見出し画像

一緒に働いたら幸せだと思うひとと働く @yuka_lab12

私は2014年に、それまで一緒にヅカヲタ(=宝塚オタク)として、あるタカラジェンヌさんの私設ファンクラブでボランティアスタッフをしていた仲間である、実加(池田実加)と会社を作りました。

社名はLA BOSSOLE(ラブソル)、フランス語で「羅針盤」を意味します。

もう5年も前になるんですね…。
今振り返るとそれはそれは未熟でしたが、それなりに必死に考えて、私たちは私たちの羅針盤を心に持って船出したつもりです。

特に強く「これがやりたい!」というものを持っていなかった私。自分が会社を作るなんて、社会に出てからの10年ほどの間、ほんの1ミリも思っていませんでした。

仕事とプライベートが分かれていることに違和感を持って、自分の人生を自分でデザインしたくなって、一緒にいたいなと思う人と働きたくて。
ただ、それだけのために夢中で走り出しただけ。

今朝、古い記事ですが、ジブリの鈴木敏夫さんのインタビューを読んで改めて言語化したくなりました。
今の私の「働き方」とは、ということについて。

あの頃、たった二人で始めた会社も、今では何人かの仲間ができました。

とあるコミュニティで出会った大ちゃん(児島大)とは、WEBサイトの制作をアライアンスを組んでやるようになりました。お互いに別の会社を経営していますが、がっちり組んでクライアントさんとの打ち合わせも一緒にやっています。
今では動画制作のほうに軸足が移りつつありますが、彼がいたから事業を広げて来られました。

二番目にジョインしてくれたのは、アルバイトのゆりぴー。元々は、よく通っていたお店で働いていた彼女。そのお店がなくなってしまったときに、こんなことでもないと彼女のように素敵な人と働ける機会ってないんじゃないかと思って、声をかけました。
PCを使った仕事は得意ではないけれど、抜群の人当たりのよさと気配りと、センスを持っています。

その後、一緒にオンラインサロン「箕輪編集室」の運営を担当している大学生のほりぴがなぜかオフィスに居候することに…。
居候するなら働きなさい、と動画編集やデザインの仕事をたまにしてもらっています。

やればやるほど吸収していくから、見ていて面白い。大学生と一緒に仕事ができるなんて、自分で会社やっててよかったです。

ここ最近、仕事を手伝ってもらうようになったさよ。こちらも知り合ったのは「箕輪編集室」。みの編、さまさまです。

ある日いきなり「会社をクビになった」なんて言うものだから、慌ててお仕事をお願いしました。それまでもずっと見ていた仲間ですから、ある程度何ができて、どんなことが好きで、ラブソルの目指す方向と合っているかがわかるんですよね。

他にも、ことあるごとに手伝ってくれる仲間がいます。もちろん、もっともっと増やしていきたい気持ちもあります。

最近、ラブソルのお仕事はますます多岐に渡るようになってきています。
軸となる事業は変わらず、「ノベルティやオリジナルグッズの企画・制作」です。この事業って、ありとあらゆる業種の会社さんとお付き合いできるところが最高なのです。
ノベルティは、どこの会社でも作るものだから。

さらに、ノベルティは理由があるから作るものなんです。「設立何周年記念」とか「新しいお店の開店」とか、「イベント開催」とか。
そういう何かあるときって、ノベルティ以外にもいろいろなことが必要になるもの。それは、イベント運営ノウハウだったり、動画や写真の撮影だったり…。
なので、弊社では「こういうこと、できませんか?」という付随するお問い合わせをいただくことが本当にたくさんあります

ノベルティの制作過程で信頼をいただいたからこそなので、できるところを紹介することもあるけれど、基本はどんなことでも「ラブソルでやります!」と答えるようにしています。それが一番責任もてますから。

小さい会社で受けられるリソースに限りがあるからこそ、お付き合いしているクライアントさんは、すべて大好きな企業さん。うちが一番コミットするに決まってるから、うちでやりたいんです。

その時点で、自信たっぷり引き受けられることばかりではありません。初めて動画の撮影と編集を頼まれた時もそうでした。私もできるんですけどね。宝塚ファンクラブ時代、パーティーの動画を撮影して編集して、DVD販売していたから。

でも、それをしてしまうと業務がいろいろストップしてしまうかもしれなし、それが故に高いクオリティを目指せなくなってしまう。
だから自分がやってしまうより、アライアンスを組もう! と思ったのです。そして、そのとき、そのとき、必要とする仲間がまわりにいてくれた。だから今があるのです。

アライアンスについては、こんな本の影響を受けていたり…。


せっかく自分で会社を作ったのだから、一緒に仕事をしたら楽しいだろうなって思えるひとたちと。
その方が成果が出るからとか、賃金がどうとかではなく。無理をするんじゃなくって、もう、ただただ一緒に働くことが楽しい
ラブソルは、そんな風に働いていこうと思っています。

冒頭に貼った鈴木敏夫さんのインタビューに、こんな言葉がありました。

「会社じゃないですよ。働く人間に誰を選ぶかです。」

そんな鈴木さんは、仕事に対してこんな心境になるそうです。

『ハウルの動く城』は来年に公開予定ですが、正直なところ公開が延期してほしいと思ってる(笑)。もっと長くみんなで作品を作っていたい。だから公開が近づくと憂鬱になるんですよ。公開前に自分たちが死んじゃえば幸せだなって思う(笑)。

もう、最高ですね。一緒に働く仲間も、取引先も、クライアントさんとも、こんな気持ちで仕事したい!
結局、その方が成果も出ちゃうんですよね。

さて、働くぞー!

チームで働くと言うことについては、思い入れがたっぷりあります。一人より、断然遠くまで行けるから。
チームについて悩んでいる人、考えたい人はぜひこの本を予約してください! 人と人とが集まって何かを成すとき、バイブルになってくれる本です。

----------------------------------------☆
Yuka Shibayama
LA BOUSSOLE,LLC 代表


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?