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2018ブルノGPまとめ ドゥカティ&ホンダ、ヤマハ[ 2018年8月10日 発行 Vol. 198 ]

コンテンツ目次

【イタたわGPまくら話】
●ブルノGPこぼれ話

・ロレンソ大喜び、初『ワールド・ドゥカティ・ウィーク』
・ストーナーがドゥカティのテストライダーを辞める場合、その理由は?
・ロッシ似顔絵展、タヴッリャ
・プーチ自転車転倒
・モトGP冬季テスト日程
・デ・アンジェリス、代役断る
・今季初、スペイン人ライダー不在
・3クラス大接戦
・馬鹿げたモト3予選

【2018ブルノGPまとめ ドゥカティ&ホンダ、ヤマハ】
●ブルノ決勝戦を左右した4つの鍵

●アンドレア・ドヴィツィオーゾ
・ホンダはブルノテストをしてたが、ドゥカティはしてない
・気持ちが軽くなった?
・スクリーンを観ながら状況を把握
・作戦はアドリブだった
・マルケス&ロレンソ、最終ラップ勝負の違い
・8月はテスト三昧

●ホルヘ・ロレンソ
・作戦変更に悔いなし
・マルケスと最終ラップで競り合わなければ…
・ドゥカティ機と息が合ってきた
・ホンダ機について何か気づいた?

●ロレンソvsドヴィツィオーゾ確執まとめ
・発端となったドヴィの発言とは?
・ドゥカティ仲裁「2人とも、うちの息子だから」
・ロレンソ&ドヴィ、その後

●マルク・マルケス
・無理せず3位に甘んじた…
・実はドゥカティに負けただけ?
・モトGP参戦100回目
・ロレンソを攻めて困らせてやった?
・今年のオーストリアはちょっと違う

●ヴァレンティーノ・ロッシ
・ロッシぼやき節「ライダーは好調だが…」
・ヤマハの問題はフルサワがいないこと
・ブルノテストでは何を試したのか?

●マーヴェリック・ヴィニャーレス
・何が起きたのか分からない…
・チーフメカニック解雇、自分なりのチームを作りたい
・チーフメカニック「ヴィニャーレスからは一言もなし」
・日曜WUPでも愚痴…
・ロレンソ「フォルカーダは確かに気の強いタイプ…」
・ロッシ「ヴィニャーレスは予期せぬ状況に直面してしまった」
・コーチが欲しい

【イタたわGPまくら話】

皆さん、こんにちは。
『Da Rossi』のカルボナーラが季節によって違うことに気づいた管理人のラ・キリコです。

ほら、前回、タヴッリャにあるロッシ経営レストラン『Da Rossi』に肉を食べに行ってきたって話をしたじゃないですか。
その時、カルボナーラも頼んだんですが…

なんと、夏と冬では麺が違うんですよ!
今年の1月に行った時、カルボナーラの麺はちょっと太めのスパゲッティだったんですが…

先月、行った時はタリオリーニ(細めの平打ち麺)だったんです。

ちなみに、タリオリーニの方がソースが絡みやすいため、より濃厚な風味になります。
『Da Rossi』のカルボナーラソースはもともとコッテリ系なんで、管理人はちょっとあっさり風味になるスパゲッティの方が好みかなぁ。

おっと、恒例のモトGPこぼれ話でしたね、はいはい。
今回は『ブルノGPこぼれ話』です。
んでは、どうぞ。

ブルノGPこぼれ話

・ロレンソ大喜び、初『ワールド・ドゥカティ・ウィーク』
ザクセンリンクGPの翌週、ドゥカティの恒例イベント『ワールド・ドゥカティ・ウィーク』が開催され、初参加のホルヘ・ロレンソがファンの熱狂的な歓迎ぶりに感動していた。
ロレンソ選手のコメント。

「ファンの皆さんから、手厚く扱ってもらいました。拍手喝采で迎えられ、否定的なコメントなんて1つもなかったから。」

また、ロレンソ選手は『パニガーレV4』について次のように話した。

「市販機とは言え、ほとんどレーシングバイクみたいなもんですよね。エンジンは230馬力だし。
もちろん、ギアやサスペンションはモトGPレベルではないけれど、ピッロがこれで1分37秒後半を出していたから…それって物凄いタイムでしょ。
本当に驚きましたよ。レーシングバイクと比べると安定感がイマイチで直線コースでも暴れてたけど、でも、物凄いですよ。」

・ストーナーがドゥカティのテストライダーを辞める場合、その理由は?
ケーシー・ストーナーがドゥカティとのテストライダー契約を、もう更新しないのではないかと言う報道が最近あった。
以前、鈴鹿8耐に参戦した際に負傷した肩が(※マシン故障により転倒)、いまだに完治していないからだと言われており、実際、ストーナーは7月に再手術を受けている。
年に数回モトGP機に乗るために体調を万全に調整しなければならないのは重責であり、そのため、テストライダーを辞めることにしたのではないかと言われている。

(ブログ関連記事:ストーナーはドゥカティのテストライダーを辞めるのか?

・ロッシ似顔絵展、タヴッリャ
ヴァレンティーノ・ロッシのファンクラブの企画により、8月7日(火)からロッシ地元タヴッリャの路上に、世界中の子供ファンが描いたロッシ選手の絵が展示されている。

・スズキ、ギュントーリが電制システム&フレームテスト
今回のブルノGPにスズキからシルヴァン・ギュントーリ(テストライダー)がワイルドカード参戦し、レースでは電制システムの進化版およびフレーム改良版を試していた。
6日(月)のブルノテストではファクトリー選手が試す予定である。

・プーチ自転車転倒
アルベルト・プーチ氏(ホンダHRCチームマネージャー)がブルノGPで、左腕にギブスをはめて登場した。また、擦り傷も多数負っていた。
自転車で転倒したとのことで、「MTBで?」と訊くと、次のような答えが返ってきた。

「冗談じゃない。レース用の自転車ですよ。MTBなんてアメリカ人の乗り物だから。」

・KTMフレーム
セバスチャン・リッセ氏(KTMテクニカルディレクター)が、KTM機特有のチューブフレームのパフォーマンスに大満足している。
「理に適った選択ですよ。アルミニウム製のボックス型フレームに比べ、スチール製チューブフレームは少しずつ開発していけますからね。」

・モトGP冬季テスト日程
モトGP冬季テストの日程が以下の通り公表された。
11月20~21日:ヴァレンシア(ヴァレンシア最終戦後の火曜~水曜日)
11月28~29日:ヘレス
2月1~3日:セパン・シェイクダウン(故にテストライダーのみ)
2月6~8日:セパン
2月23~25日:カタール

・ドルナ&スカイ契約更改
イタリア衛星放送『SKY』がドルナとのモトGP放映権を3年間更新したことを公表した(2019~2021年)。

・デ・アンジェリス、代役断る
アレックス・デ・アンジェリスは現在、イタリア衛星放送『SKY』のテクニカル解説を担当している。
しかし、モト2クラスのフェデリコ・フリーニが夏季休暇中のトレーニングで肩を負傷したため、デ・アンジェリス元選手にブルノ代役参戦のオファーが行った。
デ・アンジェリス元選手のコメント。

「確かに、そう言うオファーは来てたし、フェデリコ本人からも頼まれました。
でも、断りましたよ。それなりのレベルの操縦をしなくなってから、もう、かなり日数が経ってるし、格好悪いことになってしまってもねぇ…。」

・今季初、スペイン人ライダー不在
今回のブルノ戦では今シーズン初めて、3クラス全てにおいてスペイン人以外の国籍のライダーがPPを獲得していた。
モト3:ヤコブ・コンフェイル(チェコ)
モト2:ルーカ・マリーニ(イタリア)
モトGP:アンドレア・ドヴィツィオーゾ(イタリア)

また、レースでも3クラス全てにおいてスペイン人以外の国籍のライダーが優勝していた。なお、これは今シーズン2回目である。
モト3:ファビオ・ディ・ジャンナントニオ(イタリア)
モト2:ミゲル・オリヴェイラ(ポルトガル)
モトGP:アンドレア・ドヴィツィオーゾ(イタリア)

※1回目のアルゼンチンGPは以下の通り。
モト3:マルコ・ベッツェッキ(イタリア)
モト2:マッティア・パジーニ(イタリア)
モトGP:カル・クラッチロー(イギリス)

・3クラス大接戦
今回のブルノ戦は3クラスとも実に接戦だった。
モト3:1~3位までのタイム差が0.339秒
モト2:1~3位までのタイム差が0.525秒(下写真)
モトGP:1~3位までのタイム差が0.368秒

・馬鹿げたモト3予選
今回のモト3予選は、実に馬鹿げたことになっていた。
ラスト2分15秒と言うところで多数の選手らがトラックに出てきたのだが、その時点でのPPタイムが約2分08秒だったことを思えば、全員、速攻でプッシュしてチェッカーフラッグが振られるまでに1周終えなければならないはずだった。
ところが信じがたいことに、全員が低速走行をしてスリップストリームを探し始めたのだ。結局、これにより5選手が時間切れとなってしまった。
これはライダーと言うよりは、チームマネージャーの責任だろう。
ライダーがトラックに出る際、「スリップストリームを探せ」「先頭に立って走るな」と指示を出しているからだ。
モト3の若年ライダーは経験も乏しく、結局、言われた通りにやってしまうのである。

はい、では、そろそろ、『ブルノGPまとめ』、行きますよぉ!
今回はすぐにブルノGPが始まってしまうので、1回ですべてまとめてみました。
ドゥカティ組の喜びコメントから確執まとめ、ロッシぼやき、ヴィニャーレスvsチーフメカニック問題など…
さぁさぁ、どうぞ、どうぞ。

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