見出し画像

2019カタールテストまとめ その1 ヤマハ&スズキ[ 2019年3月6日 発行 Vol. 223 ]

コンテンツ目次

【イタたわGPまくら話】
ヤマハはプロジェクトリーダーが代わり、その後どうなったのか?

【2019カタールテストまとめ その1 ヤマハ&スズキ】
●レースディレクション、いきなり高評価

●ヤマハ
・結局、ヤマハ機は改善されたのか?
・2004年からトップスピード問題と格闘…
・なぜロッシよりヴィニャーレスの方が好タイムなのか?
・開発担当はロッシ?それともヴィニャーレス?
・なぜクアルタラローは2位を取れたのか?
・モルビデッリはロッシ風の作業

●スズキ
・遂にヤマハがスズキの真似をした!?
・ダブルマフラーはモト2風
・スズキはヤマハを超えたのか!?
・リンス、ライダーとしてステップアップ
・ミールには、もう1人のキャプテンになってもらいたい

イタたわGPまくら話

皆さん、こんにちは。
カタール開幕戦が間近に迫り、ちょっと焦っている管理人のラ・キリコです。

ほら、この間の『カタールテストまとめ』を開幕する前に出してしまわなければならないから。
でも、この間、歯医者に行った帰りに、念願の『アッフォガート・アル・カフェ』も食べてきたし、元気倍増ですよ!

じゃ、まずは恒例のモトGPこぼれ話からね。

今回は本編が『カタールテストまとめ ヤマハ&スズキ』なんで…
こぼれ話の方は、そう言えば、今年から体制改革をしたヤマハはどうなったのかって話にしてみました。
まぁ、どうぞどうぞ。

ヤマハはプロジェクトリーダーが代わり、その後どうなったのか?

ヤマハと言えば、今年、プロジェクトリーダー変更と言う一大改革を行い…
つまり、昨年8月に謝罪会見をしていた津谷晃司(ツヤコウジ)さんが退任して、新たに鷲見崇宏(スミタカヒロ)さんがプロジェクトリーダーになったわけですが…

(ブログ関連記事:ヤマハ体制改革、津谷プロジェクトリーダー退任

その後、具体的になにが変わったのかについて、最近、マッシモ・メレガッリさん(下写真、チームマネージャー)が説明してました。
なんでも、メレガッリマネージャーによれば、当初、プロジェクトリーダーが代わるって話を聞いた時は、皆、「作業の進め方に関しては何も変わらないんだろう」って思ってたそうなんです。

ところが、鷲見プロジェクトリーダーはチーム内でも日本の方でも『働きかた改革』を実行し、おかげでライダーとエンジニア陣のコミニュケーションがグッと良くなったんだとか。

で、鷲見プロジェクトリーダー自身は現在のヤマハ機の弱点を見極めつつ、情報を分析して、最終的に「新マシンを作る必要はなし」と言う結論に達し…
今後はヤマハ機のポテンシャルを最大限に活用すべく、問題視されているエリアを改善していこうってことになっております。

で、ロッシ&ヴィニャーレス選手も鷲見プロジェクトリーダーが出した提案すべてに賛同してまして…
具体的に言うと、『コーナーリングを改善し、もっと早く加速できるようにする』ってことであります。

あと、今までエンジニアの皆さんはボックスの裏手の方で作業してたんですが、全体的にもっとコミニュケーションを良くしようってことで、今年からエンジニアさん達もボックス内で作業することになりました。
ちなみに、これは鷲見プロジェクトリーダーの発案ではなく、日本のヤマハ側からの要請だそうです。
裏手の方で作業していたら、ライダー陣からの貴重な情報を聞き逃す可能性がありますからね。

ただ、ボックス内の人口が増えたわけだから今のところゴチャゴチャしてまして…
まぁ、まだ慣れないから大変だけど、基本的には「ポジティブな変更だ」ってメレガッリマネージャーが言ってました。

おっと、そろそろ本編に行きますか!
『カタールテストまとめ その1』ってことで…
ヤマハ機は結局どこまで改善されたのかとか…
ロッシ&ヴィニャーレス選手のどっちが開発してるのかとか…
もしやスズキ機がヤマハ機を超えたかもしれないのかとか…
まぁ、どうぞ、どうぞ。

ここから先は

9,744字 / 13画像
この記事のみ ¥ 100

頂いたサポートは、新たな健康食品を購入する費用にさせていただきます。これで、また頑張りますね!