見出し画像

2017 アラゴンGPまとめ ドゥカティ&ヤマハ[ 2017年10月4日 発行 Vol. 160 ]

本コンテンツの目次

●ロレンソ絶賛成長中、あとはマシン次第
・ヘレス3位よりも良い
・逃げ切り走法、ほぼ成功
・なぜ固めタイヤが使えないのか
・マシンの弱点が解決したら、タイトル獲得も…
・ヤマハ時代の安定を取り戻す

●ドヴィツィオーゾ金曜FPに泣く「まだ切り札はある」
・金曜ウェットのせいで調整しきれず
・ダッリーニャ「まだタイトルを失ったわけではない」
・リアタイヤは不調と関係なし
・僕らには僕らの切り札がある

●ストーナー:ヴァレンシアテストで何をやっていたのか?
・ドヴィ&ロレンソ無関心
・2018年版モトGP&市販機テスト

●ヴィニャーレス大混乱、タイヤ選択にぶれ
・期待はずれ、レース後は放心状態
・なぜ急にタイヤを変えたのか?
・なぜ最近のヴィニャーレスはスランプなのか?
・1レース毎にタイトル争いが厳しくなる
・ヴィニャーレス「ロッシがいると助かる」

●ロッシ大満足、しかし、ヤマハ機は…
・現在のコンディションでは最高リザルト
・2010年の復帰レースと比べると…
・ヤマハは電制システムで劣っている
・ヤマハ、チームオーダー「ロッシにせいぜい…」

ラ・キリコより

皆さん、こんにちは。
アジア/オセアニア3連戦に向け、色々と栄養を摂って備えている管理人のラ・キリコです。
毎年、生活がイタリア時間とずれてしまうもんだから、家庭内時差ボケになってしまうんですよねぇ。

そう言えば、以前、ロッシ選手もレースウィークエンドが始まる時は、軽く時差ボケになるって言ってました。
タヴッリャでの普段の生活は、宵っ張りの朝寝坊らしいですもんね。
確か、「夜12時前に寝る人間は信用できない」なんて言ってましたもん。

おっと、メルマガ枕話恒例のモトGPこぼれ話でしたね、はいはい。

さて今回は、男38才、ヴァレンティーノ・ロッシが奇跡の早期復帰を遂げ、そのうえ、予選3位、レース5位と大活躍しておりましたが…

そうそう、実は、ロッシ選手の骨折レントゲン写真が遂に公開されたんですよ。

ほら、ロッシ選手の復帰があまりに早いんで、実は骨折したなんて嘘なんじゃないの?って噂が流れてたじゃないですか。

(ブログ関連記事:ロッシ『モトGP機のほうが乗り心地OK』2017アラゴンGP )

で、結局、アラゴンGPの最中、イタリア衛星放送『SKY』が、本物のレントゲン写真の公開に踏み切ったんです。

ちなみに、手術を担当したパスカレッラ医師は、今回、TVでレース観戦したそうで、こう言ってました。

「レースは観ましたが…いや、もう、ハラハラドキドキでしたね。
マシンを倒したり、ペダルから足を外す度に心臓に悪くって。
実に、ドラマティックな経験でしたよ。多分、残りのレースはもう観ないでしょうね。」

ロッシ選手の早期復帰の理由の1つは、このパスカレッラ医師の手術が素晴らしかったからだって言われてるんですが、なんでも、ロッシ選手は9月1日の深夜に手術を受け、その12時間後にはリハビリを始めてたんだとか。
これには、モトGPの医療部門代表のアンヘル・チャルテ医師も驚いてました。

ちなみに、チャルテ医師、アラゴンGPの間ずっと、ロッシ選手のボックスで待機してたんです。
で、基本的にロッシ選手には抗アレルギーや抗炎症の治療、そして、理学療法が施されていたんですが、結局、神経ブロック注射の必要は一度もなかったんですって。

あと、2010年に骨折した時は高気圧酸素治療を受けてたんですが、今回は受けませんでした。
ロッシ選手、こう説明しております。

「2010年の時はやりました。その治療で炎症の可能性が抑えられるかもしれないって言われたんで。
あの時は複雑骨折だったけど、今回は違うから。あの時は重要な治療だったんです。
あの頃は、高気圧酸素治療は骨折の回復に効くって言われてたんですよ。
その後、そう言うことは言われなくなったんで、辞めました。
嬉しいですよ…あの治療って、快適なものではないから。人には勧められませんね。」

あとですねぇ…
今回、ロッシ選手はブレンボ特製のスペシャル親指レバーを使ってたんですって。
リアブレーキを右足でペダル操作する代わりに、左グリップの下に小さなレバーを付けて、親指で操作できるようにしてたんです。

実はロッシ選手、ブルノ戦後のテストの時に既にこの親指レバーを試していたんですが、その時は、スタンダードの親指レバーだったんです。
その場合、親指レバーとペダルはどちらも後ろの同じポンプにつながっていて、どちらか片方しか機能させられないんですよ。
で、骨折後、ロッシ選手からリクエストがあり、親指レバーとペダルの回路を分けて、両方とも機能させられるようにしたんです。

もともと、このリアブレーキを操作する親指レバーって、ミック・ドゥーハン元選手のリクエストで誕生したものでして…
1992年のアッセン戦で負傷し、右足でリアブレーキのペダル操作ができなくなってしまったからなんです。
現在は、ヴィニャーレスやドヴィツィオーゾ、ロレンソ、ペトルッチ選手らが使用しております。

おっと、そろそろ、本題のアラゴンGPまとめ『その2』に行かなきゃ!
今回はロッシ中心と思ってたら、各選手、思いのほか話題が多くって。
ちょっと長いんですが、よろしくお願いします。

この続きをみるには

この続き:20,501文字/画像9枚
この記事が含まれているマガジンを購入する

風聞〜イタたわGPを月刊で販売しています。 今回のみ半額!【2017年10月号】は計3本発行予定です!

または、記事単体で購入する

2017 アラゴンGPまとめ ドゥカティ&ヤマハ[ 2017年10月4日 発行 Vol. 160 ]

風聞〜イタたわGP(ウェブ版)

100円

この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?気軽にクリエイターを支援できます。

モトGPブログ『イタたわGP』の La Chirico(ラ・キリコ)が発行するウェブマガジンです。ブログ記事の掘り下げた情報や、イタリアの巷に流れる噂などをご紹介します。
コメントを投稿するには、 ログイン または 会員登録 をする必要があります。