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ロッシ、カダローラコーチを失い、ヤマハ内には2人の敵が…[ 2019年1月23日 発行 Vol. 219 ]

コンテンツ目次

【イタたわGPまくら話】
●ロッシ、ハミルトンは『ランチ』に来るのか?ドヴィ&ペトルッチにモトクロス挑戦状!
・ルイス・ハミルトンは『ランチ』に来るのか?
・ドヴィ&ペトルッチにモトクロス挑戦状!

【ロッシ、カダローラコーチを失い、ヤマハ内には2人の敵が…】
●ロッシ、カダローラ軍師を失う

・丁重にお断りされてしまった…
・カダローラはどんな役割を果たしていたのか?
・カダローラ後任は?
●ロッシ最大の敵はヤマハにいる
・ヤマハファーストライダーの座を狙うヴィニャーレス
・ヴィニャーレス、カウンセラー募集中
・モルビデッリ、2021年ヤマハファクトリーの座を狙う
・ドゥーハン&レイニー、ロッシを絶賛
・ロッシ近況

イタたわGPまくら話

皆さん、こんにちは。
先日のミラノ1泊旅行中、美術館で思わぬ物を見つけた管理人のラ・キリコです。

トリエンナーレ美術館にインダストリアルデザインの展示を見に行ったところ…
イタリアの代表的な近代インダストリアルデザインって言うのが年代順に並べられてたんですよ。

家具や小物類に混じって『ヴェスパ』『ドゥカティ』のオートバイなんかも展示されてたんですが…
最後の方に『デザイン&テクノロジー・コーナー』があって、そこの『DAINESE』エリアでこんな物を見つけましてね!

しかも、説明書きには『ロッシフミのグローブ』と書かれているだけで、ヴァレンティーノ・ロッシの『ロ』の字もないんですよ。
インダストリアルデザインの展示ってことで、あえてロッシ選手の名前を入れなかったのか…
それとも、係の方が『ROSSIFUMI』が誰なのか知らなかったのか…

おっと、恒例のモトGPこぼれ話でしたね、はいはい。

今回、本編はロッシ選手を中心にカダローラコーチ辞任や、ヤマハ内のライバルについてまとめてみたんで…
こぼれ話もロッシ関連でいきますね!
ルイス・ハミルトン選手は本当に『ランチ』に来るのか?等々です。
まぁ、どうぞどうぞ。

ロッシ、ハミルトンは『ランチ』に来るのか?ドヴィ&ペトルッチにモトクロス挑戦状!

・ルイス・ハミルトンは『ランチ』に来るのか?
さて、去年ぐらいからロッシ選手の『ランチ』に来て勝負したいと言いながら、なかなか来ないルイス・ハミルトン選手…

(note関連記事:ロッシ特集:2018年ランチ耐久レース&モンツァラリー[ 2018年12月28日 発行 Vol. 216 ]ハミルトン「ロッシよ、僕はランチに行くべきだ!」

ハミルトン本人も真剣に来たがってるし、ロッシ選手はもう何度も招待してるんですが…

なにしろハミルトン選手が過密スケジュールすぎて、なかなか実現しないらしいんです。
ロッシ選手が最近、ハミルトン選手の多忙ぶりをぼやいてましたから。
こちら。

「僕らイタリア人は、通常、目立たないように行動するもんじゃないですか。あまりにも人目を引くようなことをして、なにか問題が起きれば叩かれてしまうから。
ルイスはとにかく活動的なんですよ。ケン・ブロックと一緒にスキーに行くなんて話もあるでしょ。
『ランチ』に招待するよって書き送ったんだけど、もう、とにかく忙しそうでね。
以前、『来週の火曜あたり、どう?』って聞いたら、『いいよ』って言うんですよ。でも、『午後にはマイアミに向けて発たなければならないから』って。
結局、今に至って、何もできずにいるんですよね。プライベートジェットで来てくれるって言うなら、リミニ(タヴッリャ最寄りの空港)に着陸できるようにするんですけどねぇ(笑)。」

う~ん…
今年こそ実現して欲しいもんですね。

・ドヴィ&ペトルッチにモトクロス挑戦状!
さて、ロッシ選手絡みでわりと早々に実現しそうな勝負があります!
実は、1月12日にダニーロ・ペトルッチ選手がInstagramに、アンドレア・ドヴィツィオーゾ選手と一緒にモトクロスでトレーニングしている写真を掲載したんですよ。

そしたら、それを見たロッシ選手がすぐに、《ペトルッチとドヴィツィオーゾって、モトクロスはどっちが速いの?》と書き込み…

ペトルッチ選手が、《いい勝負だよ。3人でスーパー対決すれば良いんじゃない》と返すと…

ロッシ選手がノリノリで、《よぉ~し、1回やってみようじゃない》って。

で、それを聞いたドヴィツィオーゾ選手のコメントがこちら。

「楽しみですね。モトクロスで走るのは好きなんですよ…プレッシャーも少ないし、タイヤウォーマーなんかもなく、良い状況でしょ。
以前もやったことがあるんですよ。今度は『VR46ライダーズアカデミー』のライダー全員も参加して、やってもらいたいですね。
ダニーロがモトクロスはかなり速いんで、僕ら2人、けっこう強い走りでトレーニングしてるんですよ。」

んで、イタリアきっての理論派ライダーとしてはモトクロスでのトレーニングについて、ドヴィ選手、こんな持論を繰り広げておりました。

「僕はモトクロスについてけっこう研究してるんですが、かなり色々な技術があるから、こう言うトレーニングをしているとレースで違いを生み出すことができるでしょうね。
ただし、(モトクロスと)同じような状況では走っていないけど。
アメリカには、タイトル争いをするようなレベルのライダーでも、毎日、一緒にトレーニングするようなメンタリティがあるじゃないですか。
まぁ、一長一短でしょうけどね。
良い面は、ハイレベルのライダーと一緒にトレーニングをするわけだから、日々、上達していかなければならないってことだろうし…
悪い面は、こっちが何をやっているのか手の内を見せてしまうわけですからね。
僕は何も隠すつもりはないし、興味もないけど。同じトレーニングをしていて負かされたなら、相手の方が強いってことでしょ。
僕は成長できるかどうかってことに興味があるんでね。」

おっと、そろそろ本編のに行きますか!
ロッシ選手にとって、カダローラコーチ辞任はけっこう痛いだろうって話とか…
今年はヤマハ内に強敵が2人いるだろうって話とか…
とにかく、どうぞ、どうぞ。

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