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新型コロナウイルス影響&ライダー恋愛事情ほか[ 2020年4月21日 発行 Vol. 272 ]

コンテンツ目次

【イタたわGPまくら話】
●経費削減、ヤマハがドゥカティ案に大反対

【新型コロナウイルス影響&ライダー恋愛事情ほか】
●新型コロナウイルス影響、その後
・最も損害を受けるのは…ライダー
・レース開催の可能性はあるのか?
・マルケス/ヴィニャーレス/クアルタラローの契約はどうなるのか?

●ブリヴィオ、未来のモトGPライダーに注目
・話題の有望モト2ライダーとは?

●ライダー恋愛・結婚事情
・独り身グループ:マルケス兄弟、ミラー、ロレンソ、イアンノーネ他
・既婚・内縁・婚約グループ:ドヴィ、エスパルガロ兄弟、クラッチロー、オリヴェイラ他
・真剣交際グループ:ロッシ、バニャイア、モルビデッリ他

イタたわGPまくら話

皆さん、こんにちは!
引き続き新型コロナウイルスによる非常事態体制が続くイタリアから、管理人のラ・キリコです。
外出自粛で目新しい話題もないんで、しばらくはいきなり『モトGPこぼれ話』からってことで…

今回は、各メーカーが今後の経費削減に向けて案を出し合ってるものの、なかなかまとまらないって話です。
まぁ、どうぞ、どうぞ。

経費削減、ヤマハがドゥカティ案に大反対

さて、新型コロナウィルスの影響で、いまだ開幕の目途が立たないモトGPなんですが…
ドルナは、早速、各メーカーのコストを抑えるべく、エンジンとエアロダイナミクスの開発を2021年末まで凍結させておりました。
(ブログ記事:モトGPエンジン開発、2021年末まで凍結

ただ、ウィルス収束後に訪れるであろう経済危機を考えると、これだけではまだまだ足りないわけで…
現在は各チームの代表がWEB会議で集結し、色々と案を出し合っているそうなんです。

で、ドゥカティのジジ・ダッリーニャ氏(ゼネラルディレクター)がさらなる経費削減に向けて、声を大にして訴えてまして…
こんな感じ。
「私は技術者ですからね…進化させていくことが好きなんですよ。
これまで開発を抑えるような提案に対しては、常に反対してきました。ただ、今回ばかりは事情が違うでしょ。
我々の未来は、どれだけ経費を削減できるかにかかってるんです。
モトGPクラスでも、ライダー1名につきマシン1台にすると言う案を考えてるんですが…2台使っているのは、このクラスだけですからね。
SBKやモト2/モト3では1台でやっているが、だからと言って面白みに欠けると言うことはないように思うんですよ。」

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ところが…
これにヤマハが猛反対してましてね。
マイオ・メレガッリ氏(ヤマハ・チームマネージャー)がこう言っておりました。
「私個人としては反対ですね。マシンは既に1選手2台が用意されてるんですから。
確かに、交換パーツに関してはコストが抑えられるが、投資と言う意味では利点よりは問題点の方が大きいように思いますね。
どう見ても、今年、19戦やるのは無理なのだから、それだけで既に経費削減になるじゃないですか。
別案としては、パドック入りするスタッフの人数をできるだけ減らすと言うのだってあるでしょうしね。
とにかく、1選手マシン1台なんて言うのは、いただけませんね。
技術的な意味でも、見ごたえと言う意味でも、良い影響は及ぼしませんよ。」

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まぁ、確かに、転倒してマシンが壊れたりしたら、FPであれ予選であれ、セッションまるごと棄権なんてことになりかねませんもんねぇ。
他のメーカー陣も、どちらかって言うと、ヤマハに賛成って感じの姿勢なんだそうです。


おっと、そろそろ本編を始めなきゃ!

今回は、新型コロナウィルスの影響で最も犠牲にされてしまうのはライダーだろうって話とか…
スズキのブリヴィオマネージャーが注目しているモト2ライダーについてとか…
あと、モトGPライダーの最近の恋愛・結婚事情なんかをまとめてみました。

まぁ、どうぞどうぞ。

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