見出し画像

ファシリテーターとしてのスキルとは? @yukie_toasty422

おはようございます、旅部ゆきえです。

雨の日が増えて、梅雨だと感じることが増えました。コロナ以前だと、「イベント=オフライン」でしたが、今はまだオンラインのイベントが多いですよね。天気に左右されないところは、オンラインイベントの良さの1つなのかもしれません。

ファシリテーターの難しさ

ごく稀にですが、オンラインイベントでファシリテーターをやることがあります。やってみると、「オフラインなら…!」と思うこともしばしば。オフラインでは気にならないことがオンラインになった途端、気になることに変わったりします。

オンラインとオフラインで違うこと

では、オンラインとオフラインで何が違うのか考えてみました。まず、第一に時間の体感温度が違うのです。オンラインイベントに参加してみると、オフラインよりもオンラインの方が1分が長く感じるのです。オフラインでは、人は知らず知らずのうちに場の雰囲気を作っていて、その中に自分もいることで場との一体感を感じやすいのでしょう。

ラブソルが運営をお手伝いしてる、グラフィック・エディター櫻田潤さんのサロン「ビジュアルシンキング・ラボ」の昨年のオフ会の様子。基本ワークショップ型なので、黙々と作業する時間があります。作業時間時中、所々に感じられる櫻田さんの気配が、絶妙な場の雰囲気を作り出します。たとえ、沈黙の中にいても心地よさすら感じるのです。

画像1

しかし、オンラインだとあくまでも自分の日常の延長で、オフラインのように参加前から場の雰囲気を感じながらイベントを待つことはあまりありません。それに加えて、受け身で待つことが多いので、1分の長さがとても長く感じるのではないかと思います。

第二に、表情が必ずしも読めるとは限りません。人が表情から受け取る情報量は多いということに嫌でも気付かされます。ファシリテーション側になると、特にそうです。知り合いであっても顔が出ていないとその日の様子は表情から読み取れません。ましてや、ZOOMを使うと話し手が基本一人なので、その人が話さない限り声の抑揚から様子を探ることもできません。

「場の雰囲気の掴みとりにくさ」は、参加者側にもファシリテーターにも言えます。ファシリテーターができることは、自分が顔出しして、普段は言語化しなくても伝わることもこまめに言語化して伝え、必要以上に沈黙を作らないことではないでしょうか。間の作り方を両方の立場になって体感しながら身につけていくしかないように思います。

ファシリテーターはスキルがあれば大丈夫?

ファシリテーターをやる上で、最低限必要なスキルはあると思います。参加者全体の様子を見渡しながら、参加者に話を振り積極的に参加してもらうことを意識する、ZOOMの機能を理解してスムーズに使えるなどが挙げられます。

これらのことを問題なくできることは、イベントを問題なく終わらせる上では十分なのかもしれません。そこからさらに、より参加者の方にストレスを感じさせず、満足度の高いオンラインイベントにするためには、そのイベントでの参加者の属性も考慮する必要があるのではないでしょうか。

そのコミュニティごとに合わせた、ファシリテーションがある

コミュニテイごとにもつ雰囲気は違います。また、メンバー同士の関係性も違うので、あるコミュニティのイベントでは適切だった判断が、別のコミュニティでもそうだとは限りません。

「コミュニティは生き物」なので、コミュニティがイベント限りのものではなく、すでにあるものの場合、コミュニティメンバーの距離感を加味するとその場から浮かないファシリテーションができるのだと思います。

オフラインイベントが戻ってきても、オンラインイベントがなくなることはおそらくないはずです。むしろ減らずに増えていくと思います。なので、もしファシリテーターをする機会が回ってきたらぜひチャレンジしてみることをお勧めします。自分自らの体験に勝るものはありません。私もこれまでの反省点を活かしながら、次のファシリテーションに臨もうと思います。

**********************
LA BOUSSOLE 旅部
ゆきえ  Twitter
**********************


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?