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13話 ベーシックインカム タイムリッチ

これは、ベーシックインカムが実施された近未来を想像した物語です。

Living with BI 〜ベーシックインカムがある世界〜

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今回のテーマは「タイムリッチ」です。「時間持ち」とも呼ばれます。働かなくても良い立場にある人が自由に使える時間(可処分時間)がたくさんあることを表しています。

ぱっと思いつくのは学校の夏休みとか、年金ぐらしのお年寄り、不労所得で過ごす資産家といったところでしょうか。ビジネスマンでも時間を有意義に使って自由時間を増やしている人がいます。身体が健康だとより自由時間を楽しめるでしょう。可処分時間、どのくらい持っていますか?

一方、時給労働者は時間を雇用主に差し出してお金に換えているので、自由時間が少ない状態と言えます。ベーシックインカムは働く時間を必然的に減らしていくので、収入もある程度保証されつつ、自由時間が増える人が増えていく政策でもあります。

全く働かなくても良い状態、あるいは生活に足りない分だけ働けば良い状態になった時、どんな暮らし方、どんな生き方をしていくだろう?それがこの漫画のテーマです。いろんな立場の人がいますが、現在のところは労働者を中心に描いています。

この数年は家にずっといることで体調に不良をきたした人が増えたと聞きます。急にドカンと自由時間ができると、それはそれで新たな問題になったりするので、どうすればいちばん有意義なのかを考えています。「1万時間の法則」はその時間の使い方の一案として出しました。

冒頭の「多拠点生活」は、現代でもすでに存在するサブスプリクション(月割利用サービス)のひとつです。未来は所有よりもシェアが主流になります。BIなら家賃の心配も少なくなるので、住みたいところに移り住む人が増えることが予測されます。プログラマーなど、オンラインで仕事が完結できる人がよく利用しています。全国に別荘がある感じで面白いですね。

このような未来で普通に使われているサービスも、この漫画では端々に織り込んでいきたいと思っています。

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