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何の後ろめたさもないくらい、やり切ったと言えるのか @yuka_lab12

昨日から、共同代表の実加とともに、沖縄に来ています。ラブソル代表の由香です。

どこにいようと仕事はできるし、やることは変わらないのですが、入ってくる情報は変わるし、そこから受ける刺激の量が全然違います。

だから私は、旅が、移動することが好き。

働き方も、その思いを実現できるようにと変化させてきました。まだまだ難しそうだけれど、願わくば、自由に動ける世界であって欲しいと心から願っています。


ラブソルメディア事業部では、代々木上原にあるミシュラン星付きレストラン・sioさんのオウンドメディアである公式noteを担当しています。
こちらのnoteでは、sioで活躍するメンバーのインタビューマガジン「sioのつくりかた」や、SNSで公開されている鳥羽シェフのレシピをまとめたマガジン「おうちでsio」などを公開しています。

本日時点で、5800人以上の方がフォローしてくださっている、見ているだけで楽しいメディアなのでよかったらご覧ください♡


先日、こちらのメディアでsio株式会社のお三方にインタビューするという企画で、お話を伺ってきました。
sioの鳥羽シェフ、味将軍T、岡田パイセンのお三方は、sio株式会社の舵を握るボードメンバー。

今年の一月には、2020年年頭所感として記事を公開しています。
その時も、とにかく「幸せの分母を広げる」ことを自分たちの旗と掲げ邁進していらっしゃる様が、まるで海賊船を操って世界を旅する某少年マンガそのもので、お話を聞いているだけで私の胸まで高鳴り、わくわくしたものでした。

お仕事でこんなに素敵で面白いお話を聞けるなんて、本当に幸せなことです。企業さんのオウンドメディアのお仕事には、これでもかというくらいやりがいがありますが、sioさんはまた格別に面白い。
確固たる信念を全てのメンバーが共有しながら、変化を厭わずリアルタイムに進化をしている姿を近くで共有できるのがたまりません。

取材の内容は、後日記事になるので楽しみにお待ちいただけたらい嬉しいです。それこそ、魂込めて、お届けする所存です。

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今日書きたいのは、取材の後のちょっとした時間に得た、気づきについて。

取材後、私たちを見送ってくれるためにお店の外に出てきてくださった鳥羽シェフが、その場で少しお話ししてくれました。
それは、シェフが週の半分はご自宅で一緒に過ごすという、もはや息子のようになっている愛弟子、sioの仕掛け人オリタクさんのお話しでした。

仕掛け人というこの世になかった肩書きでお仕事をしているオリタクさん。
耳慣れない言葉に「え?」となった方にこそ読んでいただきたい、sio公式noteで連載しているインタビュー「sioのつくり方」のオリタクさんの記事です。

鳥羽さんをフォローしていると、一時期やたらと流れてきていた「仕掛け人」という肩書き。
一体何なの? という疑問をそのままぶつけてみたところ、びっくりするくらい「何なんでしょうね?」とまっすぐ受け止めてくれたオリタクさん。
こんなにまっすぐで曲がらない、それでいてスポンジのようにものごとを吸収できる人っているんですね。
直視できないくらいの眩しさで、多分きっと、いろんなものにぶつかりながらもちゃんと進んでいく人。

そんなオリタクさん、sioでは鳥羽さんの対外活動のサポートなんかもしながら、内側からお料理や、今sioで起きていることについて言葉にされる活動もしていらっしゃいます。

オリタクさんは、sioで仕掛け人として活躍される前から、フリーの料理人と名乗っていた時代からnoteを書かれていたので、私は彼がこうやって記事を書くことを何の違和感もなく受け止めていました。

でも、これ、お仕事なんですよね。仕事で書くのが何なんだって感じなのですが、そのまんまの意味で。
もちろんやりたくてやられていることなのですが、もうこの個人のnoteを書くことも、仕掛け人としての大切なお仕事なんです。

ラブソルが担当している sioの公式オウンドメディアでは、外の会社であるラブソルから見たsioの今とこれからを発信しています。
それとはまた違う、中の人が書くsio。
「幸せの分母を広げる」というsioの理念やカルチャーをダイレクトに伝える、これもsioのメディアなのだと。

これに関して、会社の代表たる鳥羽さんが一緒に本気で向き合いっていらっしゃる。
鳥羽さんは、オリタクさんの書いたものを読み、時には構成を考えて、言葉を紡ぎ出す。読まれなければ意味がないのだからと、数字を分析し、今どんなものが読まれているのか情報を収集するようにアドバイスをする。
もはや、「編集者」です。

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料理人として店で料理を作り、レシピを考案し、SNSに公開するおうちでsioのレシピも考え、本も作り、未来を描いて経営もする。
もちろん一人の男性としても生きていらっしゃるわけで、一体どこにそんな時間があるのかと、物理的に可能なのかと思ってしまいます。
それでも実際に、オリタクさんの個人noteの記事も一緒になって作っているんです。

そんなお話を聞いて、同い年の経営者として(そうなんです)我が身を振り返らないわけにはいきませんでした。
私はそんな風に、全身全霊で生きているか。

ラブソルでは、このラブソル公式noteを日曜日以外は毎日メンバーが日替わりで記事を書いて公開しています。
メディアを事業としているし、多岐にわたる仕事をしているので少しでも言葉にして伝えていかねばと思い、取り組んでいます。

お仕事をいただきたいという下心も、素敵なメンバーを集めたいという下心もたっぷりの自分たちで書くオウンドメディアです。
さらに、持ち回りで書くことでメンバーの考えていることもわかるので、手間はかかりますが、効果は計り知れません。

中には文章を書くことに慣れていないメンバーもいるので、始めた頃こそ、必ず細かいフィードバックをして、修正も行っていましたが、最近はみんなの成長に甘えて全くそれができていません…。

時間を使って言葉を紡いで、この世に出す以上、やっぱり読まれなければ意味がない。記事を書くことを仕事としてもやっている以上、そこにはこだわり抜きたいのに、できていない現状を、気づいていながら見ないようにしていただけなのです。

「たまたまのラッキー」で、note編集部さんに取り上げられることも増えていて、PV数も伸びているからいいや…と、思っていなかったとは言えません。

やり抜くって、生半可ではないんですよね。
奇抜な、なんかすごいことではなくて、当たり前のことを当たり前以上にやり抜くことこそ、誰にでもできることではない。
「そんなの当たり前なんすっ」 という顔をして、熱っぽく語ってくださる鳥羽さんを見つめながら、私は自分の甘えと向き合いました。

企業さんのオウンドメディアの仕事をするようになって、著者さんや女優さんのマネジメントをするようになって、私は切実に「伝える力」が欲しいと願うようになりました。
もしそれがあれば、私たちがこんなに素敵だと思うことをもっともっとたくさんの人に伝えられるのに、と。

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でもそれは、ただただ胸に強く願ったところで、降りてきてくれるものではありません。
やってやってやり抜いた先に、あるもの。

私は自分のことが好きです。経営するラブソルも、そこに集まってくれるメンバーのことも大好き。
だから、そのどれも裏切りたくない。
胸はって相対できる自分でいたいなら、やり切るしかないと、妙に清々しい気持ちでsioさんを後にしたのでした。


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