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オンラインワークショップで大切にしていること @derami_no

おはようございます。デザイン事業部のでらみです。

新型コロナウイルスによる自粛期間以降、オンライン上でオンラインワークショップの講師をさせていただくことが多くなりました。

内容はグラフィックレポートが大半。時々デザインについてやらせていただくこともあります。


そこで今日は、私がオンラインワークショップをする際に大切にしていることや気づいたことをまとめてみました。


■アウトプットのブレーキを解く

そもそも、自分のつくったものを人に見せることに、心理的なブレーキがかかっている人がとてと多いことに気がつきました。(たしかに私もはじめはそうだったなあと思いつつ。)

話したり、質問しやすい雰囲気や信頼関係をつくることで、その後のアウトプットの質が大きく変化します。

具体的には以下の3つの方法をとっています。

①顔出しで1:1の関係性を築く
普段オンラインイベントを開催する際は、参加ハードルを下げるため、基本的には画面OFFでの参加もOKとしています。しかし、先にも述べたような理由から、ワークショップ時においてはなるべく表情や仕草が見える状態にしていただくよう、お願いしています。

②参加者のことを知ってもらう
参加者同士がはじめましての場合、冒頭に簡単に自己紹介をしていただきます。お互いのことを知っていても、なかなかオンラインだと声を出しにくいもの。知らない方同士であればなおさらです。安心して、発言をしてもらうために欠かせない時間だと考えています。

③上手い/下手ではない簡単なワークショップをはさむ
ワークショップに様々な習熟度の方が参加されている際には特に、誰でも持っている・使えるツールで、気軽に取り組めるワークショップを行います。

この際に大切にしているのは価値観を築くこと。画力がある=良い、ではなく、その人らしい表現ができること=良い、という価値観を伝えていきます。

例えば、PCを描こう、というお題を出した際、普段SEをされている方がとても丁寧に書き込んでいらっしゃいました。このような時は「いいですね!」という反応をしていきます。

大事なのは上手い/下手ではなく、その人が描いているということ。堅苦しくないやり方で「自分が描く意味」を一人一人見い出してもらえたら、といつも考えています。


■ゴールを明確にする

ワークショップに限ったことではありませんが、その日のゴールや持ち帰ってほしいスキルを、なるべく一つに絞ってお伝えします。あれもこれも、となると覚えることに必死になってしまい、それがストレスになります。

特に冒頭の自己紹介の時点で、それなりの情報量がインプットされている状態です。情報過多にならないよう、シンプルに、を心がけています。

■ツールのレクチャーはシンプルに

複数人に対して、同時にツールのレクチャーを、行うのはなかなかに難しい、というのが何度かやって思うことです。習熟度がバラバラの際は、誰でも持っている・使えるツールを使用することにしています。

■アウトプットの場所を設計する

アウトプットすることに対する抵抗の大小に応じて、アウトプット場所を変えます。小さい方はご本人のSNS、慣れていない方はクローズドの場所。(コミュニティのFacebookグループなど)

自己紹介を通じて参加者同士のコミュニケーションが取れるようになっていると、この時にとても盛り上がります。自然と参加者同士で感想をいいあったり、書き込んだりしている様子を見ると「よし!」と思います。

この参加者同士のつながりが、やがてやり続ける際のモチベーションや支えになるため、長期的に見ても結構重要です。

■今後取り組みたいこと


今後は目的やツールに応じて、少人数制の講座をやっていけたらと思っています。また、長期的に一緒につくり続けられるような仕組みを作っていけたらと考えています。


今後も喫茶ラブソルにて、グラフィックレポートやデザインの講座を定期的に開催していこうと考えています。ご興味のある方はぜひぜひチェックしていただけますと幸いです。


個人のSNSでもイベント情報や制作のアレコレを発信していきます。フォローしていただけると嬉しいです( ・∇・)

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小野寺美穂 / でらみ

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