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ペドロサ特集:体格、ホンダ想い出〜KTM開発での野望:風聞〜イタたわGP Vol. 278

コンテンツ目次

【イタたわGPまくら話】
●『スピード』とは?:ロッシ、マルケス、ドヴィ、クラッチロー(全文無料)

【ペドロサ特集:体格、ホンダ想い出〜KTM開発での野望】
●小柄ゆえに…小柄だからこそ…
・マルケス兄弟の手本ライダー
・ロレンソ父、なぜ小柄なライダーは最初から速いのか?
・ペドロサ、小柄なせいで手術でも問題が…

●ホンダ時代の想い出
・ストーナー&ヘイデンについて語る
・乗ってみたかったメーカー機とは?
・スッポ、なぜペドロサはKTMに移ったのか?

●KTMマシン開発、取り組み方〜野望
・ペドロサはKTMでどんな開発作業をしているのか?
・ペドロサはどんなマシンを創りたいのか?

イタたわGPまくら話

皆さん、こんにちは!
マスク着用以外は、ほぼほぼ日常が戻りつつあるイタリアから管理人のラ・キリコです。

実は最近、私が住んでるアパートの前で、ハンガーにかかったままのブラウスを見つけましてね。
おそらく洗濯物が落ちて、そのまま気づかれずに時間が経ち、汚れてしまったって感じなんですが…

でも、私が住んでる界隈の人達って、屋外に洗濯物を干さないんですよ。
なぜならば、庭やベランダがないうえ、駐車場に面しているから。

だから、いったいどこから飛んできたんだろう?と思っていたら…
なんと、真上の部屋に住んでいる1人暮らしの女性のでした!

ある日、外出から帰って来て、ふと、彼女の部屋を見上げると…
半開きにした鎧戸に、ハンガーにかけた洗濯物を何点も引っかけて干してるんですよ。

まぁ、風がなければ問題ないだろうけど、けっこう危険だなぁ~と思っていたら…
案の定、ある日、我が家の鎧戸の上に落ちてきて、引っかかっていたんです。

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しかも、下の駐車場にも、もう1枚…

我が家に落ちてきてた方は、そっとドアノブに引っ掛けて返しておいたんですが…
あの、ハンガーにかかって汚れちまったブラウスの方は、いまだに外に落ちてるんですよねぇ。
気づいてないのかなぁ…


おっと、モトGPこぼれ話を始めなくっちゃ!
今回は、モトGPトップライダーの皆さんが、『スピード』についてどう考えているかってお話です。

まぁ、どうぞ、どうぞ。

『スピード』とは?:ロッシ、マルケス、ドヴィ、クラッチロー

某有料配信サービスで、モトGPライダーに「貴方にとってスピードとは?」って質問をしたところ…
けっこう趣の違う答えが返ってきたそうなんですよ。

まず、意外にも「好きじゃない」って答えたのがカル・クラッチロー選手
こんな感じ。
「実のところ、2輪レースに出るのは好きじゃないんすよ。なんでそう思うんだかねぇ…。
他の選手と競うのは好きなんだけど、オートバイの操縦はストレスだから。
ミスして大変なことになったらって常に心配だし、マシンが暴れたりウィリーしたりとか…とにかく集中しまくって、かなりのストレスなんすよ。
自分がやってることを楽しんでる暇さえないんだから。」

そして、同様に意外な答えが返ってきたのが…マルク・マルケス選手
時には、スピードに対して恐怖を感じてしまうんだとか。
「モトGPなしの人生なんて考えられませんね。僕の本能みたいなもんだから。でも、自分がやっていることを冷静に考えたら、できないでしょうね。
家に居て、時々、考えてしまうことがあるんですよ…僕は時速350キロで走ってるんだよなぁ~って。そうすると、もの凄く恐くなってしまって。
イカれてますよね。しかも、けっこう変な話だし。
でも、そう言う風に考えるのを辞めると、自分が情熱をかけているものなんだって気持ちになってきて、また始められるんですよ。
もう、これなしでは無理だから。勝っている時は特にそうですね。
自分のために働いてくれている人達や、マシンのパフォーマンスに対して勝利でもって報いることができるんだから。」

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反対に、「好きで好きでたまらない」のがヴァレンティーノ・ロッシ選手です。
2輪レースを引退したら4輪に転向するって公言してるほどの、スピード好きですから。
あと、ロッシ選手の場合、『スピード』と同じぐらい大好物なのが…『勝利』ですね。
ご本人がこう言ってました。
「特に激しい競り合いでの難しいレースで…例えば、最終ラップでのオーバーテイク合戦とかね…
そう言う時の勝利はね、もう、頭がイカれるんじゃないかって思うほどなんですよ。

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で、イタリアきっての理論派ライダーこと、アンドレア・ドヴィツィオーゾ選手は…
ちょっとロッシ選手と似た感じです。
ほら。
「オートバイの操縦をきちんとできるって言うのは、本当にラッキーだったなぁ~って感じますね。
しかも、あんなタイプのマシンの操縦ができるわけでしょ。
自分が強く、コントロールにも集中にも長けているんだって気持ちになれるから。
(スピード云々については)勝つと、より味わい深いんですよね。
自分だけの問題じゃなく、自分と一緒に作業をしてきた人達全員の問題になるわけだから。


おっと、そろそろ本編を始めなきゃ!

今回は、ダニ・ペドロサ特集です!
引退してもなお、話題は色々ありまして…
小柄な体格についての苦労話とか、チームメイトの想い出とか…
あと、今後、KTM機をどんなマシンに創り上げたいのか?とか。

まぁ、どうぞどうぞ。

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