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【専門家アドバイス】こだわりにどこまで付き合う?こどもへの障害告知はどのように進める?

【ご相談】

未就園児です。
ASDと診断されています。
こだわりが多くてなかなか日常生活がスムーズにまわりません。
こだわりにはどこまで付き合ってあげるべきですか?


【La lucheからのアドバイス】

ご相談いただきありがとうございます。
幼ければ幼いほど、こだわり行動が強い印象があります。
ルールや社会規範の理解もまだ難しい年齢ですね。
未就園児にとっては、世の中のすべてのものが新しいことの連続です。
特にASDのお子さまは先を想像することに困難性をお持ちのことが多く、変化がとても苦手です。
少しいつもと違うだけでも全く別の新しいものに感じていることがあります。
こだわり行動はその変化による不安から身を守るための防衛的な行動であることも少なくありません。
『いつもと同じ』『知っている未来につながる』ということで大きな安心感を得ています。

こだわっているものを守ってあげられないことでパニックや不適切行動、2次障害につながる可能性があります。

保護者さまの日々のご負担は大きいのですが、今の段階はこだわりを守ってあげて人や環境への安心を十分感じられることが大切です。
安心感を十分に感じることができ、さらに成長とともに変化に慣れることができればこだわる必要性が薄らいできますし、少しずつこだわりを外せるように導いていくことができます。


サポートする保護者さまも日常生活がスムーズに回っていかないことで気持ちの面でもお辛くなることがあると思います。
ストレスが溜まりすぎないよう療育施設などお子さまを預かって支援してもらえる外部の機関と繋がり、ご自身のためにもお子さまのためにもお一人でゆっくりリラックスできる時間を作ってくださいね。



【ご相談】

5年生です。
最近自分はみんなと違うからということを言うようになりました。
本人への障害告知をどのように進めていけば良いか悩んでいます。
アドバイスをお願いいたします。

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