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本日8/19は『世界写真の日』

本日8/19は『世界写真の日』
感光材料による撮影が初めに実現したのは19世紀のフランス。それからイギリスでネガポジ法が開発され、アメリカで巻き取りタイプ写真フィルムが誕生し、20世紀初めにドイツで「ライカA型」現在でも使われている35mm幅のフィルム企画が誕生しました。ちなみに世界一のキャノンは1937年に創業開始。絵画などのアートと違い報道や商業ベースで写真技術はどんどんと加速していきました。

写真家やカメラマンはプロアマを明確に区別するライセンスはありません。おそらく昔は経済的に誰でも買える代物(フィルム現像も含めて)ではなかったから、撮れた写真という結果は誰でも撮れないものだったはず。さらに危険と隣り合わせというものではなかったから、プロライセンスというものがなかったのではないか?と推察していますが、ただ昨今のカメラ事情は誰でも扱える身近な道具。

SNSの台頭で写真そのものに触れる機会が増えたり、ノウハウを得やすくなったことで、写真そのもの自体がコモディティ化(差がないこと)しています。昔はプロしかできなかったことが、全く同じではないにしても似たようなことが今では素人ができちゃってて、特定の一部分に絞るとプロを超えちゃってるものなんかがある…そんな時代になりました。要するにプロが今まで通りではやっていけなくなったということ。さらにその数が溢れてしまって、良いものでも伝わりにくくなりました。これをボクが習ってきたビジネス塾では「伝わらないものな存在しない」と同じ。でもこの情報が溢れてることと、コモディティ化が起きてることは、なにも写真業界に限った話ではなくあらゆる業界で起きてることだと感じています。

カメラを始めた当初から変わっていないボク考えは、せっかくプロアマの明確な区別がない業界なんだから、プロアマにこだわりを持つのはナンセンスだと思っています。

そんな中で昨日投げかけられた本物の写真とは?芸術というより商業ベースで発展してきたカメラ・撮影・写真業界…。本物って???

今の自分は、30代、40代の頃の考え方や大切なものが少しづつ変化しています。プロとかアマとか、SNSがーとか、連写や機材とかがーとか。もちろん本物か否か?とか、正直そんなことはどうでもいい感じ。

今、自分の眼で見たとっても感動した一期一会の瞬間を、生きた証として作品というレベルのお写真で残せたら…という気持ちで野生動物撮影を続けています。少しでも誰かの心に響き、癒しや元気になれば幸い…。


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佐藤 章(らっちょ) | Akira Sato | かわいい野生動物を撮影する人
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