長です。

ーーコーヒー1杯で長時間利用できるのは魅力的ですね!

ありがとうございます。現状の難点は近くに食事できる場所がないことくらいでしょうか。といっても、カフェでも「おぐらトースト」などの軽食の提供は行っています。いずれはカーシェアリングなどで、移動と交流が同時にできる仕組みを用意できたらと考えています。

フレスコボールで交流を深める

画像4

ーーフレスコボールとはどのようなスポーツか教えてください。

フレスコボールは、ブラジルのリオデジャネイロ発祥のビーチスポーツです。木製やファイバー製のラケットを使用してテニスのように打ち合うのですが、対戦型ではなくラリーを続けることを目的とした協力型のゲームです。

ビーチスポーツといってもラケット2本とボールさえあればどこでも遊べるので、もっといろいろな人に知っていただき、楽しんでもらいたいですね。子ども用サイズのラケットも製作しつつ、積極的にフレスコボールを広めていきたいです。

ーー橋詰さんが開催したいイベントはありますか?

実は、Mar(マール)というフレスコボールのラケットのブランドも運営している関係で、みなかみの木工職人と桐のラケットづくりのイベントを開催したんです。手作りのラケットでみんなでフレスコボールをプレイして盛り上がりましたよ。

フレスコボールは、ラケットの規格に基準がなく、素材も大きさも自由です。型をとって切り抜くだけで簡単につくれるので、お子さん連れでも楽しめるイベントになると思いますよ。

ーー今後、どんな方にLACみなかみをおすすめしたいですか?

特にどの層に向けて、ということは考えていないですね。年齢や性別を問わずにどんな方でも楽しめる場所だと思っています。また、一棟貸しも可能なので、せっかくならぜひ貸切イベントや交流会などにもご利用いただきたいですね。

温泉とフレスコボールなどのさまざまなレクリエーションが楽しめるLACみなかみ。

朝はやくフレスコボールやヨガ、ランニングなどで体を動かして交流したあとに、温泉に入ってから仕事に向かう「朝活」としての活用もオススメとのこと。ぜひ皆さん一度訪れてみてください!

《ライター:はづきへちま



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?