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2019ザクセンリンクGPまとめ その2 ヤマハ&スズキ[ 2019年7月20日 発行 Vol. 241 ]

コンテンツ目次

【イタたわGPまくら話】
●メランドリ引退、ヤマハは何も知らなかった…

【2019ザクセンリンクGPまとめ その2 ヤマハ&スズキ】
●ザクセンリンク決勝戦を左右した5つの鍵
●ヤマハ
・いよいよロッシは引退を考えているのか?
・ロッシが悪いのか?マシンが悪いのか?
・カダローラ不在が原因か!?
・ロッシ、チーフメカニック交代もあるのか?
・ロッシ、ミシュランのお勧めタイヤがはずれだった…
・ヴィニャーレス、ロッシと違うタイヤを選択
・ヴィニャーレス「クラッチローと戦うはずじゃなかった…」
・ヤマハはブルノテストでどんな作業をするのか?
・ヤマハ、エンジン・レギュレーション改定を要請
・クアルタラロー、初めての重大ミス
・なぜヤマハ機はルーキーに優しいのか?
●スズキ
・リンスがヘマをした日にチャンピオンシップは終わった
・スズキ機はヤマハの改良版!

イタたわGPまくら話

皆さん、こんにちは。
先日、ちょっと遠出をしてミュンヘンで飛行機を乗り換えていた管理人のラ・キリコです。

ミュンヘンでの待ち時間が長かったんで、空港から出て、最寄りのホテルのレストランで昼食を取ったところ…
珍しく、実に不味い料理に当たってしまいました。

いや、別にもともと不味いレストランではないようなんですよ…

連れが注文した『ホワイトソーセージのハンバーガー』なんか、それなりに美味しかったんで。

ただ、バンズはなんとプレッツェルで、付け合せはザワークラウト&さつまいものフライ…
ホワイトソーセージもグリルではなくボイルと…
アメリカ人が激怒しそうな代物ではありました。

で、メニューのラインナップからすると、どうやらヘルシーが売りのようだったんで…
私は思わず『ヴィーガンメニュー』ってのを頼んでしまったんです。
こちら。

『豆3種入りチリビーンズのクスクス添え』なんですが…
まずね、チリビーンズの方はオイルを全然使ってないのかなって感じで、とにかく、味が草っぽいんですよ。

んで、最悪だったのがクスクスでして…
どう考えても、『お香』の味がするんです。

あの、火を点けると煙が出て、良い香りがする『お香』です。

どう頑張っても食べられなかったんで、ほとんど残してしまいました。
あっ、チリビーンズの方はなんとか全部頂きましたけどね。

おっと、恒例のモトGPこぼれ話でしたね。
今回はマルコ・メランドリ選手の引退裏話でございます。
まぁ、どうぞ、どうぞ。

メランドリ引退、ヤマハは何も知らなかった…

さて、マルコ・メランドリ選手と言えば、7月9日(火)に会見を行い、今シーズン末で引退することを発表したばかりでして…

(ブログ関連記事:マルコ・メランドリ引退

メランドリ本人は今年のブリーラム戦(3/15~17)の頃から引退の一文字が頭をよぎり始め…
ミザノ戦(6/21~23)のレース1(※ウェット)の最中、何度も自問自答を繰り返し…
その後のドニントン戦(7/5~7)で大苦戦した時、ついに『何かが崩壊した』ことに気づき…

メランドリ選手、こう思ったそうなんです。
「80%の走りをするためにレースに出るなら、出ない方がマシだ。
がっかりすることの多い環境だけど、時間が経てば癒えるだろう」って。

で、実はですね、メランドリ選手が所属している『GRT』チームは、ずっと何も知らなかったんですよ。
8日(月)のお昼頃に、初めてメランドリ選手の引退について聞いたそうなんです。

この『GRT』チームって、今年SBKにデビューしたばかりのチームなんですが…
早々にライダーに逃げられてしまい…

しかもね…
メランドリ選手って、2018年末にドゥカティに放出され、いよいよ引退かってとこまで行ってたじゃないですか。
でも、SBKを運営しているドルナがイタリア人の注目ライダーを手放したくなくて、ヤマハに圧力をかけて契約させたそうなんです。

で、この『GRT』チームは、当初の予定ではスーパースポーツの若手ライダーを起用するはずだったのが、諸々のしがらみからメランドリ選手を押し付けられ…
結局、シーズン半ばにして逃げられてしまったと言うわけです。

んで、チームが知らなかったわけだから、当然、ヤマハも知りませんでした。
メランドリ選手は『Yamaha Europa』と直接契約をしていて、プライベートチームにいたとは言え、あらゆる面においてファクトリー待遇だったんですが…

『Yamaha Europa』のアンドレア・ドゾーリ氏(レース部門責任者)はこう言っております。

「マルコから引退を決めたと聞かされた時は驚いてしまってね。
本人にしても容易な決断ではなかったでしょう。そうしようと決めた理由も尊重しますよ。」

このドゾーリ氏って言うのは、モトGP時代の『Kawasaki Hayate』からメランドリ選手と一緒で、その後のBMWでも組んでた方なんです。
で、ヤマハSBK機の開発にメランドリ選手のこれまでの経験が活かせるはず…と信じてたそうなんですが…
2020年に向けて、これから新たな方策を立てていかなければならないわけですよ。

ちなみに、メランドリ選手の方は、長年、朝から晩までレースとトレーニング三昧の日々に疲れてしまい、
「だんだん重荷になってきていた」と話してました。

これからは楽しむためだけにスポーツをしていきたいんだそうです。
そう言う意味ではオートバイにも乗り続けたいし、将来的には、
「ストレスのあまりない、前座レースのようなものなら出るかも…例えば、モトEとかね」って。
あと、テストライダーになる可能性もあげてました。

では、最後に…
こちらがモトGP時代、絶好調のメランドリ選手の姿であります。

あっ、あとね…
最近、メランドリ選手が女性になったり子供になったりして楽しんでたんですが…

1番目の映像では「子供になるぞ、子供になるぞ」って唱えていて…
2番目では「ありゃ!女になっちまった!」と驚き…
3番目で無事子供になれると、「レースに復帰するぞ!」って連呼してるんです。

おっと、そろそろ『ザクセンリンクGPまとめ その2』を始めますか!
今回は、『その3』まで書く予定なんで、今回はヤマハ&スズキ編です。

ロッシ選手は引退を考え始めてるのか?とか…
ロッシ選手のチーム大改革もあるのか?とか…
なぜヤマハ機はルーキーに優しいのか?とか…
スズキは何を強化していくべきなのか?とか…

まぁ、どうぞ、どうぞ。

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