おままごと好きな子供たちへの贈りもの(仕掛け絵本)
休日、小さいお子さんがいるおうちに遊びに行くときには、おみやげとして、よく絵本を持って行きます。
文章のリズムの心地よい絵本や、ユーモラスな展開にクスッとなる本や、ひたすらに絵の美しい本など、お気に入りの中から1冊を選びます。
シール絵本も、とても喜ばれます。贈る相手に合わせて、キャラクターのシールにしたり、恐竜のシールにしたり、お姫様のシールにしたり。
入園祝いや、小学校の入学祝いや、クリスマスなどの特別な贈り物には、仕掛け絵本も大活躍。
プレゼントして、その場で開いてもらって、パッと絵が飛び出すと、「わあ!」と雰囲気が盛り上がり、印象に残る素敵な贈りものになります。
とりわけ、おままごとの好きなお子さんには、ぴったりの楽しい仕掛け絵本があります! 今回は、そのことを書こうと思います。
「メイシーちゃんのあたらしいおうち」
ねずみの女の子「メイシーちゃん」は、幼稚園くらいの子供たちに人気のあるキャラクターです。
もともと、「メイシーちゃんのおうち」という仕掛け絵本があって、「メイシーちゃんのあたらしいおうち」はその後継なのですが、今はこの「あたらしいおうち」のほうだけが販売されているようです。
この本は、表紙を開いたら、そのまま360度グルッと開ききると、厚紙でできたドールハウスのような「おうち」になります。
初めて本屋さんで元祖「メイシーちゃんのおうち」の実物見本を目にしたとき、私はもう大人でしたけれど、衝撃にも似た感動を覚えました。
子供の頃の私に、子供の頃の妹に、贈ってあげたい。
こんな本が欲しかった。作ってくれた人、ありがとう! と思いました。
元祖「メイシーちゃんのおうち」は1階だけでしたが、「あたらしいおうち」はパワーアップして2階建てです。Amazonの商品ページでは、レビュワーさんが、おうちを開ききったところの写真を投稿してくださっているので、ご興味のある方は、ぜひご覧になってみてください。
「本」であることも、非常な長所です。あっというまに「おうち」になるのも魔法のようですし、逆に、遊び終わったらパタンと閉じれば、保管するのに場所も取らず、親御さんもニコニコ。
お手頃なお値段なので、比較的お財布に優しい上に、贈り先を恐縮させる心配もありません。素晴らしい!
「ようせいのおしろのぶとうかい」
さて、おままごと遊びに夢中になると、どうしても愛用のセットは傷んでしまうものですが、小学校に上がるくらいの年齢になると、力加減を覚えたり、心配りも出来るようになったりして、それほどボロボロにせずに済むようになりますよね。
お姫様やお城に興味津々な子も多く、そうしたら、さっきのメイシーちゃんのおうちより少し造りが細かい、メルヘンチックな、こちらの本も大人気です。「ようせいのおしろのぶとうかい」……妖精! お城! 舞踏会!
Amazonの商品ページの写真だと分かりづらいのですが、この本も360度、グルッと開きます。Googleなどの検索サイトで、書名をキーワードにして画像を検索すれば、開いたところの写真がいろいろ見つかると思います。
ちなみに、この本も、私、初めて見たときに感激してしまって。
だって、本を開いたら「お城」に! なっちゃうんですよ!
大人だって、テンション上がっちゃいます!
メイシーちゃんのおうちと同じく、パタンと閉じれば1冊の本なので、持ち運びも楽々。
メイシーちゃんより少しお値段が高くなりますが、初めて見る親御さんはたいてい、価格を知ると、「このお値段で、こんなにゴージャス!」と言って、目をハートマークにしてくれます。
近所のお友達が「自分も欲しい」と言い出した場合も、シリーズ物になっているので安心です。
お友達の本と自分の本、どちらを遊ぶかその日の気分で決めるのも、遊びが広がって楽しいですよね。
なお、念のために書き添えておくと、何年か前、日本語版の本が入手困難だった時期がありました。英語版は普通に流通していたので、英語版をプレゼントしていましたが、子供たちは全く違和感なく遊んでくれました。
考えてみれば、おままごとをする子供たちの想像力って、物凄いですもんね。何の心配もありませんでした。
なので、日本語版が手に入らないときは、英語版でも大丈夫です。(が、今はむしろ英語版のほうが手に入りづらいかもしれません。)
楽しんでください!
そういうわけで、「メイシーちゃんのあたらしいおうち」も、「ようせいのおしろのぶとうかい」も、今までに何人もの小さなお友達にプレゼントしてきた、とびきりお気に入りの仕掛け絵本です。
前者は入園祝いに、後者は小学校の入学祝いに贈ることが多く、いつも、とても喜んでもらっています。
知っている人は知っている定番ではあるものの、幼稚園などでは(壊れやすいから?ケンカになるから?)置いていないところが多いようで、意外と、名作の物語絵本などに比べて、「知らなかった、初めて見た」と言ってもらえる率が高いです。
こういうオープンな場所に「とっておき」をしっかり書いてしまうのは、秘密をひとつ明かしてしまうような、ちょっぴり勿体ないような気持ちにもなったのですけれど……。
でも、ネットのこちら側から、そちら側へ。つまり、これを読んでくださっている「あなた」と、そのお知り合いの子供たちへ。絵本から仕掛けが飛び出すときの、うれしい楽しい気持ちを贈ることができたらいいな! と思いました。
ささやかな幸せをひとつ増やすお手伝いができたら、とても嬉しいです。
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