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いい企画は、ひらめきではなく、決めること @yukie_toasty422

みなさま、おはようございます。経営管理室兼マカナイストのゆきえです。

今週のラブソルnoteは、テーマウィーク。新刊の読書感想文をお届けしています。

みなさんは、「いい企画」という言葉にどんなイメージを持っていますか?

特別なアイディアを出すなど、なんとなく才能やひらめきの要素が強いように思っていたりしませんか?

私もこの本を読むまでは、「いい企画」にそんなイメージを持っていた1人でした。

いい企画って才能がないと出せない?

「何か企画を考えて出して! 」そんなふうに言われたとき、なんかいい企画はないだろうか…なんて考えをめぐらす。

うーん、なかなか思い浮かばない、そんな経験をお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。私もそんな経験があります。

つい最近だと、私がコミュニティマネージャーを務める、ラブソルの直営コミュニティ喫茶ラブソルのイベント企画案について。

こちらのイベント、ラブソルメンバーがそれぞれ案を出して、喫茶ラブソルで開催したらいいのでは、というイベントを考えてみました。

その中で、ほのかちゃんの提案したインスタグラム運用のイベントを開催することになりました。

インスタ運用講座の詳細は、先日ほのかちゃんが書いてくれました。

私も、何かみなさんに楽しんでもらいながらも、何か役にも立つ企画はないものか…と考えるも、これだ!というものが思い浮かばず…。

いい企画を出したい! そう思いながらも浮かばないとき、才能がないのかなと心のどこかで思っていたような気がします。

才能という考えを持ち出すことで「いい企画」を出せない自分を仕方ないと肯定していたのかもしれません。

この本では、「いい企画」とは決めることである、と冒頭に書かれています。さあ、読もうかと思って本を開いた瞬間から、目から鱗でした。

しかも、企画は、先天的なセンスやひらめきが必要なわけではないと、書いてあるではないですか!

衝撃を受けつつも、このいい企画とは決めることってどういうことだろう…と疑問に感じていました。

決めることは誰にでもできる

決めること、というのは日常の中でも誰しもが行なっています。何を食べるか、何を着るか、何気ないことでも、私たちは日々何かしらを決定し、積み重ねながら生きています。

つまり、「いい企画とは決めること」だというなら、私たちは誰しもが「いい企画」を出せる素地は持っていると言えるのです。生きるということは、決断の連続ですから。

企画がない状態とは、可能性が無限にある状態だとこの本では書かれています。つまり、決めることを繰り返していくことで、選択肢を減らし、実現に向けて進んでいく「いい企画」に絞り込んでいくのです

そう、もともと「いい企画」が存在するのではないのです。

これだ! と思ったものの、やはり違ったというときは、軌道修正すればいいだけのこと。とにかく、決めてやることが大事なんですよね。

まずは、可能性が無限にある状態を脱して、企画のある状態にする。そこからいい企画に近づけていく。

そう考えると、「決めること」ができれば、自分にもいい企画が作ることができそうな気がしてきました。

確かに、企画を考える時、あれこれ考えをめぐらせ、結局決めるに至らなかったり、決めたとしても軌道修正をするのが遅かったりと、こうありたいと考える企画の実現に向けて、試行錯誤する発想に乏しかったように思います。

そもそも企画ってなんぞや?

企画とは、「何かを実行するために必要なことを決めること」だとこの本では定義されています。

この企画という言葉の定義も、この本を読むまで自分の中で意識したことがあっただろうかと思うほど。

きっと、企画だけでなく、私たちは言葉の定義を曖昧にしたままで、なんとなく取り組んでいることが多いのだと思います。

言葉に対する解像度が低ければ、その言葉の意図することが汲み取りきれず、自分の中にあるイメージだけで実行し、的外れなことをするかもしれませんよね。

この本の中では、企画力という「力」は存在しないとされています。

企画力はシステムであるとされ、以下の5つに分解できるとのこと。(これら5つの力の詳しい解説は、この本にわかりやすく紹介されているので、割愛します)

①インプット力
②結びつけ力
③多産力
④巻き込み力
⑤やりきり力

これは、あくまで企画力が単独のものではないことをわかりやすく表現するために分類されているに過ぎないと著者は言います。

企画力を高める際は、これらをさらに細分化して、企画に対する思考の解像度を高めていく必要があるとのこと。

企画力が、育てていける。そうわかったら、あとは実行するだけです。

失敗かどうかより、企画して実行する

仕事の実績が、種類より格が重んじられる時代から移り変わり、変化のスピードが速い、これからの時代、いかにいろんなことができるかが重きを置かれつつあります。

また、仕事ではミスしない正確性から創造性が重要視されるようになってきました。失敗してもいいから、自分で企画して実現できる人がこれからの時代活躍していけるとこの本の中で書かれています。

失敗した企画すらも実績にできてしまう時代。次に活かして、また実行すればいいのだと考えると、企画して実行するハードルが低く感じます。

喫茶ラブソルでこれから開催予定のイベントに、オンライン料理教室があります。料理を作ることには慣れているものの、料理を作りながら教えることは未知の体験。

この企画が、参加してくださるみなさんに楽しんでいただけるように事前準備を進め、実際終わってみて振り返った時に、反省すべき点は次回につなげる。

失敗にへこんでやめるのではなく、また新たに企画し実行すればいいじゃないか。そんなふうに、思わせてくれる本でした。

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