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ビジュアルレポートにおけるレイアウトのヒントは、身の周りにあふれていた @horimotoharu

普段、LINEは使われますか?
家族との連絡や、友人とのお金のやり取りなどでLINEを活用している堀です。

先日、LINEさん主催のカンファレンス、LINE BIZ DAY2022が行われました。

広告サービスや顧客データの活用方法などの新たな取り組みについて紹介された、今回のイベント。ラブソルは、ビジュアルレポートの制作を担当させていただきました。

「イベントの内容が、興味のある方に届くようにより多くの方に興味を持ってもらえるように、情報を編集しビジュアルを交えてたのしく伝える」

今年で3年目となるLINEさんとのこの取り組み。毎回、ビジュアルレポートを制作しながら多くの学びを得ています。

カンファレンスの配信画面でもビジュアルレポートを表示していただくなど、多くの場面で活用していただきました。

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ビジュアルレポート、レイアウトの難しさ

今回、セッション1とセッション3のビジュアルレポート制作を担当しました。

実は、前回のLINEさんのカンファレンスでもビジュアルレポート制作には携わっていました。しかしそれは、ラフの制作までで、清書は他のメンバーの手によるもの。ビジュアルレポートのプロジェクトにジョインしたばかりだったので、最後まで自分で担当することはできませんでした。

今回は、公開された2枚のビジュアルレポートのうち、セッション3については、ラフから清書まで一貫して担当することができました。

清書まで担当するようになり、苦労したのがレイアウトです。

膨大な情報を一枚にまとめて伝えるビジュアルレポートでは、見てもらう順番や伝えたいことの優先度などを考慮してレイアウトする必要があります。

ただ整っていてきれいに見えるだけでは、ビジュアルレポートにはなりません。

一枚で、きちんと相手に届けたいものを届けられる形になっているものが、ビジュアルレポートです。

清書を初めて担当するようになり、初稿として自分が提出したものには、その視点が抜けていました。

情報がまとまっていて、見やすいものにはなっていたと思います。しかし、人の目の動きや、読んでもらいたい順番などへの考慮が足りていませんでした。

じっくり見なくても情報を受け取ってもらうためには、なにが必要か。

自分なりに考えた結果、「ルールを決めてまとめること」が大事だという結論に至りました。

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完成したのが、こちらです。
背景が緑の部分にLINEさんの新たな情報、背景が赤い部分にZ販促の説明、背景が白い部分に実証実験をまとめています。補足情報となるデータは、背景がグレーの部分に配置し、まとめとなる情報は右下に置いています。

背景色を活用し、情報をまとめることで、読み手の負担を軽くすることを狙っています。

また、人の目の動きを意識して、左上から右下にかけて流れを作るようにしました。

学びのヒントは日々の生活の中に

初めて清書に挑戦するようになり、レイアウトの難しさを実感しました。

弊社デザイナーのみほさんからは、配置する情報を流動体のように認識することで、空間を効果的に使えるとアドバイスをもらいました。

自分のビジュアルレポートと比べると、みほさんの制作したものは、空間が効果的に使われています。オブジェクトごとの境界線が直線的なものだけでなく、斜めにくねくねとしているものも見受けられます。

こうすることで、無駄な空間を作ることなくず、ビジュアルレポートらしさを表現することが可能です。

レイアウトにおいて、「流動体」というキーワードは自分の中になかったので、新鮮な感覚です。

レイアウトのパターンは、世の中に無限にあるわけではなく、数が限られていると考えています。決まっているからこそ、学べば学ぶだけ技術は向上していきます。

しかし、ビジュアルレポートのレイアウトは、既存のパターンを学ぶだけでは、技術の向上に限界がある。身の周りにあるものや自然などを学びの対象にしていくことが、よりよいビジュアルレポートに繋がっていくのだと考えています。

そういう意識で身の周りを見渡すと、庭の小石がランダムでありながらも、隙間なくきれいに並んでいる様子をレイアウトの参考にできそうだと感じてきました。自然だけでなく、意図せずランダムになっているものからもヒントを得られそうです。

例えば、パターの練習をしてそのままになっていたボール。これすらも、レイアウトのヒントです。

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ビジュアルレポートも、身の周りの自然から、多くのヒントが得られる。そんな予感がしています。

6月にもビジュアルレポートの制作が予定されています。その時に向けて、身の回りから多くのヒントを得られるように、学びの姿勢を忘れずに生活していこうと思います。

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堀 基晴▶︎SNS...Twitter / Instagram

<ラブソルへのお仕事依頼についてはこちら>


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