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2018フィリップアイランドGPまとめ ヴィニャーレス&ロッシ、マルケスvsザルコ接触[ 2018年11月1日 発行 Vol. 210 ]

コンテンツ目次

【イタたわGPまくら話】
●フィリップアイランドGPこぼれ話
・ロッシ、最高バトルは2009年のロレンソ
・マルケス、ドゥーハンモデルのグローブ&ブーツ
・マルケス、卓球は惨敗…
・アルベルト・プーチ「マルケス、まだ伸びしろあり」
・ペドロサ、ワイルドカード参戦なし
・ペトルッチ考えすぎ
・バウティスタ手放しで夢は見ない
・フィリップアイランドGP、転倒減少

【2018フィリップアイランドGPまとめ ヴィニャーレス&ロッシ、マルケスvsザルコ接触】
●フィリップアイランド決勝戦を左右した6つの鍵

●マーヴェリック・ヴィニャーレス
・ヤマハが、僕らと勝利を狙えるって思ってくれたら…
・ロッシ「同じ方向で作業すれば互いの問題が解決できる」
・ヤマハよ、勝ちたいなら僕のことを信じて
・これぞチームって感じになってきた!
・ロッシも寄る年波に勝てない?
・フォルカーダ解雇に後悔なし
・これでスランプから脱出したのか?

●ヴァレンティーノ・ロッシ
・ヤマハ勢、ロッシのみ苦戦…
・リアタイヤが異常に消耗…
・ロッシとヴィニャーレスは何が違っていたのか?
・ついにヤマハ改革
・ロッシ、VR46弟子たちについて

●マルケスvsザルコ接触事件まとめ
・フィリップアイランドの呪い
・マルケス「ここはスリップストリームにはまりやすいから…」
・マルケス「日本でタイトルを決めておいて良かった」
・ザルコ、芝生に助けられる
・ザルコ「マルケスとすぐに理解し合えた」
・リンス「リスクを負いたがると最後はケガをする」

【イタたわGPまくら話】

皆さん、こんにちは。
ハロウィンとは全く関係ない管理人のラ・キリコです。

イタリアの子供たちも、仮装してお菓子をもらって歩いてるんですが…
我が家は奥まった所にあるせいで、誰も来ないんですよ。

で、近所のコープに買い物に行ったら、なんと、子供たちがお菓子をもらいに店内に入って来て、店員さんに断られてました。
以前は、おもに一般住宅を回ってたようだったんですが、どうやら最近は店舗を回って歩いているようで…

まぁ、イタリアの場合、旧市街の大通りにずらりとお店が立ち並んでいるから、効率いいのかもねぇ。
お店側も断ったら今後の営業に響くと思って、ちゃんとお菓子を用意してくれそうだし…

おっと、恒例のモトGPこぼれ話でしたね、はいはい。
今回は、フィリップアイランドこぼれ話です。
マルケス選手は卓球は弱いとか、ペトルッチ選手は考えすぎるとか…

まぁ、どうぞどうぞ。

フィリップアイランドGPこぼれ話

・ロッシ、最高バトルは2009年のロレンソ

ヴァレンティーノ・ロッシが10月25日(木)の会見で、これまでのキャリアにおけるベストバトルを訊かれ、次のように答えた。

「素晴らしいバトルはどっさりあったけど、まぁ、多分、2009年のバルセロナのが最も意義深いでしょうね。
僕とロレンソはFP1からバトルを始め、レースでは最終コーナーまで戦い続けたんだから…物凄い接近戦でね。
そう言う意味から言って、あのバトルが一番ですよ。」

・マルケス、ドゥーハンモデルのグローブ&ブーツ
マルク・マルケスが茂木戦で今季タイトルを獲得し、あのミック・ドゥーハンがホンダ機で取った最高峰タイトル数とタイ記録になった。
そのため、マルケスはフィリップアイランドGPの土~日曜にはドゥーハンモデルのグローブとブーツを使用し、敬意を表した。

・マルケス、卓球は惨敗…
フィリップアイランドでマルク・マルケスのチームは、余暇に卓球大会を催していた。
マルケス選手は相変わらず勝つ気満々だったが、卓球の素養はないようで、次のように話していた。

「メカニック全員に負けました。1勝もできなかったんです。もう、ムカつきまくりましたよ。」

・アルベルト・プーチ「マルケス、まだ伸びしろあり」

アルベルト・プーチ(ホンダHRCチームマネージャー、上写真)は、今シーズン、マルク・マルケスがモトGPタイトルを取ったのは、マシンではなくライダーの力に依るところが大きかったと見ている。
とにかく、マルケスが違いを生み出したのだとし、次のように語った。

「既に最高レベルではあるが、しかし、まだまだ成長の余地があり、それはマルケス本人さえ自覚していないんです。本人にも自分の限界がどの辺りか分かってないんですよ。
実際のところ、どこまでできるのか…2年後に見えてくるでしょう。」

・ペドロサ、ワイルドカード参戦なし

ダニ・ペドロサが2019/2020年の2年間、KTMテストライダーを務めることが公表された。

(ブログ関連記事:ペドロサKTM『オートバイなしでは生きていけない』

なお、今のところ、ペドロサのワイルドカード参戦はないものとされており、マイク・レイトナー(KTMチームマネージャー、上写真)によれば、
「ダニとの契約はテストライダーのみとなっており、レース参加は想定されてません」とのこと。

・ペトルッチ考えすぎ

ダニーロ・ペトルッチ(ドゥカティプラマック)が10月25日(木)、なぜ最近のレースで苦戦しているかについて次のように説明した。

「茂木GPまで、マシンにかなりの改良を加えたもんだから、ちょっと混乱してしまって。
ドヴィツィオーゾのデータを研究してみたところ、去年からレース毎にたいした改良は加えてないんですよね。
あと、とにかく、僕は考えすぎなんですよ。ひたすら操縦する…もう、それだけだって言うのにね。
性格的に、ちょっと自分のことを過小評価しすぎなもんだから…自分のことが信じられないタイプなんです。
それで、それなりのリザルトが出せないと、頭が真っ白になってしまって…。」

・バウティスタ手放しで夢は見ない

アルヴァロ・バウティスタは、今年、好調なシーズンを送っているが、来年のSBK移籍に向けて手放しで大きな夢は抱いておらず、次のように話した。

「正直なところ、来年、どうなるのか全く分かりません。とにかく、マシンにチーム、ブレーキ、タイヤ、チャンピオンシップと新しいこと尽くめなんだから。
もちろん、2輪レーサーたるもの、常に勝つことが目標だけど、でも、実際にそれができるかどうかは別の話だから。」

・フィリップアイランドGP、転倒減少

今回の3日間での転倒は計69回だった。なお、2017年の同GPは86回、2016年は90回である。
しかし、今年は以下の4選手が深刻なケガを負ってしまった。
カル・クラッチロー(モトGP、FP2、脛骨およびくるぶしの3重骨折)
ニキ・トゥーリ(モト2、FP3、負傷について具体的なことは不明)
カズキ・マサキ(モト3、FP3、左手の第5中手骨骨折)
ジャウメ・マシア(モト3、レース、右足首負傷)

なお、今シーズンここまでのモトGPクラスにおける転倒回数は以下のとおり。
マルケス20回
バウティスタ19回
クラッチロー17回
モルビデッリ10回
リンス10回
ペドロサ9回
イアンノーネ7回
ザルコ7回
ロレンソ6回
ロッシ5回
ドヴィツィオーゾ4回(すべてレース本番)
ペトルッチ4回
ヴィニャーレス2回

はい、では、そろそろ、『フィリップアイランドGPまとめ』行きますか!
今回も1本だけってことで、ヴィニャーレス&ロッシ選手と、マルケスvsザルコ追突事件です。
んでは、どうぞ。

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